第49話 夜更かしをして魔法の勉強をするんだよ
やっと10万字行きました。
無理だと思っていたんですけどあっという間でしたね
ありがとうございます
私は、図書室で何時間か勉強をし、昼ご飯を食べ勉強をし、
夜ご飯を食べ寝室で勉強をしていたらいつの間にか夜中になっていた。
お父様が私の髪型を見て何かを言いたそうにしていたがそれはまた別のお話
「先生、もう時間ですか」
私が近くにいるであろう先生に話しかけると
「どうだろうね、そうだな、う~ん、
あと1時間経ったら外に出ようか」
と先生が返してきたため私は、適当に1時間勉強をした。
一瞬寝そうになったが、本を鼻に落とし眠気を覚ますことに成功した。
「先生、今度こそ本当に時間ですよね」
確認を取るためにそう言うと
「そうだよ~、時間だよ~」
間抜けな声でそう言われた。
「そうですか~、もう時間ですか、
そう言えばこれってどうやって外に出るんですか」
少し眠かったので瞼を擦りながら窓に打ち付けられている鉄格子を見ながら言うと
「あれ、君の部屋ってこんな物付いていったけ」
驚いたように問い返された。
「付いていましたよ、
鉄格子では無かったですけどね、
昨日までは木の板を打ち付けていたんですけど、
いつの間にか変わっていました」
こう言うと
「どうしてこんなのが付いているんだい」
本当に分からないという風に聞いてきた。
「黒猫、貴方が私の部屋を覗いていたことがあったでしょう
私がそう聞くと
「あったね、大分前に」
思い出すかのように目を閉じそう言った。
(どうして、そんな動きする必要があるんだ)
そう思いつつ私は、
「あのとき先生、後ろ向きに落ちていったじゃ無いですか」
欠伸をしながらそう問いかけると
「したね、そういえば」
毛繕いをするかのように動きそう返答をした。
「あのとき私は、先生を本当の猫だと思ってたので死んだと思って心配で窓から身を乗り出して無事なのか確認したんですよ」
こう言うと
「ははは、話しのオチが何となく分かったよ、
君、馬鹿だね」
腹を抱えながら笑う動作をしながらそう言ってきた。
「そうですよ、落ちましたよ、悪いですか」
私がそう言うと
「そうかい、すまない、すまない」
と笑う声とともにそう言った。
「それで、そうやって出るんですか」
話の脱線を感じた私がそう問いかけると
「大丈夫、大丈夫、
君には、僕があの程度の鉄格子を破れない神様だと思うのかい」
薄ら寒い笑い顔を浮かべそう言った。
「破るってどう言う意味ですか」
私がそう問いかけると
「言葉の意味のままだよ、早速やるか」
先生は、そう言い魔法を鉄格子に対して行使した。
(あれ、そう言えば、破るって壊すって事になるよね、
壊されたらどうやって直せば良いんだ)
こう思った私は、
「先生、ちょと待って」
と声を張り上げたが遅かった。
「っへ、なんだい」
もう鉄格子を粉々に粉砕した先生がそう言ってきた。
(あっ、やばい、これ、本当にどうやって証拠を隠滅すれば)
そう思い泣き崩れるように倒れた。
「えっ、本当にどうしたんだい、気持ちが悪いよ」
先生はこう馬鹿にするようなことを言ってきた。
「先生、これどうするんですか」
私が突拍子も無くそう問いかけると
「これってなんだい」
先生は分からないのかそう返してきた。
(まぁ、さっきの私の質問だったら分からないのも当然か)
こう思いつつも素早く立ち上がり元々鉄格子があった窓に指を指し
「これをどうやって直すのかっていう話しですよ」
私が怒ったようにそう言うと
「あぁ、そういうことか、
それなら心配しなくても僕が直してあげるよ」
とありがたいことを言ってくれた。
「本当ですよね、本当の本当ですよね」
私は、前回のこともあったためちゃんと確認を取った。
「本当だよ、本当そこまで確認取られるほど僕は信頼無いのかな、自信をなくしてしまうよ」
と少し驚いたような面白いような声でそう言った。
「分かりました、信じますよ」
私がそう言うと先生は、満足するかのように窓から飛び降りていった。
この部屋は私が飛び降りたら多分骨折、最悪死ぬくらい高い
その為どうしようかなそう思い私は、窓から辺りを見渡した。
(ロープで下りようかな、流石に3階から降りるのは怖いな、
それにそんなに長い奴無いよな)
と思い私は、小声で
「先生、聞こえますか」
暗闇に向かってそう発言した。
「なんだい、何かようかい」
先生は、そう言い浮かんできた。
「これ、どうやって降りれば良いんですか」
私がそう問いかけると
「飛び降りれば良いだろう」
と当然かのように言って来た。
「此処から飛び降りたら死ぬでしょう」
私が怒るようにそう言うと
「そうか、死ぬのか、
それじゃあ、君には一端風魔法を教えよう」
と面倒くさそうに言った。
「風魔法ですか、
私の魔法って創造魔法と闇魔法だけじゃ無かったんですか」
こう問いかけると
「何を言っているんだい、
君の得意魔法がその二つだけであってそれ以外には使えないなんて僕がいつ行ったんだい」
と変な事を言うなよと怒るような声でそう言った。
「確かに言ってませんね」
私が思い出すかのようにそう言うと
「そうだろう、そうだろう」
と言って来た。
「分かりました、早速教えてください」
私がそう言うと
「取り敢えず、魔力を外に出して風を起こして」
とまたもや面倒くさそうに言われた。
「風を起こすですか、分かりました」
そう言葉に出し考え始めた。
(風を起こす、自分から出してそのまんま突きに抜かせる感覚でやるか、
でも、そのままやり続けるとぶっ倒れるよな、
そうだ、出して戻すか)
そう決めた私は、早速実行した。
風は発生した。
だが、それに人を浮かせることが出来るほどの力が存在するとは思えなかった。
主人公に対する他登場人物の評価(登場回数が少ないのはすいません)
・お父様→変だけど愛くるしい娘
・お母様→少し癖があるけど賢く可愛い娘
・黒猫先生→馬鹿でアホで屑だが魔法だけは出来る娘
・ロナルド君(騎士君)→変人で侯爵様を尻に敷いているけど可愛らしい
・マリー(メイドさん)→優しくて可愛らしい聡明なお嬢様
・師匠→少し頭が足りないが突発的な思考や奇抜な発想が多い
・フランさん→教えたことを直ぐに実行する良い子、ちょっと変人




