第280話 くぅ。難しい。非常に難しいし、悩ましい。
頭痛が辛かったり、忙しかったりして書けなかった。
ごめんなさい。明日、頑張ります。
学校に登校しました。
そして、今日もまた物が盗まれました。
まあ、対した物ではないので構わないのですが・・・
ちなみに今回盗まれたのは、ペンのインク入れです。
・・・・いや、待てよ。インク入れって高くね。硝子製だし。
あぁ、待って、いや、高いよな。インク入れって。
あっ、イライラしてきた。
絶対に相応の、いや倍返し以上で、報復してやる。
報復、復讐と色々な気持ちを燃やしていると、
『ガラガラ』
と扉が開かれ、理科の先生が入ってきて、普通に授業を受けた。
楽しいかと聞かれたら、たいして楽しくはなかった。
だが、教えるのは上手いし、国語の嫌味じじいみたいな授業はしない。
それ故に、快適に授業を受けることが出来た。
(さて、これで三限目が終了した。っで、一番の問題教科である体育が訪れるわけだ。多分、いや絶対に、私の服は奇抜なデザインにされるだろう。現代人には理解できないデザインにされてしまう)
と心中で思いながら、更衣室に歩いて行き、道の途中で、
(いや、待てよ。教室に放置されてる鞄。あれが一番ヤバいんじゃね)
このことに気付いた。
(今まで、服のことばかり気にしてたけど・・・バカじゃん)
自分に、色々と暴言を言いながら、若干走って教室に戻り、
「よし、よし」
被害を受けていない事を指さしで確認し、
(これ持ってて、ロッカーの中に突っ込むか)
呟きながら、鞄を持ち更衣室に走った。
そして、鞄を突っ込み、服も急いで脱いで突っ込み、持参した南京錠を掛け、服を着替えて、ダッシュでグラウンドに出た。
結果としては、ギリギリ。本当にギリッギリ間にあいました。
具体的には、並んだ直後にチャイムが鳴るくらいには。
それで、まあそんなこんなでバカみたいに疲れる体育が始まりました。
今回は、持久走でした。バカなのかな、と思いました。
最近は朝も段々と暖かくなり始め、余裕で死ぬぞこれ、と思いました。
(辛い。辛いよ。死ぬ。死ぬぞ。死んでやる。ムリィ。死ぬ。うっ)
これを連呼しながら走り続け、一応は死なずに終われました。
良かったです。私の体力は案外多かったようです。
「うぅ」
ちょっとだけズキズキと痛む肺を押さえ、
(あぁ、死にそう。・・・体育ってクソだな。まず運動がクソだ)
文句を喚きながら、更衣室に入り、ロッカーを見ると、
「うわお」
と声を漏らすことになりました。
まあ、何というのか、ロッカーが開いていたのです。半開きですが。
(いやあ、此処まで暴力的とは)
純粋に驚きます。
何たって、ロッカーに掛けていた南京錠が、しっかりと壊されているのです。
真っ二つですよ。真っ二つ。
(これどうやったんだ)
疑問に思いながらも、壊された南京錠を持ち、半開きのロッカーの中を見る。
すると、ご丁寧にも鞄や、服が切られていました。
(鞄、レザー製のなのに良く切れたな。凄いな。頑張ってるんだな)
と思いながら、制服を手に取り、広げてみると、
『くたばれ』
やらなんやらの暴言が書かれていました。
(うわーお。凄い。アニメとか、漫画みたい。現実でこんな事する奴いるんだ)
若干笑いそうになったが、我慢をしつつ、
(さて、どうした物かな。面倒くさいな)
結構、嫌がらせしている奴は、私にご執心のようだ。
「さて」
(どうした物かな)
と考えつつも、取り敢えず服と鞄とその他諸々を創り出した。
(よし、考えるか。どうやって犯人を特定しようか)
心中で呟きながら、服を着替え、教室に向かって歩く。
(うーん。安易な方法でいけるかな。現場を抑えさえすれば。多分)
相手はバカそうなのでそう考えつつ、丁度よく到着した教室に入り、席に座った。
(えーと。どっかの授業をサボる、もしくは休み時間に抜け出すフリをして監視をするか。このどっちかだよな)
とどうしようかと考えながら、次の授業の準備をしようとしたところで、
「あっ、今、昼放課じゃん」
この事に気付いた。
「よし」
声では小さく呟き、
(一端、ご飯だー)
心中では限りなく大きく叫び、今まで考えていたことを全て頭の端に追いやりつつも、鞄を持ち食堂に早足で向かっていった。
そしていつも通りのご飯を食べて、
「いざ、図書館」
ふざけて小さく呟きながら、図書館に早足で向かった。
(今日こそは話せると良いな)
と思ったからである。
「失礼します」
小さく声を出し、図書館に入り、適当な面白そうな本を選び、
「先生お願いします」
と言った感じで本を借りた。
そして、
「先生、お話ししたいのですが・・・・あの、聞いてます?」
色々アプローチをした。
のだが、はい。えぇと、結果としては駄目でした。
全部無視されて終わってしまいました。
(一体、どうしてでしょうか)
敗因を分析した。
けれども、敗因は分からなかった。
一体全体どうしてなんでしょうね。私、悪いことはしていないと思うのですが。
「う~ん」
悩ましい。非常に悩ましい。
このままでは大賢者様と話せずに終わる可能性もある。
「はあ」
ちょっと溜息を漏らし、
(難しい)
話す方法が、一切合切思い付かないこと等から心中で漏らすしかなかった。
はあ、悩ましい。悩ましすぎるよ。
大賢者様のことも、私に嫌がらせをしている人の事も。
悩ましすぎるよ。ハア。もう嫌になっちゃう。
小話。
暇なので書きます。
火薬とか爆薬とかってあるの?
と疑問に思った方も居るでしょう。
爆薬はありませんが、火薬はあります。現時点ではマスケット銃が主流です。
爆薬に関しては、まだありません。
物語が終わって1ヶ月後の段階で生まれます。ニトログリセリンが。
そして、その翌日に何か知らんけどTNT爆薬が生まれます。理由は不明です。
ちなみに、麻酔とかは、モルヒネとか、アヘンとか、酒とか、マンドレイクとか、毒にんじんとか色々あるよ。




