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第164話 お酒?ジュース?答えはどっち!!

サブタイトルはふざけました。ごめんなさい。

 何やかんやあり、しこたま怒られてしまった私は、椅子に座って、一つの液体が入ったコップを眺めていた。


(はぁ、そこまで怒らなくても良いじゃん、私が100悪いけどさ)

 お師匠様達にそう思った後に、私は、そのコップの中に入っている、飲み物を一気飲みした。


「うん、甘い、これからは、これ飲も」

 コップを置きながら、私がそう声を漏らすと、

「それ、お酒じゃ無いのかい」

 私に対して突っ込むような声が聞こえてきた。


「何言っているんですか、先生、違いますよ」

 私が、馬鹿にするような、正気を疑うような声を出し、私に話しかけてきた人に返答すると、

「違うのかい、僕にはお酒に見えたんだけど」

 先生はそう発言をした。


「違いますよ、これは、ただのジュースです」

 私がそう言いながら、瓶を取り出し、コップに注ぐと、

「やっぱり、ただのブランデーに見えるよ」

 先生は私に未だに、納得していないような声でそう言った。


「先生、飲んでみますか、そしたら分ると思いますよ」

 私が、コップの中身を、少し飲んだ後に言うと、

「そうかい、それじゃあ、少し貰うよ」

 先生は私にそう言い、近づいてきた。


(あれ、そう言えば、猫に梅ジュースって与えちゃ駄目だよな・・・先生って、猫の姿しているから、何か色々と怖いんだけど)

 そう思った私は、

「あの、先生、猫の姿を変えること出来ますか」

 問いかけると、

「出来るけど、それが、どうしたんだい」

 回答と疑問の声が飛んできた。


「いえ、その、先生が、これを飲んでも大丈夫なのかって思って」

 私がジュースが入った瓶を持ちながら言うと、

「別に大丈夫だよ、僕、神様だよ、その程度で死ぬわけ無いだろう」

 先生は私にそう返事をしてきた。


「・・・・大丈夫かも知れませんが、別の姿になってください、お願いします」

 どうしても、嫌な予感がした私が言うと

「どんな、姿になれば良いんだい、君が言うんだから、君が提示してよ」

 先生は、了承してくれたのか、そう言ってくれた。


「そうですね・・・人型とかですかね」

 私が、先生と始めて会ったときの姿を思い出しながらそう言った。


(何か、キモい、見た目してたけど、・・・まぁ、いっか)

 と思い出した先生の姿に感想を漏らしつつも、先生の返事を待っていると、

「良いよ、それじゃあ、少し待っててね」

 先生は私にそう言うと、私の死角になっている所に歩いて行った。


(わざわざ、歩いて行く必要あるのかな)

 先生の行動に疑問を抱きつつも、待っている間に、もう一杯、それをコップに入れて、飲み干した。


(なんか、気になったんだけどさ、これ、絶対に沢山飲んじゃいけんよな、絶対体に悪いよな、砂糖たくさん入ってるわけだし・・・・)

 私は、怖いことを考えてしまった後に、コップ、水を、魔法で創り出し、一気に飲み干した。

 …………

「先生、まだですか」

 水飲んでから、数分が経ち、一向に出てくる様子の見えない先生にそう、問いを投げかけると、

「あと、少し待って、数十秒くらい」

 私にそう要求する声が聞こえてきた。


「そうですかぁ、分りました」

 私は、そう返事をしたが、

(覗いてみたいな、覗いたらどうなるんだろう)

 気になってしまった。


(よし、見てみよう、後悔するかもだけど、今は知識欲を満たしたい)

 行動を決定した私が、立とうとすると、

「君、それをして何か利益はあるのかい」

 私が行おうとした行動が分っているのか、先生は私に言ってきた。


「私の知識欲が満たされます、どのように姿が変わっていくのかが分るので」

 私が、先生の発言に沿う返事をすると、

「そうかい、・・・それを知って意味があるのかい」

 先生は質問をしてきた。


「無いでしょうね、多分」

 まぁ、当然なことを言うと、

「それじゃあ、知る必要性無いだろう」

 先生は私にそう、返事をした直ぐ後に、

「終わったよ」

 と私に報告をしてきた。


「そうですか・・・後で、どんな感じに変化するのか教えてくださいよ」

 私が、そうお願いをすると、

「教えるわけが無いだろう、早く本題に戻してくれないかな」

 先生は了承をしてくれなかった。


(良いじゃん、減るもんじゃないんだし)

 私はそう思いながらも、新たに、コップを作り出し、それに、瓶の中に入ったジュースを注いだ。


「淹れましたよ、早く出てきてくださいよ」

 私がジュースの入ったコップを片手に言うと、

「そうかい、ありがとう」

 先生のそう言う声が聞こえた後に、黒い長い髪を靡かせた少女が私の所まで歩いてきた。


「・・・・先生、あの、気になるのですが、何て言いましょうか、色々変わりましたね」

 昔、私の姿を真似ていたのを思い出しながらそう言うと、

「昔の知り合いの体を真似てみたんだよ、髪色以外は」

 先生は私に言ってきた。


(あぁ、今回も、誰かを真似ているのね)

 私はこう思いながら、

「自分で考えた姿に変われば良いじゃ無いですか」

 と、先生を見ながら言うと、

「面倒臭いから嫌だよ」

 直ぐに返されてしまった。


「その知り合いの人も嫌だと思いますけど、勝手に姿を真似られるのは」

 私が先生にそう言うと、

「大丈夫だよ、きっとね。それかい、君が飲んでいたのは」

 こう返答を返されてしまったので、私は、コップを渡した。


「っで、どうですか」

 私が、コップの中身を飲んだ先生にそう感想を問いかけると、

「うん、お酒じゃ無いね・・・」

 先生は、少しだけ口を押さえながらそう言った。


「もう一杯飲みますか」

 私は、気持ち悪そうにしている先生にそう言うと、

「やめとくよ、甘すぎて気持ち悪くなる・・・君も沢山飲まないことを勧めるよ」

 こう返答を返されてしまうのだった。

昨日、少し前にした病みの発言のせいで少しだけ心配をかけてしまった様なので補足します。私の病みに執筆活動は多分、関係していないと思います。

慣れないお布団、慣れない環境で眠ったのに加え、2、3日ほど人と一切話さなかったせいだと思います。なので、皆さんは出来るだけ人と話しましょう!私の様に病まないためにも!

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