表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/385

第19話 本の虫は、だ~れだ

最近読んでくださっている方が多くて嬉しいです。

多分、短編から入ってきてくれた人が多いのかな

もうすぐで、今度は、面白い系の奴出すつもりだよ

 私は、自分の初めて名字を知るのが七歳の頃って異常だなと思っていた。

「ロナルド、エミリーを連れて行ってくれないか」

 こうお父様は、ロナルド君に話しかけた。


「はい、分かりました」

 未だ緊張がほぐれない声で答えロナルド君は

「お嬢様、こちらへ」

 私に手を差し伸べそう言った。


 それに手を伸ばして部屋の外に出たわいいもののこれから何をしようかというのが問題となった。

「ロナルド君」

 私は、ロナルド君に話しかけた。


「どうしました」

 ロナルド君呼びを許してくれた。

「図書室に行きたいので付いてきてください」

 とお願いを私はした。


「構いませんが、どうして、図書室に」

 ロナルド君に質問をされた。

「それはね、暇なんだよ此処での生活は」

 生まれた頃から思っていたことを打ち明けた。


 私の言葉に驚いたように

「確かにその通りですが、私に言う必要ありますかそれ」

 少し苦笑いをしつつ言われた。

「君にしか、言えないんだよ、お父様やお母様に言ったら絶対暇が無くなってしまうからね」

 私は、冗談を交ぜながら言った。


 その後も少し冗談を交ぜながら話をしていたら図書室に付いた。

「ロナルド君は、此処で待ってて」

 と言い私は、ロナルド君を扉の前で待たせた。


 少し話していて分かったのだがロナルド君はどうやら緊張をしているようだ。

 まぁ私のような上級貴族が近くにいたらそりゃ緊張するよな、最初みたいな口調じゃないし

 そうだ、明日、呼び出そうかな


 そう思っていると何処に行っていたのか黒い猫が帰ってきた。

「何処に行ってたんだ」

 気になった事を聞いた。

「何処に行ってたと思う」

 考えるのが、面倒くさい事を聞いてきた。


(無視で良いかな)

 そう思った私は、本棚に入ってる本を取った。


「えっ君、僕が魔法を教えるって言う話忘れたのかい」

 猫は驚いているような声で私に話しかけ、

「まさか、飽きたのかい、嘘だよね、嘘だと言ってくれよ」

 信じられないように言ってきた。


「何か、答えてくれてもいいなじゃ無いかな」

 猫は、私の頭の上に座って言ってきた。

(は、まて、こいつどうやって私の上に上がった)

 何故か、私は、そいつが私にどうやって登ったのか分からなかった。


「お前、どうやって登ったんだ」

 私は、そいつに問いかけた。

「どうしようかな、さっき答えてくれなかったこと、僕、悲しかったな」

 猫は、私をチラチラ見ながらそう言ってきた。


(謝れ、って言う事か)

 私は、それに気付いた。

(さて、どうしようか、よし、決めた)

 私が、頭の上に乗っている猫を持って床に下ろすと

「さぁ、どうするんだい」

 猫が言ってきたので

「すいませんでした、教えてください、お願いします」

 大きな声で謝り頭を床にこすりつけながら言った。

 前世で何度も何度もやってきた最高級の謝罪だ、これでどうだ

 という思いで少し顔を上げると猫の顔がちょっと引きつっていた。


 その顔に冷静になった私は、立ち上がり

「教えてくれないかな、猫さん」

 笑顔で話しかけた。


「さすがに無かったことには、出来ないよ」

 猫は、傷を抉ってきた。

「何のことですか」

 私は、問いかけると、

「いや、さすがに」

 猫が言い終わる前に、

「何のことですか」

 こう問いかけた。

「もういいや」

 猫は、面倒臭くなったのか飽きたようにそう言った。

(最初からそう言えば良いんだよ、最初から)


「それで、どうやったんですか」

 猫を持ち上げながら問いかけた。

(これで、もう絶対に逃げることは出来ないな)


「どうやってやったて、何となく分かるだろう」

 猫は、引いたような声で言ってきた。


(何となくは分かるな)

 心の中で思っていると

「じゃあ、何だと思う」

 笑ったような気味の悪い声で言ってきた。

「多分ですけど、魔法でしょう」

 この世界でのみ存在している、唯一無二の技であろう物の名前を出すと、

「正解だよ、それじゃあ何の魔法だと思う」

 と難しい問題を出してきた。


(果たして、何の魔法だろうか

 この猫こと神様が司ってるのは、闇と創造だったはずだ。

 どっちか、と聞かれたら創造の可能性が高いだろう

 だが、闇の可能性も高い、私は、殆ど魔法を知らないのだから

 どっちかと断定をする事ができない、と言うより不可能だろう

 よし、勘でやろう、もうこれしか無いだろ)


「創造魔法ですか」

 私は、猫にそう問いかけるように回答を返した。

 猫は、笑っていた。

(お、もしやあってるのか)

 そう思っていると、

「違うよ」

 と言われてしまった。


「嗤って言う必要ありますか」

 私が何か敗北感のような悔しさを噛みしめて問いかけた。


「勿論嗤う必要性は無いよ」

 猫は、今度は、本当に面白いものを聞いたような声で言ってきた。


「じゃあ、嗤うなよ」

 私は、誰もが思うことを言ってみた。

(皆思うよね、多分)


「どうして、嗤っちゃいけないんだい」

 猫は、無表情にも見える顔で真っ直ぐこちらを見ながら問いかけてきた。


「駄目って言うわけじゃ無いけど、嗤う必要ないじゃ無いか」

 私の考えを口にだして答えてみた。


「どうしてだい、人間だって失敗した人間を嗤ったりするじゃないか」

 面倒くさい事を言われてしまった。


(この話題は、面倒くさいな)

 そう思い私は、どうやって別の話題に変える方法を考え始めるのだった。

久し振りに80pv行きました。

マジでありがとう御座いましす。

本当にありがとう。

あと、短編もうすぐだせるって言ったのは、嘘です。

全然捗りません。(暗いのじゃないと思いつかん)


2023/03/27、17:13

加筆、表現の変更、修正

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ