第37話 可愛らしい凄い人
すまん、今日も時間なくて800文字、1600字は行きたかったけど無理やった。
すまん
「こっちで良いですよね」
私が、メイドさんにそうやって聞くと
「あの、お嬢様、違います、反対です」
と返される、
私は、そう言った会話を何度も何度も繰り返し、
やっと、やっと、大体二時間くらいで図書室に到着することが出来た。
やっとの思いで図書室に到着した私は、
(良かった、着くことが出来た、泣きそう
もう、嫌だ、探索は、もう絶対しない)
そう思いながら
「メイドさん、ありがとうございます。
それと、すいませんでした、私のせいで貴方の時間を取らせてしまって」
と申し訳ない気持ちがマックスな状態でそう謝った。
私の言葉に一瞬キョトンとした後に、可笑しそうに
「ふふふ、構いませんよ、お嬢様、
私の仕事は、このお城にお住まいの貴族様のお手伝いをする事なので」
と可愛らしい、何処か、悪戯っぽく見える仕草でそう言った。
メイドさんの仕草を見た私は、
(可愛いな、どうやったらこんなにも、可愛らしくなれるだ、
憧れるな、前世だったら惚れていたかも)
そう思いながら
「ありがとうございます、そう言って頂けると私も気が楽になります」
そう言って笑顔で返した。
(多分、笑顔出来てたよね)
そう思いながら、メイドさんの返答を待った。
「ふふふ、そうですか、分かりました、
気が楽になって下さるなら、いくらでも言いますよ」
と冗談めいたように言ってくれた。
(可愛いな、あと、久しぶりに同年代の子と話したかも)
そう思いつつ私は、その後も少し話しをして、メイドさんと別れた。
「それでは、お嬢様、お仕事に戻らせていただきますね」
そう言ってメイドさんが帰っていった後に
(あれ、そう言えば、あのメイドさんの名前って何なんだろう)
そう思って聞かなければと言う使命感のような何かに駆られメイドさんが出て行った扉に駆け寄って扉の外をキョロキョロって言う感じで探したが、もうメイドさんは、何処かに行ってしまった。
(早いな、早すぎる、
さすが、メイドさんだ、凄い)
そう思い私は、もう何処かに行ってしまったメイドさんに憧れのようなものを抱いてしまった。




