表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【休載中】テンプレ尽くし(笑)の異世界貴族令嬢  作者: 朝日 橋立
さぁ、飛びだそう!街へ! 編
186/385

第183話 はぁ、マジッスかぁ、漏れるなよぉ

 色々な練習をして、お昼ご飯の時間になり、食べ終わった私は、現在、また杖を掘り起こした所に来ていた。理由は、火の魔法を使えるようにするためだ。


(さてと、どうやれば、いけるのかな・・・火って確か、物質の急激な酸化によって起こる物だよな、私の記憶が正しければ・・・・地味に同じ様な水属性の時は私ってどんな想像をしてたっけ)

 私は似たような属性魔法である水魔法の時はどんな想像をし行使したのかを思い出すことにした。我流で物事を進めるのなら模倣が大事なんですよ。成功例の。


(・・・・えーと、確か『体は濡れなくて、汚れが落ちる魔法の水よ出ろ』だったよな・・・・大分雑だな、よくこれで行使できたな、魔法って案外、雑でもいけるんかな)

 思い出すことが出来た私は、そう思った後に、

(それじゃあ、火の魔法でも似たような想像でいけるのかな・・・)

 こんな事を思い、大分早く、頭を全力回転させて、

「よし、とりま、やって見るか、そうすれば、出来るのか、出来ないのかは分るだろうし」

 考えていたことを口に出した。


「よし、よし、よし、取り敢えず、何か、強い、凄い、何て言おうか、取り敢えず、炎・・火出ろ」

 手を意味も無く真っ直ぐ伸ばしながら、そう宣言をした。・・・・私の宣言は木と木の間をすり抜けていって、ただ森に木霊しただけだった。

 ・・・・・なっ何だよ、嗤うなよ、・・・失敗したのがそこまで悪いかよ、何か微妙に格好良さげな表現で誤魔化そうとするのはいけないって言うのかよ。


「うっ、さっ、さて、失敗しちゃったなぁ、えと、なっ、何が駄目だったんだぁ」

 真っ直ぐ格好を付けるために伸ばしていた腕を戻しながら、私はそう言葉を漏らした。

 ・・べっ、別に私が動揺してるのは恥ずかしいからじゃ無いぞ、本当に本当だぞ、・・・・そう、これは、失敗への、何というんか、そうあれだよ、あれ、武者震い・・これは違うな、何て言おうか、あれだよ、あれ、そう、えと、何だっけな、とっ、取り敢えず、恥ずかしいからじゃ無いんだぞ、本当だぞ。


「ふざけるのもいい加減、終わらせて、どうにかして、ちゃんと発動させる方法を考えないといけないな」

 私は顎に手を触れるようにしながらそう呟いた。


(さっきは、どうして駄目なんだ、・・・想像だよな、まぁ、それ以外無いよな・・・・)

 こう考えたところで、

「地味にさ、私さ、馬鹿じゃん、何で、魔法の本を持ってきてるのに最初っから無詠唱でやろうとしてるんだ、詠唱を先にすれば良いじゃん」

 持ってきていた本の存在を思い出し、そう声を漏らし、そこらに放置していた1冊の本を手に取った。


「えーと、火の魔法の詠唱は、どうやるんだっけ」

 覚えているけれど、見ながら発言をした方が噛みづらいので、本を開きながら、書いているページを探した。


「えーと、《主よ、我らが主よ、主が生み出したる我らに救いを与えたまえ、我らが敵を、主の敵を葬る断罪の力を与えたまえ、敵を屠り、苦痛を与え、存在を消し去る力、火の力を我に与えたまえ》」

 私は微妙に、・・大分、恥ずかしい詠唱をし、

(地味に、光とか闇とかよりも詠唱が短いな、良かったぁ、恥ずかしいのが長く続かなくて)

 こう思いながら、発動させた。

 発動させた、発動させたはずなのだが、本当に不思議な事に、私の目の前に炎が現れることは無かった・・・あれ、何でだ、マジで分らんのやけど、・・・・本当に何でだ、ガチ意味不明。


「さてと、詠唱でも出来なかった訳だが、何で出来なかったんだ、本当に意味が分らないんだけど・・・・きっ、きっと、今日は調子が悪いんだ、それに、火の魔法が使えなくても私はこんな感じで、炎を生み出せるし、形も変えられるんだ、わざわざやる必要性も無いよな、うん」

 私は創造魔法で炎を創り出し形を沢山変えながらこう呟いた。


「よっ、よし、ひとまず、気分転換、気分転換をしよう、きっと、そうすれば、できるはずだ」

 気分転換に、まだ使った事の無い属性の魔法を使うことにした私は、

(多分、土魔法と聖魔法だよな、・・・・多分、私は聖魔法使えないと思うんだよな、何たって、これは確か、他の属性よりも才能の面が大きいはずだから、まぁ、私に才能がないのかどうかは分らないんだけどね)

 と心中で呟き、

「よし、それじゃあ、土魔法を使ってみよう、きっと出来るはずだ」

 私はそう言葉を発した後、

「それじゃあ、出ろ、土」

 雑な想像でそう宣言をした。

 すると、またもや、創造魔法が漏れた。


「何だよ、お前、どうして此処で出しゃばってくるんだよ、引っ込めよ」

 私は自分が発動させた創造魔法に対してそう怒るように言った。

 ・・・どうして私は怒ったのでしょうね、私にも分りかねますよ。


「さっ、さて、もっ、もう一度やろう、きっと、出来るはずだ、今度は創造魔法も漏れずに」

 小さく呟きながら、

(出ろ、土の塊、出ろ、出ないんなら、私の目の前の地面よぉ、盛り上がれぇ)

 唱え続けたのだが、えぇと、失敗でした。


「こっ、これは、まさか、詠唱をするしか無いのか、あのくっそ恥ずかしい詠唱を」

 私はそう思った事を呟きながらも、魔法の本からそれが書いてあるページを探すのだった。

魔法の詠唱ってあんな感じで良かったですかね?私は恥ずかしくて少し辛いので見たくないんですよね。

あっ、あと、新しい連載小説の執筆始めました。

全部、書き終わってから出すつもりです。

っで、いつ頃出すかというとですね。

この作品の、大分後に、その新しいのと似てる描写があるので、そこに入ったら、出します。

ファンタジーでも、無双でもないですが、出たら見て欲しいです。

それと、深夜テンションで作った作品、投稿しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ