第249話 新しい魔法。
ハッピーエンドのタグ外しました。
理由は察してください。お願い致します。
私は既に日常と化した登校を行い、学校の放課に考えました。
(暇すぎるわ。学校でも、家でも)
と。
だって、本当に暇なのです。
特に話す人もいなければ、やることも存在しない。
そんなの暇すぎますし、人間性が減っていくように思うのです。
(さて、何をやれば良いんだ・・・)
私は学校で何をやるか、家で何をやるのか、その両方を考え始めた。
数秒間考え、
(・・・そうだ!学校では本読んで、家では折角だし、魔法作るか)
と適当に考えた。
私に魔法を作ることが可能なのか?
という疑問はあるのだが、多分可能だろう。
だって、単純な物は作ったことあるし。
思いついたなら、直ぐに実行。私は、図書館を探しに歩き回った、昼放課の殆どを使って。
っで、まあ、結果としては見つけられずに、家に帰ることになった。
さて、此処からは魔法開発だ。
私はすぐに、自分の部屋に駆け込み、
(どんな魔法がいいかなぁ)
魔法のタイプを考え始めた。
(・・・単発じゃ駄目だよな)
操作を奪われたり、火力問題で使えなかったりと、経験的に良い思い出がなければ、大した強みの感じない単発の火力の高い魔法。
それを思考の端に追いやり、ふと
(地味に、森で私を襲った奴にお礼できてないな。次、実家に帰るときは、襲撃するか)
と物騒なことを考え、魔法の事を再度考え始めた。
(操作を奪われず、火力面を補う方法)
このことに頭を悩ませた。
(・・・・・難しいよな。滅茶苦茶に沢山の魔法を撃ちまくるか?)
と考え、
(それって、操作できないから無理だよな)
否定をすぐにした。
現在、沢山の魔法を同時で操作する。
それを先生と練習しているのだが、出来る予兆が対して見えていない。
その事から、沢山の魔法を撃つのは、操作するのが難しいと考えたのだ。
(操作。操作性)
私は考えた。過ぎ必死に。三分間。
どれぐらい必死かというと、夏休み最後に1日くらい。
必死に考え続けたのだ。そして、スッゴい名案が浮かんだ。
やはり、私は大天才かも知れない。
私が考えた案は、
(数が多くて、操作が出来ないのなら、操作をしなければ良いじゃ無い)
だ。
どういう事かを説明すると、
『一つ一つ頭で考え、動かす。
先生との練習で行っているそれとは異なり、
ただ単純に、目の前に推進力を持たせ、目の前に吹っ飛ばす』
と言うことだ。
これだったら、たいして操作は難しくない。
まあ、流れ弾の心配はあるのだが、たいして考えなくても良いだろう。
(よし、創るか)
心中で呟き、適当に魔法を考え始めた。
別に槍の魔法を小さくして、吹っ飛ばすことは不可能ではないのだが、魔力消費は重いし、多分人に当たったら、当たった場所が弾け飛ぶから危ないんだよな。
(さて、大きさは、そうだな。石ころサイズで良いかな。それ以上にするんなら、多分威力が高くなりすぎて、貫通するか、もしくは弾けそうだし)
心中で思いながら、適当にサイズを決め、
(形はどうしようかな)
と考え始めた。
(円錐状にしようかな。でもなぁ、円錐。円錐か。空気抵抗を減らす分良いかもだけど、人の肉体貫通しそうな気がするんだよな)
形を円錐にすると、危なくね?と考え、
(まあ、取り敢えずやって見て考えるか)
色々思案しても、時間の無駄だと思い、実験を行うことにした。
(さて、それじゃあ、何時、何処でやろうかな)
と考え始め、
(あれ、っ、マジで何処でやろう)
本気で悩み始めた。
学校では出来ないし、街に出てやることも出来ない。
森も近くにあるわけでは無いし、人目がないところが少なすぎる。
帝都には実験が出来そうな場所が少なすぎるのだ。
(あれ、・・・実家の方にワープ魔法で飛ぶか?いや、でもなぁ、その場合ぶっ倒れでもしたら、ヤバいことになるよな)
色々と実験の場所を考えながら、頭を必死に回した。
結果、
「よし、此処でやろう」
と決めた。
いやぁね、本当はさ、私室の中でやるべきではないって、分かってるんだよ。
でもさ、リスクを回避するため、リスクマネジメントの為にさ、しょうがないじゃないか。
変なところで、爆発とかヤバい失敗を起こそう物なら、だいぶ危ないだろう、ついでに言うと気絶したら、攫われたりする可能性はあるわけだし。
(よし!やるぞ)
心中で行っていた言い訳を断ち切り、先程まで腰を掛けていた椅子から立ち上がった。
「えぇと、取り敢えず的を創らないといけないよな」
言葉を漏らしながら、人の形をかたどった木製の的を創り出し、それを部屋の中央に置いた。
「えぇと、石ころくらいの大きさの円錐形」
呟きながら、魔力をそんな形に変え、取り敢えず一つ創り出した。
(よし、感覚は覚えた。これで次は沢山創れそう)
と思いながらも、気持ちの悪いほど精巧な円錐の魔法を、真っ直ぐ木製の的に吹っ飛ばした。
魔法が、的に当たった瞬間、
『バンッ』
ちょっと大きな音が鳴りました。
「あへっ」
私は驚いて声を漏らし、
(あれ、これヤバクネ。音大きすぎ)
スッゴい焦って、砕け散った木片を集めてしまった。
集めている途中で、
『コンコンコン』
と扉を叩かれ、
「お嬢様。どうか致しましたか」
アリアさんに言われたが、適当な事を言って追い返した。
片付けを完全に終わらせ、
「いやあ、怖かったぁ」
私は一言呟き、椅子にだらぁと腰を下ろし、
(改良点が多いな。流石に木が破裂するのは危なすぎる。貫通じゃなくて破裂だもんなぁ。はあ、多分、早すぎだよな)
心中で改良点を考えるのだった。
いやあ、どうでもいい作品と関係ない話ですけど、ノベルピアノで垢作りました。
もしかしたら投稿するかもです。今のところ予定はないですけどね。
どうしてこの話をするのか、というと
『ページロード』って言葉が『ペイロード』に見えたって話をしたかったからです。




