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第14話 騎士様はめげない

すいません。修正がまだです

「早くそう言え」

 怒りながら言った騎士の反応が不思議と面白く感じた。

(お姉さんが、遊んでやろう)

 意地悪なことを思い何を話しかければ良いかを考え始めていた。

 騎士のような男の目を真っ直ぐ見続けながら

(どうしよ、そう言えば前世から私、コミュ力が死んで、いや、違う、コミュ力が控えめ何だった)

 その事を思い出し何を話すか、と言うよりどうやって揶揄えば良いか迷っていると

「真っ直ぐ見るのだけでは、無く、ちゃんと話したらどうだ」

 また、怒ったように照れたように言ってきた。


「騎士様、騎士様」

 私は、目を輝かせて話しかけてみた。

 それを見て騎士のような男は、ちょっと恥ずかしそうに

「何だ」

 素っ気なく返してきた。

(やっぱり、この玩具面白いね)

 そう思いながら何も考えずに話しかけてしまったことを少しと言うより大分後悔しながら少し考えることにした。

(多分でけど、この人は、キラキラした目を向け続けてるだけでも面白そうだな)

 こう思い始めた私は、続きを何も言わずに少年の目を真っ直ぐ見続けていた。


 そうしていると

「お~い、何か話したらどうだ、お前は、誰なんだ、お~い大丈夫か」

 突然話さなくなった私を心配しながら目の前で手を振っていた。


(さすがにちょっと可哀想だな)

 そう思った私は、騎士様に近づいていった。

(反応しないのは可哀想だし、近づいてどんな反応するか見て見よ)

 そう思ったからだ。


 騎士のような少年は、私と遠ざかるためにか後退りをしていたが、何とか壁まで追い詰めて少年の顔をと言うより目を見続けていた。

 何も考えていなかった私は、

(この後どうしようか)

 こう悩み続けていると、騎士様が

「近づくのを止めないか」

 と恥ずかしいのを隠すような怒った声で言ってきた。


(さっき、お父様の怒った声を聞いたから怖くないのだよ)

 こう思いながらも、次の揶揄いを考えながら二アニアしていると

「本当に、貴様大丈夫なのか」

 怒っているような声では無くガチで心配している声で話しかけられてしまった。


 ガチで心配されてしまうとさすがの私でも良心が大分やられてしまう

(あっ、そうだ、良いこと思いついた)

 私は、その騎士様の横に座って

「騎士様、座ってください」

 笑って話しかけた。


 その声に何故か騎士は、素直に

「やっと、喋ったか、それで、どうしたんだ、座ってなんて」

 と言いながらも座ってくれた。


(この人、マジでガチでいい人だ)

 そう思いつつもちょっと前からあった睡魔を発散したくなってしまったので、

(これなら、睡魔も対策できるのに加えて玩具で遊ぶことも出来るしね)

 そう思い私は、名前も知らない少年に寝てるときの護衛を頼むことにした。

(もしかしたら暴漢に襲われるかも知れないしね)


「騎士様、騎士様、お願いがあります、聞いて頂けるでしょうか」

 私はそう騎士様に問いかけると、

「どうしたんだ」

 うわずりながら、返答を返してきた。

(あはは、うわずってるの緊張してるのかな、面白いな)

 そう思いつつも

「私は、今、非常に眠いんです」

 こう今の状況を説明した。


「それが、どうした」

 まぁ、私も思うであろう質問をしてきた。

「・・・寝て良いですか」

 私がそう言うと、

「駄目に決まってるだろ」

 驚いたように言ってきた。


「・・・・・」

(駄目かぁ、断られちまったかぁ、まぁ、もう一度お願いしてから、他の策を講じよう)

 こう考えた私は、

「お願いしますよ、騎士様、本当に眠いんです」

 ともう一度頼むと、

「ちゃんと受け答えできてるんだ、大丈夫だろう」

 騎士様にこう返されてしまった。


 少しずつ眠気が増してくような感じがしてきた。

(うぉ、これヤバいな、部屋に絶対に間に合わん、それに、自分の部屋が何処にあるのか分らない)

 頭の中で解決策を必死に考えることにした。


 数秒間、ホント必死に考えた結果、一つの策を思い付いた。

 それは、『もう、いっそのこと、眠らね』だ。

 何たって、此処には正義感の強そうな騎士がいて、ついでに私はこの世界では女だ、きっといけるはずだ。


「騎士様、眠りますね」

 私がそう言いながら、頭を体操座りしている所に突っ込むと、

「おい、おい、待て、何で眠る」

 起こそうとする声が聞こえてきた。


 顔を上げ、

「本当に眠いんです、1分、・・・2,3分お願いしますよ」

 そうお願いをし、直ぐに、頭を突っ込ませて眠りにつくのだった。

 ___________

 僕が訓練場に向かっていると一人の幼くて儚いように見える少女を見かけた。

 ここら辺では、一度も見たことの無い少女が僕は、気になってしまって話しかけた。

 その少女は、私の目を何故かずっと見続けていた。

 上目遣いの可愛らしい少女に少し照れながらも

「声が出せないのか」

 こう聞いてみたところ少女は

「違う」

 と慌てたように返事をした。


 さっきまでとは、違う少女の雰囲気を見て

(何で、いきなり変わったのか)

 それが気になりつつも僕は、少女に色々と問いかけてみた。

 だが、少女は、答えること無く何故か私を追ってきた。

 不思議と恥ずかしい思いをしながら逃げていると僕は、壁に追い詰められてしまった。


(やばい)

 こう考えていると少女は、僕に座ってと命令をしてきた。

 その命令を不審に思いながらも従ったら少女は、あろうことか、寝ても良いのか何て質問をしてきた。

 しかも、僕の発言の一切を無視し、眠ってしまった。


 少女が眠ってから、1,2分後、僕が起こそうと思っていると、見知った人物達が歩いてくるのだった。

誤字あったら報告してください

多分結構あります


2023年3月27日、12:24

加筆、誤字修正、表現の変更、修正

2023/03/31、12:14

指摘を受けた箇所の修正をしました。誤字修正

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― 新着の感想 ―
[良い点] ここまでは楽しく読んでました [気になる点] なんか急に主人公がキモい行動し始めたんだけどこの先もこういうのが出てくるのかな?だとしたらキツイかも。
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