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第26話 先生、魔法が一番大事なんですよ

2部前のお話の誤字直しました。

『人間なのか』

 私は、先生が説明している魔法の効果を聞いて疑問に思ったことを聞いた。


「契約した人間は、果たして、人間なのか、と言うのは、難しいな」

 と先生は、猫の姿で首をかしげなら言った。


 そうして、首をかしげて数分後それとも数秒後分からないが先生は、口を開き

「契約をしても人間は、一応人間だ、と思う」

 と言って来た。


「人間のままだったんですね」

 と私が、言うと

「でも、完璧な人間とは言えない」

 と躊躇ったように言って来た。


「それって、どう言う事です」

 と私は、純粋な質問をすると

「君は、人間としては、異質な存在と言えるだろう、どちらかというと魔人に近い」

 とまた、躊躇ったように言って来た。


「そうですか、分かりました」

 と私は、割り切り立ち上がり

「それで、先生、暗闇の魔法ってどう言う感じで使えば良いんですか」

 と聞いた。


「へっぇ」

 と先生は、私の言葉を聞いたと否やそんな変な声を上げた。


「えっ、君、怒らないのかい」

 と騙した張本人が言うようなことじゃ無いだろと思うような事を言ってきた。


「怒りませんよ、驚いただけで、

 人間じゃ無くなってたら怒ったかもしれませんが、

 ただ、『魔法が使いやすい体に変わった』そう思えば案外良さそうに思えるんですよ」

 と私は、言った。


『前世の私』が、怒れと言っているように感じる

 だが、何故か、『今世の私』は、怒りを感じていない

 それに加えて、ロマンが怒りを打ち勝っていた。

 これにより私は、怒ることをしなかったのだ


「君、本当は、頭可笑しいんじゃ無いか」

 と先生は、驚いたような声で言ってきた。


「私は、頭可笑しくないですよ、魔法が大好きでロマンを感じてるだけで」

 と私が、言うと

「ははは、君を選んで正解だったよ」

 と申し訳なさそうな声から普段の声に戻して言って来た。


「それで、暗闇の魔法ってどうすれば良いんですか」

 と一番大事なことを聞くと

「君は、どうやって、魔法に魔力を込めたんだい」

 と問いかけてきた。


「そんなの出来るだけ多く思いっ切り突っ込んだに決まってるじゃ無いですか」

 と私が言うと

「君、馬鹿なのかい」

 と本気で心配されたような声で言われてしまった。


「馬鹿とは、何ですか、馬鹿とは」

 先生の言葉に怒り反論しようとしたが、

「まず、君の魔力が少ない、僕は、それを言ったね」

 無視されて話が続けられた。


「言われましたけど、説明の前に謝罪を要求します」

 私が、結構真剣そうな声で言ったところ

「そうか、君は、自分の魔力が少ないそれを分かった上で多く入れたのか」

 呆れたような信じられないような声で言ってきた。


「はぁ~、どうやら、僕の生徒は、本当のホントに馬鹿だったようだ」

 と嘆くように言った後に

「魔法が、魔力を込めれば込めるほど強くなるのは事実だ、だが、だがね、君程度の魔力じゃそんな事出来るわけ無いだろう、君は、分かっていただろう」

 馬鹿にするような嘆かわしい物を見るような声でそう言って来た。


(確かに知っていた、だが、私は、あるものを求めていたんだよ)

 私は、心の中でそう呟いた後に先生に向かって

「私は、『すっごい、魔力を込めることですっごい魔法を発動させる』そのロマンをやりたかったんだ」

 と心からの言葉を声を大にして言い切った。


 その言葉を正気かと言う目で見ていた先生は

「君は、馬鹿なのかい」

 そう言った後に

「そうか、君は、馬鹿だったのか」

 と自己納得したように言って来た。


「先生、私は、馬鹿じゃ無いですよ」

 と声に感情を込めずに冷静に我慢して言った。


「えっ、どうして、そこで怒るの」

 先生は、意味が分からないというような感じで言ってきた。


「先生、私は、馬鹿じゃ無いですよ」

「えっ、えと」

「先生、私は、馬鹿じゃ無いですよ」

「あっ、はい」

「先生、私は、馬鹿じゃ無いですよ」

「すまなかったね」

 とやっと謝ってきた。


「それで、先生、どうやったら出来るんですか、暗闇の魔法」

 と私が本題に戻すために言うと

「あっそう、戻すのね、分かりました。

 え~っと、そう、あれ、魔法の膜を出来るだけ薄く張る感覚でやれば良いよ」

 と戸惑ったような声で言って来た。


「分かりました、やってみます」

 私は、そう言い早速アドバイス通りにやってみることにした。


 体から魔力を薄い膜、ビニール袋程度の薄さで少しずつ少しずつ自分の体を覆うように広げていった。

 さっきとは違い、一気にゴリゴリ削れていく感覚では無く

 徐々に体から何かが、抜けていくような感覚があった。


(この魔力の膜をスポンジ、光を水こう考えれば良いかな)

 私は、そう考え集中するために目を閉じた。


『光を吸収する魔力の膜を作り出す』

 これを意識し何度も何度も復唱していると、

 体から一気に何かが付けていくようなそんな感覚がし頭がズキっと少し痛んだ。


(多分、出来た)

 私は、そう思い集中を切らさず目を開けると

 まるで、自分が前を見ているのかが、分からないほどの闇が私を包み込んでいた

 多分


「先生、これって、成功で良いですか」

 と集中を切らさないように闇に向かって言うと

「うん、成功してるよ、それじゃあ、魔力の量増やしてみて」

 と返ってきた。


「分かりました」

 私は、そう言い少しずつ入れていった魔力を増やした。

予告

次話は、今まで忘れてた、元騎士団長の初授業です

ちょっとポロリ

学校の冬休みで上げる話のタイトル決まったのでポロリします

タイトルは、『老兵は語る』です。

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