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第27話 お父さん、、

寝てて忘れてました。

 私が、魔法に込める魔力の量を徐々に徐々に増やしていくと目眩のような何というか分からないが、そういうのが起こっているのに加え、徐々に意識が混濁し始めるように感じ始めた。


(まだだ、もっといける)

 私は、こう感じていたため、更に、更に、魔力を増やし続けた。


「ちょっと、君、さすがに危ない、込めるの止めて」

 と外野の猫先生が言っているように感じたが、

 私は、込めるのを止めるつもりが無かった。


(込めろ、込め続けろ)

 そういう声が、頭の中で反芻して、その度に増え続けているからだ、

 まあ、

(やめろ、やめろ)

 という声も増えているけどね


 私が、魔力を込めていると一瞬、ほんの一瞬、私の頭の中に閃光のようなアイデアが走る感覚があった。

 それと、同時に私の目の前には、先程まで、見続けていた、木製の床の木目が広がっていた。


『ゴス』のような『ドス』ような音が響き渡った。

「痛い」

 私が、そう呟くと

「君、馬鹿なのかい」

 と言われてしまった。


「馬鹿じゃ無いですよ」

 私が、反論すると

「そうかい、そうかい、分かったよ」

 と面倒くさそうに言われた。


「これ、どうやって、起き上がれば良いでしょうか、先生」

 と私が、聞くと

「僕の忠告を無視したんだ、そうなることを理解していただろう」

 不貞腐れたように言って来た。


「先生、お願いですよ、助けてくださいよ」

 木の木目を見つめながら言うと

「君は、魔力切れの恐ろしさを理解していないのが悪いんじゃ無いか」

 そう言って尻尾を振りながらどっかに消えていった。


「さぁ、どうしましょ」

 私は、そう呟いた。


(ホントに、どうしよう、動く度に死ぬほどの痛みが体を走るのは、さすがに嫌なんだけど)

 と思っていると妙案が浮かんだ

「よし、あれをしよう」

 私は、そう呟き、目を閉じた。


(私の考えた作戦は、至って簡単、それは『寝る』だ。

 寝たら、魔力が回復する的な事を見たような気がする)

 私は、そう思い目を閉じ寝ようと思っても眠ることが出来なかった。


(羊でも数えるか)

 そう思い

(羊が、一匹、羊が二匹、羊が三匹~羊が一〇〇匹)

 と数えていると、一四五匹くらいの時に少し眠気が増えていくような感覚があった。

(羊が、一五八匹)

 と数えているといつの間にか、私は、眠っていたようだ。


 あと、不思議なことに今は、何故か、私の部屋のベットで眠らされていた。

(どうして、私は、此処いるんだ)

 と思ったが、多分、お父様か誰かが運んだんだろうと思い片付けることにした。


 そう言えば、何かを忘れているような

 私は、そんな気がしてならなかった。


 取りあえず、まっ、いっか、私は、そう思い、

 外を見ると未だに太陽は、登っていなかった。

(地味に気になったんだけど、この世界に登る星って前世と同じ名前なのかな)

 私は、それが、気になって仕方が無かったが寒気がしたので考えることを止めた。


(着替えような)

 私は、そう思い、ベットから降り、近くに置いてあったタンスの適当な服を取った。

 適当な服を着た私は、部屋の扉を開けて外に出ようとしたところで思いとどまった。


(何故って、それは、魔法の練習でもしようかな)

 そう思ったからだ。


(今回も使う魔法は、同じだ)

 私は、近くにある椅子に座って、メモ帳を取り出した。


「前回は、光を吸収するだったよね」

 そう呟き、メモ帳に日本語で走り書きをした。


「じゃあ、メモるか」

 そう呟き、アイデアを走り書きしていくことに決定した。

 ・光を消し去る

 ・闇という物質だと思う

 ・物質の硬度を操れるのか

 ・粘度は操れるのか

 ・形の自由度

 ・光を通さない膜

 ・物体、気体はいけるのか

 ・光だけを通すことは出来るのか

 ・どれ位小さく出来るのか

 ・どれ位離れてたら使えないのか

 ・場所の光度によっての結果の違いは

 等と私が、メモを取っていると

『コン』『コン』

 と扉を叩く音がした後に

「エミリー、私だ、入るぞ」


 私は、メモ帳を服に隠し

「はい、どうぞ」

 って、言った。


 私は、部屋に入ってきたお父様に

「どうしました、お父様」

 と話しかけた。


「エミリー今日は、何の日か、憶えているか」

 開口一番にそう言われた。


「お父様、今日何かありましたか」

 と私が、本気で分からないので聞くと

「忘れたのかい、エミリー」

 とお父様に言われた。


「はい、多分、忘れてしまいました」

 私が、思い出そうとしながら言うと

「そうか、今日は、騎士団長の初授業の日だよ」

 と言われた。


(騎士団長、騎士団長、あっ、思い出した、あの人か)

 思い出した、私は

「授業って何時から始めるんですか」

 と聞くと

「あと、2,3時間後だよ」

 と言われた。


「そうですか、それは、この屋敷でやるんですよね」

 私が、聞くと

「そうだよ、それ以外の場所は、市勢の学び舎しかこの領には、ないよ」

 と言われた。


「この屋敷のでやるんですね、何処の部屋でやるんですか」

 と聞くと

「さぁ、それは、知らないよ、多分、何処か、適当な部屋でやるんじゃ無いかな」

 と言って来た。


(あんた、マジかよ、知らないのかよ)

 と私が、唖然として

「知らないんですか」

 と問いかけた。

冬休み投稿予定の1話目完成しました。

WW1とWW2と冷戦を題材に作っています。

あと、最近イギリス料理を食べてみようと思っているのでテスト終わった後に出せなくなったらそれが原因です。

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