第290話 特定の力凄いね。
・・・あっ、お久しぶりです。投稿してすぐに見ているのなら、多分約一月ぶりだと思います。その、なんと言いましょうか、・・・久しぶりで非常に申し訳ないのですけれども、一部文章が可笑しいです。理由としては、頭が絡まってよく分らないことになりました。
あっ、あと目標達成してしまいましたね。300ptの奴。休載した一日目に。
次の目標は、334ptです。
阪神は関係ありません。
先生に止められ、報復が『注意・警告・お話』に変更されてから七日間が経ちました。
本当はギャングやら、マフィアやらの下準備をしようとしていたのですが、計画が変ってしまったので私はやれることはなくなってしまいとても、とっても暇でした。
ですが!ですが、それも、もしかしたら今日までなのです。
何故ならば、冗談で出した十日間という短い期限が今日で終わり、調べ終わっているのならば誰が犯人なのかを教えてくれるのです。調べてくれたレイが。出来ていると思いませんが。
ワクワクする気持ちを堪えながらも、学校で授業を必死に受け、家に帰り、そこでレイの帰りを大人しく待ち、約三時間。
(逃げられたかな。ハア、呼び寄せようかな)
何となくそんな思いが湧き始めていた。
三時間は流石に長すぎるのだ。
二時間とか、二時間半はギリギリ耐えることが出来る。
けれど、流石に長いんだよ。
特にやることはないから、時間的に問題はないんだけど。
けれどもね、嫌なんだよ。人に待たされるのは。
イライラして怒りそうになるから。
(はあ。遅すぎる。呼び出すか。魔法で)
先程から十分程度経ったところで、流石に耐えられなくなってしまったので、
「レイ来────」
命令を出そうとしたところで、
「申し訳ありません。そっ、その。遅くなりました」
と声が部屋の中で響いた。
(・・・いつの間にやってきたんだ。分からなかった。透明のまま入ってきたのか。・・・それ以外ないな。・・・これ使って襲われたらヤバいな。これからは普段の生活からも索敵魔法必要だな)
色々不味い想定をしながら、
「大丈夫ですよ」
先程までの若干苛ついた表情から、笑顔に変えながら言った。
はずなのだけれども、
「もっ、申し訳ありません。申し訳ありません」
と何故か謝られてしまった。
(人の笑顔苦手なのかな)
それと共に、
(これ程までにこの子弱気だったのか。驚きだな)
驚愕の思いが湧いてきた。
「それで分かりましたか。嫌がらせをしてきた人達の顔、名前、学年とかは」
何時までも謝られていると良心の呵責があるし、面倒なので話を切り出すと、彼女は、
「そっ、そのぉ。えーとぉ」
目を泳がせながら声を上げた。
(ほーん。これは無理だったな。予想通り。十日間だもんな。私も短いと思うよ)
無茶ぶりをしてしまったことに申し訳なさを抱きつつも、
「出来ているのか、出来ていないのか、それを端的に説明してください」
彼女を急かすように言うと、
「もっ、申し訳ありません!出来ませんで───」
徐々に消えゆく声で言われてしまった。
(いやあ、何か申し訳ない)
短すぎる期限を設けてしまったことに、何とも言えない気分になりつつも、
「どれくらいの進捗かを教えてください。何人分かったのか」
彼女に問いかけると、
「じっ、一六人分かりました」
若干噛みつつも教えてくれた。
「そうですか。分かりました。文字書けますか?書けるのなら、紙渡すのでその人達の学年、名前、住所を書き出してください。あと出来るのならですが、顔の絵も描いてください」
と彼女に言うと、
「分かりました」
短く返事をしてきたので、
「優先度は、名前、学年、住所、似顔絵の順番です」
優先する順番も言っておいた。
(似顔絵とか、特定の物に時間を取られすぎたら困るからね。暇で暇で)
と先程、彼女に言った言葉の理由を思い浮かべながら、
「紙とペン、それとインクです」
一式を手渡した。
受取った彼女の
「あっ、ありがとうございます」
御礼を聞いたところで、大事なことを思い出したので、
「あと、どれくらいで全員特定できそうなのか、それを教えて貰っても構いませんか」
必死に書いている彼女に言う。
すると、
「えっ、そのぉ」
考えるように声を上げながら、こちらを向き、
「二日、いえ三日さえあれば、いけます必ず」
と力強く言ってきた。
(短くね。本当に出来るのかな)
十日間で一六人も特定した力は認めるのだが、それ以上居る可能性もあるために、心配に思い、
「出来ます?短すぎませんか」
と彼女に言うと、
「でっ、出来ます!あと一人だけなので」
威張るような調子だった。
(あと一人なんだ)
驚く気持ちと、
「どうしてそれが分かるというのに、名前などは特定できていないのですか」
疑問に気持ちが湧いていた。
「えーと。それは・・・」
レイは質問を投げかけると、目を泳がせ始め、
「そのぉ、最後の一人は、何というかよく分らないんです」
要領を得ない返答をしてきた。
「どういう事ですか?」
意味が分らないので問いかけると、
「何というのか・・・そこに魔力がある、それは分かるのですけど、そのっ、すっ、姿が見えないんです」
彼女は言い淀んでいた。
(姿が見えない。魔法だよな)
とそれ以外ないであろう物を浮かべながら、
「それは魔法ではないのですか?魔法を使っているのならば、残ってる魔力で個人を特定できそうな物ですが」
彼女に言うと、
「その、魔法ではない、です。魔法が使われたような魔力がその場に残っていなかったので」
予想外の返答が返ってきた。
(魔法ではない。・・・有り得ないだろ魔法以外)
と思わざる終えなかった。
「勘違いなのでは?」
「違うはずです。三日ほどそれを疑いましたけど、魔法で使われたような魔力は確かにありませんでした。・・ですが、歪な物が───」
「歪な物?」
「はっ、はい。よく分らない力で隠匿したような魔力がその場にありました」
(隠匿、魔力を。・・・私も出来ないな。そんな事)
と思い、色々と考え、
「その歪な魔力、それが魔法の残滓で生まれた魔力ではないのですか」
彼女に問いかけると、
「それはないと思います」
キッパリと答えられた。
理由は、
『魔法を使った、使っているにしては少なすぎる。それに加え、人体から漏れ出てる魔力、そう考えた方が自然だから。量的に』
だそうだ。
(本当にどういう事だ)
頭を悩みに悩ませていると、
「そのっ、えと」
彼女は声を上げ、
「えーと、あのぉ、そのっ、特定できなかった人は、特定できた一六人とは無関係だと思います」
新しい情報を投下してきた。
(無関係?マジかぁ)
驚きつつも、
『十六人と共に行動をしていることが一度もなかったから』
という発言を聞き、大事なことを思い出したので、
「えーと、そうですか。分かりました』
相槌をして、
『・・えーと、一六人の方は、『ヒルビア正教会』って宗教と関わっていましたか」
問いかけると、
「えっと、ヒルビア正教会?」
目を泳がせていた。
・・・えっ、マジ?
驚く気持ちを抑えつつ、記憶を辿ってみた。
すると、
(そういえば、それについては何も言ってなかった)
自分の発言の不備に気付いた。
「えーと」
声を上げながら、そこら辺に置いてある紙と、予備のペンを持ち、
「こんな感じのペンダント付けてませんでしたか」
急いで奴らの象徴を象った物を書くと、
「あっ、はい。付けていました」
と返事をしてくれた。
(よし!予想が当たった。ビンゴだ。やっぱり、嫌がらせをしてきた連中と教会は繋がってたか。報復で良さそうだな。こっちが断った事への)
嬉しく思いつつも、
(関係ないと思われる後一人、そいつが問題になりそうだけど、一端放置で、一六人の方を解決してからだ)
予想外の方への事を決め、
「レイ。危なくない範囲で最後の一人を特定してください。期限は問いません。出来れば来月には教えて貰えると嬉しいです」
と目の前で若干呆けている彼女に言うのだった。
次回、主人公が狂行ブチかまして、飲酒するかも。
一応、どっちも異世界では、モラル的にはアウトだけど、法的にはセーフなので。
以下読み飛ばしてもおkです。
要点としては、「突然投稿止まるかも」ですので。
久しぶりにお願い。
今後突然に投稿が止まる可能性が大です。
理由としては、休載中にストックを貯められなかったからです。
もう一個の理由もありますけど、長くなるので興味がある方は活動報告に書くのでそっちで確認お願い致します。




