第335話 パーティーの準備をするぞー
独白が多いせいで、最初期みたいな書き方になった。
ごめんね。苦手な人。
数日前にカシワギに会いに行って、私の魂が複数個ある状態が異常なのかを調べてみました。
それで結果は私が異常だったようです。
色々と悩ましいですし、気になる事もありますが、今日に至るまで特に何も疑問を解決する解は出て来ません。というか、余地すらありませんよ。ハハハ。
えーと、はい。
そして、話は変わるのですが、本日は皇帝陛下主催のパーティーの前日です。
その為に、色々と準備が必要らしいです。
なので、一端魂などと言う事は忘れます。
(色々と考えてて、恥かいたら本当に申し訳ない)
と思いましたのでね。はい。
「・・えっと、なんの準備するんだっけ?」
一応は数日前に正礼装は用意しましたし、特に準備する必要のあることが思い付きませんね。
挨拶の確認とか、席順、持ち物の確認とかなのでしょうかね?
色々と何をするのだろうか、と考えていると、扉が叩かれた。
「どうぞ」
と叩いた主に言うと、
「失礼します。お嬢様」
メイドのアリアさんがやってきた。
そのあと、付いていって色々と最終確認をしました。
お礼とか、挨拶とか、持ち物とか色々の。
まあ、何というか、私の予想通りの確認でした。
そして、最後にドレスも着ることになりました。
「あの、これって今着るのですか?汚すのが怖いのですけど・・・」
「仕立て直し、などがございますの」
「そうですか・・・。はい、分かりました」
(いやあ、何か・・・。憚られる。私、殆ど男の意識が霧散してるけど、流石に憚られる)
コルセットとパニエを利用しいて、肌とかを露出させないようにした、堅苦しいドレスを見つめる。
・・・てか、コルセットってルネッサンスじゃなかったけ?
今って、ルネッサンスだったのかな?中世だと思ってた。
(・・・ハア、嫌だなあ)
忌避感が凄いのだが、後々大変な恥をかく可能性を消す為だ。
うん、しょうがない。うん。
「えーと、私はこのまま立って、指示に従っていれば構いませんか?」
「その通りです」
「分かりました」
ということで、まず、コルセットを締められました。
そして、
「うぐっ」
喘ぎ声を漏らしました。
(あっ、これは無理かもー。私、太ってないのにな)
きついなー、と文句を言おうか、と考えていると、
「大丈夫ですか?お嬢様」
との確認がされた。
「・・・すっ、少しだけ緩めて貰う事って、出来ますか?ちょっと、なのですけど、息苦しいです」
「もっ、申し訳ありません」
「大丈夫ですので、出来るだけ早く」
そうして、少しだけ緩めて貰った上で、ドレスを着ました。
とても重かったです。
着る人の気持ちを考えてない、見栄えだけを重視したものに感じます。
・・・男装をしたいな、って思いました。
確か、あっちは普通の貴族は燕尾服、偉い軍人さんは軍服らしいので。聞く話によると。
はあ、と溜息を漏らしそうになっていると、
「お嬢様、とてもお似合いです」
とのお褒めの言葉をアリアさんより頂いた。
「ありがとうございます」
お礼を言いつつ、考える。
(この服装、私は嫌いだなー。重いし、デカいし、豪華絢爛だし。もっと、質素な形が良いよ。無地とか)
若干の毒を吐いた。
「・・・あのっ、これってもう脱いで構いませんか?」
「はい。大丈夫です」
っで、重くて、豪華で、そして暑っ苦しいドレスを脱ぎました。
・・・明日、これを長時間着ることになる、というのは億劫で、億劫で仕方がありません。
でも、貴族としての務めだ、と考えて我慢することにします。はい。
色々と不満は残りますが、部屋に戻りました。
そして、その数分の後に、
「お嬢様、お手紙です」
と言ったように、アリアさんから手紙が届けられた。
「えっ、誰からですか?」
疑問を呈しながら、手紙を受取り考える。
(明日のパーティー関係のことか?・・私、なにもやらかしてないよな?・・・もしや、中止か?そんな事、あり得るか?てか、それ以外考えられない)
これ以上社交界デビューが遅れるのは不味い、と焦っていると、
「侯爵様からです」
との嬉しい返事を受取った。
「ああ、そうですか。お父様からですか」
(良かった。ホンマ、良かった。・・・てか、お父様からなんだ。なんだろう?もうすぐ来れるよ、とかかな)
内容が気になりつつも、
「ありがとうございます」
とのお礼を言い、アリアさんが退室した後に手紙を開いた。
「えーと、なになに。・・・へえ、はあ。そうですか」
まあ、何というか、内容を纏めるならばこうなるだろう。
『諸事情により、帝都に行けなくなった。本当にすまない。それと、気を付けてくれ』
と。
「へえ、はあ。まあ、そう言うこともあるでしょうね。まあ、はい」
色々と呟きながら、理由を考えてみるのだが、特にありそうなのは思い付かなかった。
その為に、ないとは思いたいが、不倫でもしたのかな、考えていると、
「新聞持ってきましたよー」
アースベルトがやって来た。
(何か、タイミング良いな。これはご都合的に、領地で何かあったのか書いてるんじゃね?)
との思いで、新聞を読んでみたのだが、現実はそれ程までに素晴らしいものではなかった。
案の定書いてはなかったのです。はい。
お礼を言い、アースベルトが帰った後に、
「えーと、お父様とアルがこちらにいらっしゃらないことを、残念に思います。大変な事が──────」
適当な文章を考え、手紙に書いていくのだった。
まあ、なんだか少しは悲しいな、と思うと共に、何かあったのかな、と凄い気になりますね。
明日の新聞とかに載ってないかな?
載ってたら嬉しいな。
次回、話が没りました。
お父様達が来れない理由、を開示したいのだけど・・・
考えてた理由が少し、ちょっとまずい。
その為雑に埋め合わせしました。ごめんなさい。




