第146話 魔法の練習と約束の反故?
まぁ、何やかんやあり、外に出て魔法の練習をするために私は、杖を出しました。
「何の魔法を使えば良いんですか」
私がそう先生に問い掛けると
「いつも通りで良いよ」
こう私に言った後に、
「あっ、待ってやっぱやめて」
先生はそう言った。
「どうしてですか」
私がそう純粋な疑問を投げると
「前回の時は失敗しただろう、だから、攻撃力のある魔法を使ったら少し危ないだろう」
先生は私にそう説明した。
「さいですか、それじゃあ、何を使えば良いんですか」
問いかけると
「まぁ、攻撃力の無い魔法を適当に」
先生は私にそう言った。
「えぇ、適当にですか」
私がそう訝しげに言うと、
「僕に言われた魔法だけを使っていたら駄目なんだよ」
そう先生は理由を説明するように焦って言った。
「そう思う理由は何ですか」
私が問いを投げると
「それは、実際に魔法を使うときは僕の助言無しで、自分で考えて使うだろう、だから、その練習だよ」
先生は私にそう理由を語った。
「それ、先生が使う魔法を考えるのが面倒臭いだけなんじゃないですか」
先生の語った理由を聞いた私がそう問いかけると
「五月蠅いね、君は少し静かにするということを学んだ方が良いよ」
面倒臭そうに、怒ったようにそう言ってきた。
(わぁ、怖い怖い)
心の中で馬鹿にするように呟いた後に、
「分りましたー」
適当に返事を返すと
「ハァ」
先生はそう溜息を吐いた後に、
「それじゃあ、やってよ、自分で考えて」
私に指示をするのだった。
「分りました」
私が先生にそう返事を返し、
「何使いましょうかね」
こう、小さく呟き考えを巡らした。
(えーと、危ない魔法が駄目なだよね、それじゃあ、結界魔法とか、闇作る奴とかだよね、他にも知ってるけど、ミスったら少し怖いしな、消費魔力とか消費魔力とか)
私はこう色々と思考を巡らした後に、
「この前、使った魔法と同じ物で行きます」
先生にそう宣言した。
そうして、私は、魔力を出し、この前使った闇を生み出す魔法を行使した。
前回と違い、今回は、かな~り、魔力を抑えたため、前回ほどの惨状にはならなかったが、まぁ、結構、凄い出てしまった。
(あちゃー、こりゃあ、駄目だな)
私はそう思いつつも、魔力を杖で吸い込み、
「先生、取り敢えず、倒れるまでやるので、お願いしますね」
と先生に私のお願いしていることが分る前提で言うと
「面倒臭い、けど、いいよ」
こう承諾してくれた。
(よし、ありがとうございます、何かツンデレみたいですね)
声に出さないようにそう、心中で呟き、
魔法を使い、吸収しを何度も何度も繰り返し続け、意識が急速に暗闇の中に堕ちていった。多分、気絶したのだろう、知らんけど。
…………
「おはようございます、先生」
私がベッドから起き上がり近くにいるであろう先生にそう挨拶をすると、
「やぁ、おはよう」
こう返答が返ってきた。
「それで、今日は、何かありましたっけ」
私が先生に冗談で問いかけると
「僕が知るわけ無いだろう、君の事情を」
こう馬鹿なのかと言わんばかりの声音で言われてしまった。
「冗談ですよ、冗談、それで、今日も杖の練習ですか」
夜に練習することを問いかけると
「そうだね、まぁ、取り敢えず、まともに扱えるまでは練習をしておいて損はないからね」
先生は私にそう返答をしてきた。
「分りました」
私はそう返答をし、着替え、朝ご飯を食べ、何やかんや、夜になり、魔法の練習をし、そんな生活を大分、続けた。具体的には2ヶ月くらい。
そんな生活をしていると、ふと、思ってしまった事がある。
『そういやぁ、お父様と約束した街に行くってどうなったんだ』これだ。
2ヶ月間の間、魔法の練習をし、それ以外は本を読み、勉強をし続け、大人しくしていた。それなのに、それなのにも関わらず、2ヶ月前くらいの話から音沙汰がないのだ。
(まさか、私を騙したのか、お父様、信じられない)
私はそう思っていると、
「もっと集中して練習しなよ」
先生は私にそう言ってきた。
「すいませんね、でも、しょうが無いんですよ、だっt」
私はこう言い訳するかのように言うと、
「君の事情なんて知らないよ」
先生にこう話しを遮られて言われてしまった。
(しょうが無いじゃん、だって、しょうが無いじゃん、約束を反故にされたかも知れないんだよ)
心の中でそう呟きながらも、明日お父様の部屋、それか執務室に凸する事を決定した私は、
(覚悟をしておけよー、私の怖さを思い知らせてやるー)
と恨めしそうな声で冗談を呟き、いつも通り、闇魔法を行使した。
まぁ、お出かけの話しは一旦置いといて、魔法の杖の話しなのだが、
私は、この2ヶ月で、案外、使えるようになり、
『出来るものだねー、案外』と先生に馬鹿にされる感じで言われるようになったりもした。
(それで、まぁ、最近は、魔法の同時展開を練習したりしている。
これは、結構難しいんだけど、ロマンと根性の力で頑張ってるんだよ、練習を、褒めて欲しいぐらいだよ)
私がそう考えつつも、魔法を使用し続けていると
「ちゃんとやれ」
何らかの魔法を使ったのか宙に浮いている先生に、そう言われながら頭を叩かれ怒られるのだった。
エッセイ書けました。同じ時間に出たので、良ければ、読んでみてください!
それと、意見、感想を下さい。良ければ。
あっ、それと、一個作品消しました。
まぁ、あれは、その場のノリで書いてしまった。何ていいましょうか・・・ネットタトゥーだったので。




