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第187話 ・・・・あれ、可笑しくないか?

 謝罪をした後、私は数分間、大人しく本読み、

「あと、先生、お願いをしても構いませんか」

 こう問いかけるように語りかけた。


「内容によるよ」

 私の問いに対して先生はそう返答を返してきたので、

「そうですか・・・それじゃあ、私に魔法で化けて本を読み進める何てことは出来ますか」

 こう問いかけるように確認をすると、

「それをして何か意味はあるのかい」

 必要性を問いかけてきた。


「昨日の夜、街に入るのを失敗してしまったじゃ無いですか、だからです」

 私が要点を省いたような気もするが説明をすると、

「そうかい、そうかい、分ったよ、やってあげよう、本を読むだけで良いのかい」

 先生はそう言ってくれた。


「ありがとうございます先生、そうですね・・・話しかけられたりした際は受け答えもお願いします、それ以外には・・・・先生が判断をしてください、出来ますか」

 心配するかのように問いかけると、

「出来るよ、勿論」

 先生は私にそう言ってきた。


「ありがとうございます」

 私が御礼を返すと、

「それで、何時やるんだい、今すぐかい、それともお昼頃かい」

 先生は質問をしてきた。


「そうですね・・今からやります」

 こう返事をした後に、私は、

「お願いしますよ、先生」

 と先生に言い、少しだけ急ぎ足で、例の抜け道に向かって行き、外に出た。


(先生、お願いしますよ、バレないでくださいね、頼みますよ)

 私は先生にそう思いながらも、森の中を駆け、結構、薄暗い所で昨日着ていた動きやすい服とボロボロのローブに着替え、街に向かって歩き数分後、門の前に到着した。


(そう言えば、気になるんだけど、街に入るのにお金とか掛からないよな、通行税とか、私、お金を一切持ってない素寒貧なんだけど)

 と思いながらも、門に近づいていき、

「あっ、あの、その、街に入るのにはお金が掛かるの」

 門番の人に問いかけると、少し観察するように見られた後に、

「掛からない」

 そう簡素に返答を返された。


「入っても良い」

 問いかけるように聞くと、

「構わない、だが、顔を見せろ」

 こう要求をされてしまった。


(マジかぁ、少し、面倒臭いなぁ、私の特徴的なこの銀髪は見られたらバレるかも知れないよな・・・どうする、魔法で髪色を変えるか・・・使った事無いし、創ったことも無いけど、いけるか・・・・やるしか無いな)

 私は少し考えた後に、魔法を創ろうと思ったのだが、

(どうやって色を変えるんだ、分らんのだけど)

 こう思ってしまったので、闇魔法を髪の毛に被せ色を変更することにした。


(多分、これならいけるよな)

 私がそう思いながら、実行をしていると、

「どうかしたのか、早くそのフードを取れ」

 門番の人が私に命令をしてきた。


「あっ、はい」

 終わったので、フードを取りながらそう返事をすると、

「よし、入っても構わないぞ」

 門番さんは私の顔をマジマジと観察した後にそう言ってきた。


「ありがとう」

 フードを被りながらそう御礼をして、私は門を潜っていった。

 ふと、

(地味に通行税とかは無いのかな)

 と気になったのだが、

(まぁ、聞く必要は無いか)

 こう思ったので門番の人に聞かないことにした。


(さて、街に来たは良い物の何をするか)

 私はこう思いながらも、歩を進めていくと、紙の束を売っているような人が居た。


(何を売ってるんだろ)

 気になった私は、近づいていくと、

「おい、ガキ、売り物には近寄るな」

 紙の束を売っている小太りな男は私にそう言ってきた。


「すまない・・何を売ってるのか教えて貰っても良いか」

 私が、

(この人、少しだけ太ってるって事はお金持ちなのかな)

 と気になりながらも問いかけると、

「教えねぇよ、お前、その格好からして金ないだろ、だからお前は客じゃねーんだよ」

 こう言われてしまった。


(教えて貰うことさえして貰えないのかぁ、まぁ、私の格好的にしょうが無いのかぁ、だって殆ど浮浪児だしな)

 こう思いながらも、

「そう・・・・」

 と返事をし、離れた位置に移動し、何を売っているのかを観察していると、所謂、紳士と呼ばれそうな格好をしたシルクハットを被った初老の男が買うのが見え、一瞬だけ、何が書いてあったかを見ることが出来た。


(あぁ、新聞か)

 小太り男が売っていた物が分った私は、そう心の中で呟きながら、

(どんな内容なんだろうな)

 と気になったので、公園のような広場のような場所を探して歩き出した。


 そんなこんなで、歩き続け数分間、公園のような所を発見し、私は、ベンチに腰を掛けて、辺りを観察した。誰かがポイ捨てをした新聞紙を探して。


(あれ、案外無いな、もしかして結構、民度高い感じなのかな)

 焦りながらもそう心の中で呟き、ベンチを立ち上がり、更に探すと、発見することが出来た。

(あっ、あった、見つけた)

 私は、そう呟きながら、それに近づいていき手に取った。

 それは、微妙に砂と泥で汚れていた。


(それで、どんな内容なのかなぁ)

 私が新聞を読み始めると、

(これ宗教が作ってる新聞か・・・あれ、これ、どいうことだ、お父様の発言的に考えられないよな)

 面白くない真実暴露的な内容が載っていた為、疑いを抱き、その新聞を見つめた。


 私が見つめている新聞には、

『驚愕!!崩壊した某子爵領の真実』

 と大きく見出しを取られた具体的な根拠が示されていない、荒唐無稽の面白おかしく書かれた暴露記事然に書かれた物がでかでかと載っているのだった。

皆さん、読んでくれたかどうか、知りませんが、一応感謝を述べます

「極東の帝国」

日間で10位になりました。

多分、ランキングに入ったのは初めてなので嬉しいです。

もし、読んでくださった方がおられましたら、ありがとうございました。

今現在、練習の理由となった作品も執筆しております。

良ければ、お楽しみにしてください。

あっ、あと、最後におねだりしても良いですかね・・・しますね。

感想下さい!お願いします。ホントにリアルまじに。

まぁ、何というか、一言、二言でも良いので、何かあったら教えて下さいね。どんな意見でも大歓迎です。

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