第138話 お着替え、それと食堂
「ただいま、です」
私はそう言いながら、自分の部屋の扉を開け、入っていった。
「あっ」
あることに気付いた私は、そう声を上げた。
気付いたこと、それは、
暇つぶし用の本を持ってくるのを忘れていたことだ。
(あぁ、勿体ないことしたな、
折角、図書室から帰ってきたのに、
行くの面倒くさいな、また何時か持ってくるか)
私はそう思いつつも、ベットに腰を掛けた。
今回は、ジャンプをしながら座らずに、
ちゃんと、座ったよ。私も成長しているんだよ。
(何やろうかな)
私はそう思いつつも、ふと、自分の服の臭いを嗅ぐと、
少しだけ、汗かな、よく分らないけど、何か、よく分らない臭いがしてきた。
(汗かなぁ、でも、臭い少し違うしな、なんだこれ)
私は、そう思いつつも、一応、服を着替えることを決めた。
(よし、早速着替えるか)
こう心の中で呟き、ベットから腰を上げると、
『コンコンコン』
このように扉を叩く音が聞こえてきた。
「どうぞ」
私は扉を叩いた人に入室の声を投げると、
「失礼します」
直ぐにその返事と共に、扉が開いた。
「おはようございます、マリーちゃん」
私が入ってきた人に挨拶を投げると、
「おはようございます、お嬢様」
そう返答を返された。
「どうかしましたか」
私が問いかけると、
「お嬢様のお着替えのお手伝いをしようと思っていたのですが・・・・必要ないようですね」
マリーちゃんは私の服を見ながら悲しそうな声で言った。
「今から着替えるので、お手伝いを良ければしてください」
私は、変な臭いもするし、着替えようと思っていたのでそう言うと、
「もう、着替え終わっているのではないのですか」
こう、どうして着替える必要があるのか分らないと言う感じに問いかけてきた。
「服は着替えたんですけど、
着替えた後に寝たり、色々したりしてしまって、
汗をかいてしまったようなんですよね」
私がそう言いながら、
(まぁ、特に汗をかくようなことした記憶はないけど)
こう心の中で呟いていると、
「あの、お嬢様は、朝早くに何を行っていたのでしょうか」
マリーちゃんがそう問いかけてきた。
(”何をしていたのか”ね~
難しいこと聞いてくるじゃん、さて、私は、何をしたかな)
考え始めて直ぐに、
(話せるような面白い事してないな)
私はその事に気付いてしまったので、
「ひっ、秘密です」
こう返答を返すことにした。
すると、
「分りました」
少し、不満そうな声で言われてしまった。
「あ~え~、そうだ、早く着替えましょう、
お手伝いお願いします、早くしましょう」
状況を打開する策を思い付かなかったので、
取り敢えず、話を変えることにした私がそう言うと、
「分りました、お召し物は私が選んでも構わないでしょうか」
マリーちゃんは私に問いかけてきた。
「構いませんよ、良い感じの物を選んでください」
私はそう返事を返した。
そんなこんなで、着替え終わり、
私が自分の部屋の椅子に座っていると、
「あっ、お嬢様、もう、朝食のお時間です」
マリーちゃんがそう言ってきた。
(まぁ、少し前に見たときには、
8時だったから、そうだろうな、
地味に、8時より後ろで朝ご飯って遅いよな)
私は、そう心の中で、呟きつつも、
「分りました、それじゃあ、行きましょうか」
と声に出し、マリーちゃんを連れ、部屋を出て食堂に向かって歩いて行った。
でっ、特に面白い話しはなく、私は、食堂に到着した。
私が、自分の定位置の席に腰を下ろし、
何故か座っているお人に対して、
「お仕事は大丈夫なのですか」
こう問いかけると、
「エミリー、僕達の仕事は粗方片付いたから大丈夫だよ」
そう返答が返ってきた。
まぁ、さっきの発言で分ったと思うけど、食堂に何故か座っているのは、お父様だ、何故か、ご飯も食べずにただ座っていた。
「そうなんですか、残っている仕事はどんな物なんですか」
気になったので問いかけると、
「エミリーには、話すことが出来ない荒事が多いから駄目だよ」
お父様は私にそう言ってきた。
「そうですか」
私は、
(荒事って何だろうな、危ないことだろうな)
こう思いつつも、呟き、
「そういえば、お母様は何をしているのですか」
お母様の事を問いかけると、
「セリーは、今はアルの所にいる、最近、忙しくて会えなかったからか、仕事が終わったら直ぐに向かって行ったんだ、僕もこの後、行くつもりだよ」
お父様は私にそう言ってきた。
「そうですか」
私はそう返答をし、
「そう言えば、フランさん、騎士団長様のお二方は、
授業がないので分りませんが、大丈夫なのでしょうか」
気になっていたことを問いかける。
(お師匠様は、時々会うことがあるから、
安否は分るんだけど、あの二人は本当に分らないんだよな)
と心の中で呟きながら、お父様の返答を待っていると、
「あの二人か、あの二人は、多分、僕よりも、仕事が大変だけど、多分、大丈夫だと思う」
お父様は私にそう言った。
「そうなんですか、本当に大丈夫なんですか」
(フランさんは・・・分らないけど、
騎士団長さんはお年だから大丈夫なのか、
お父様は、大丈夫だとどうして言えるんだ)
こう思いながらも発言をすると、
「大丈夫だよ、あの二人は、僕よりも仕事が出来るからね」
お父様はそう言ってきた。
「それは知っています」
私がお父様の発言にそう返答を返すと、
「エミリー」
お父様は私に、
『酷くない、信用してよ』
的な事を思っていそうな顔を向けがならそう呟きのだった。
カクヨムの方で、キャッチコピーて言うんでしょうかね?忘れましたが。あれを設定しました。
【世界観はテンプレの異世界令嬢物】ですね。はい。
あっ、そういえば、ポイント100いったので、また閑話を出した方がいいでしょうか?
私は、どうせ行かないだろうと思い書いていませんでした。取り敢えず試案はしておきます。




