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【休載中】テンプレ尽くし(笑)の異世界貴族令嬢  作者: 朝日 橋立
第二部スタート! 帝国立ルノー学院 中等部 編
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第262話 お金稼ぎ。それと皇子殿下?

「ふひぃ」

 四限目が終わり、辺りが喧噪に包まれたところで息を漏らす。

 今や毎日、毎日これを繰り返している気がする。


(あぁ、眠い)

 心中で呟き、適当に辺りを見渡す。

 すると、皇子殿下が友達とご歓談なさっているのが見えた。


(あぁ、そう言えば、あの話どうなったんだろう)

 眠り落ちそうな思考で私は考える。


『あの話』というのは、お茶を飲まないか?という誘いの件だ。

 あの誘いから、早いことに既に8日が経っている。

 不思議だよな。私も信じられない速度で時間が経ってしまったのだ。


 えぇと、話を戻すけど、8日前に誘いが来て、その返事を出した。

 此処までは良かったんだけど、何故か私の返事以降、特に何も相手方の反応がないのだ。

(もしかしたら婚約者としての社交辞令として言ってきたのかな)

 私はこう思う程に相手方からの反応はない。

 ていうか、話を聞こうとしても相手方から避けられている気がする。不思議な事に。


(私何か不味いこと、悪いことしたかな)

 ここ最近の記憶を辿る。

 まあ、8日前に辿ったときと同じように見つからなかった。

 ・・・企てたことはあるが、それはきっと大丈夫なはずだ。誰にもバレていない。

 私の天才的な頑張りによって、先生にすらバレていないのだから、大丈夫なはずだ。うん。


(それにしても眠い。昨日は・・・ちゃんと眠ってはいないが、最低でも6時間は寝たはずなのに)

 皇子殿下を見ながら、心中で呟き、

「ふぁあ」

 と欠伸をする。


(あぁ、眠い。ご飯食べたら目覚めるかな)

 と考えたが、お腹が満たされて眠くなる気がした。

(どうしようか。お昼抜こうかな)

 凄く、凄い迷った。


 結果、

(食べに行くか)

 と考え、食堂に向かって歩いた。


 いやっ、いやね。

 流石に、流石にさ。お昼を抜くのは辛いやん。だいぶ辛いやん。

 多分、お腹を鳴らすことになるじゃん。恥ずかしいじゃんそれは。


「よし。行くか」

 心中で誰かは分からないが、誰かにしていた言い訳をやめ、椅子から立ち上がり食堂に向かって、ご飯を食べた。

 ・・・飽きたかも知れない。

 ・・・・いや、まだ大丈夫だな。うん。

 ・・・・・あと、5回か。いや、まだいける。20回くらい。


 何時も食べているご飯に若干・・・・若干?

 ・・・・・若干か。・・・?若干。若干。

 ・・・・・いや、違うか、だいぶ飽きを感じてしまった。


(うーん。流石の私でも、同じ料理を食べ続けるのは飽きるな)

 心中で呟きながらも、何時もと同じ料理を口に運ぶ。


(でもなぁ、飽きたと言っても、何が美味しいのか分からないんだよな)

 同じ料理が飽きたと言っても、私には他のどの料理が美味しいのか分からないので、大変に迷った。

 明日から、別の料理を食べるか、それとも同じ料理を食べるのか、と言う争点で。


(どうしようかなぁ、飽きたけど・・・・・)

 私はとんでもなく頭を回した。

 っで、ご飯を食べ終わる頃、私はどうするかを決めた。

(よし、明日からも同じ料理を食べよう)

 と。


 だって、言い訳させて欲しい。

 いや、何て言うかね。挑戦するよりも、安パイを取るべきだ思うんだよ。

 ご飯だよ。ご飯。

 人間の三大欲求である睡眠欲、食欲、性欲だよ。

 安パイを取るべきだと思うんだよね。うん。


 再度、誰にしているのか分からない言い訳をやめ、

(ごちそうさまでした)

 と挨拶を出して、トレーを戻した。


 っで、そのまんま特筆すべき事はなく、学校は終わり、私はマイルームに戻って来ました。

 いやあ、落ち着きますねぇ。ちょっと...いや、なんでもない。


「よーし、何やろう」

 このことに頭を悩ませた。

 本を読む気分ではないし、魔法の練習をする気分でもないのだ。


(うぅん、何しようか)

 私は欠伸をしながら考えや。

 約12分間考え、

(よし、お金儲けについて考えよう)

 何をするかを決めた。


(お金儲け・・・やっぱ一番簡単なのは、前に考えたアレだよ。お酒を薄利多売で貧民街の住民に売りつける・・・これ、タバコとかシャブとかでも出来るな)

 良くないことを考えてしまった。


(うーん。帝都でやるのは問題だよな)

 と治安悪化の観点から見て、私に不利益があるために重い、

(・・・・何処かに良い感じに治安が悪化してて、良い感じに地方の政府が崩壊してるところないかな)

 と考え始めた。


 何故ならば、

『基本的に帝都以外は、酒類の販売を規制する法律は存在しない。

 製造に関しては禁止してるところはあるが、まともに政府が稼働していないのならば、取り締まられる事はないだろう』

 って考えたからだ。


(うーん。良い感じに壊れてる領地)

 頭を回したが、心当たりは・・・あった。

 だいぶ前故に、もう治安回復している可能性はあるのだが・・・。


 その心当たりというのは、3年前。

 9歳だった頃の話なんだけど、自由解放軍に入って、ブランドー領に帰ってきたときに見た新聞。

 それに載っていた『アーレー男爵家』って言うのが、確か奴隷の反乱で崩壊していたはず。


(うーん。アーレー男爵家ね。昔、私を買った奴らかな。分からないんだよなぁ)

 色々と頭を回した。

 っで、結果として、

「よし、行くか。ワープの魔法も使えるようになったし。行ったことある場所なら」

 と行くことにした。


 アーレー男爵家がもし私を買った貴族ならば、私はワープの魔法でそこに行くことが一応は出来る。

 そしてもし、未だに治安が回復していないのならば、そこで商売をすることができる。

 っで、もし違ったとしても、それで私にあるデメリットそれは、時間を無駄にした。

 その程度だ。ならば、やる方が利益が大きいだろう。


 私は色々と考えつつ、魔法を使おうとしたところで、

『コンコンコン』

 と扉から音が響くのだった。

例のお金稼ぎ計画。

本当にやる可能性はあります。

ですけど、多分その前に色々あって、やらないって事になると今(2023/06/25)の私は思っています。

本当にやるかは、未来の私しか分かりません。

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