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第144話 衣服を作るよ、久しぶりに外にも出るよ

『森に行く覚悟は出来ているけど、少し待って』私は先生の覚悟の有無を問いかける声にそう返すと、先生に『何をするのか』こう問いかけられてしまった。


「何て言いましょうかな」

 私はこう先生の質問に対する返答を迷い、声を漏らした。


「君、本当はサボりたいんじゃないかい」

 私が迷っている姿を不審に思ったか先生は私にそう疑いを掛けてきた。


(はぁ、どうして私を疑うんだ、私がそんな事をするわけがないだろう)

 心の中で呟きながらも、

「先生・・・・私がそんな事を徹頭徹尾思うわけがないじゃないですか」

 こう『私を疑うなんて信じられない』という風に言うと、

「っで、本心はどうなんだい」

 と先生は私に言ってきたので

(ほほぉ~ん、それで本心を漏らす私だと思うのか、な訳ないだろう)

 心の中でそう呟きつつも、

「私の言葉の何処に疑う余地があるんですか」

 こう問いを返すと

「君の今までを見てきたから疑っているんだよ」

 先生は私にそう言ってきた。


(はぁぁぁ、貴方は私の何処を見てきたんだ)

 こう心の中で呟きつつも、

「私がそんな事を思ったり、するような人間だと思うのですか、するわけ無いでしょう、私の何処を見たらそんな事をする人間に見えるのですか」

 と問いを投げかけると

「君の今までを見てきたからそう思うんだよ」

 酷いことを言ってきた。


(はぁ、先生が私を疑うなんて信じられないよ、こんなにも私は純粋で無垢で正義感に溢れているというのに)

 心の中でそうふざけて呟きつつも、

「それで、()()()ずらす前の話に戻しますけど、私が待って欲しい理由は、服を作るためです」

 そう本来の話題に話を戻し言うと

「君もノリノリだったじゃないか」

 文句を言われてしまった。


「煩いですね、少し黙ってください」

 これ以上先生に話させると面倒くさい事になると分った私がそう言うと、不満そうな顔だが黙ってくれた。


(ありがとうございます)

 心の中で感謝を述べつつも、声には出さずに話を続ける、

「っで、服を作る理由ですが、私は今、寝間着を着ています。それで、これはスカートです。先生に分るかは分りませんが、私はスカートで速く走ることが出来ません、転んでしまうので」

 私がここまで言ったところで、

「それじゃあ、私服に着替えれば良いじゃ無いか、私服だったらスカートじゃないのがあるだろう」

 先生は私に対し野次を飛ばしてきた。


「煩いですね、今からそこを説明しようとしていたんですけど」

 私がそう言うと

「そうなのかい、それは、すまない」

 謝ってきた。


「それじゃあ、次は黙ってくださいね、また野次を飛ばしたら覚悟してください」

 こう私が言うと

「おぉ、怖い怖い」

 先生はそう言って黙った。


(今、喋ったよな、後で覚悟しとけよ、もふもふしてやる、あとリボンも付けてやる、ガハハハ)

 心の中で後でやることを決定し、私が知っている知っている中でも結構、邪悪な笑いをした後に、

「それで、先生が先程邪魔した話しの続きをしますね」

 こう言った後に、話を続けた。


「え~と、先程、先生が問いかけたように私服に着替えれば良いじゃ無いかと思うかも知れませんが、私の持っている服、私服、寝間着両方ですね。はい。その2種類とも私が持っているのは全てスカートなんですよね。

 その為、運動に向いているズボンを創り出すために少し時間が欲しかったんですよ」

 私が少し待ってと言った理由を説明すると、

「どうしてスカートの服しか無いんだい」

 先生は私にそう質問を投げかけてきた。


(私もそれを疑問に思ってお父様に聞いたことがあるよ)

 心の中でそう呟いた後に、

「お父様曰く、"可愛いから"だそうです」

 私がそう言うと

「・・・・そうなのかい」

 先生は何て返事をして良いのか分らなかったのか間を開けてそう言った。


「それじゃあ、造ったり、着替えたりしたいので、少し時間を貰いますね」

 私はそう言った後に、

「・・・・あの、先に外に出てください」

 と先生に言い、

「逃げたり、サボったりしたら許さないよ」

 こう釘を刺すように言われたが、何とか私の部屋から追い出し、創り出す物を考え始めた。


(えと、まず、創る物は、ズボンでしょ、それと、上の方の服でしょ、後は・・・あれでも創るか)

 私は頭の中で何を創るのかを考えた後に、魔法で直ぐにそれらを創り出し着替えるのだった。


 ふと、心の中で、

(私も、大分、魔法が得意になった物だな、前は創り出すのに凄い時間が掛かったていうのに)

 としみじみ思うのだった。

 …………

 服を着替え、ローブを上から羽織、ローブのフードを目深に被った私は、先生が鉄格子を魔法で壊し、開けていった窓から、飛び降り、風魔法で自分の落ちる勢いを殺し、無事に着地した。


 私が、地上に着き、先生は何処だと探していると、

「やぁ、案外遅かったね」

 と言う声が聞こえてきた。


「遅くないですよ、先生がせっかちなだけです」

 私が先生にそう言うと

「そうかい、そうかい」

 と適当に返されてしまった。


「それで、森に行くんですよね」

 私がそう先生に問いかけると、

「あぁ、そうだけど、その前に聞きたいことがあるのだけど言いかい」

 先生は返事と共に私にそう問いかけてきた。


「良いですよ」

 私が何質問されるんだと思いつつもそう返事をすると、

「それじゃあ、質問なんだけど、わざわざ帽子を付ける必要性あるかい」

 先生は私にそう質問をするのだった。


 えっ、どういう意味だって、

 あぁ、そう言えば、君達には言ってなかったね、

 私は、現在、先程作った衣服を着用し、ローブをうえに羽織、ローブのフードを被り、更に尖り帽子を被っているのだ。

 まぁ、何て言い表そうかな・・・・・思い付いた。

 えと、まぁ、何処ぞの魔術師、魔女みたいな格好をしているんだよ

暇なので、登場キャラの強さ順作ります。

単純な強さ

先生〉元伯爵の爺さん〉お父様〉騎士団長〉師匠〉フランさん〉エミリー〉アースベルト〉ロナルド〉お母様〉マリーちゃん

実践的な強さ(マジで何でもあり)

先生〉騎士団長〉師匠〉お父様〉フランさん〉元伯爵の爺さん〉アースベルト〉エミリー〉ロナルド〉お母様〉マリーちゃん

多分、これで全キャラだと思う。皇子とか、アルフレートとか除けば。

地味に、主人公、だいぶ弱いですね。まぁ、まだ子供ですし、魔法の操作も完璧にできないのが理由でしょうけど。今後の主人公の成長をお楽しみにってやつです。

あっ、最後に主人公の戦い方は、『しっかりと狙いをつけて大きな一発』を撃ち込むって感じです。

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