第133話 気絶!きぜつ!キゼツ!
今日のサブタイトルも情緒が狂っていました。
毎話にサブタイ付けるのは案外難しいんです、責めないで下さい。
「ぐえ」
私はそんな変な声を上げながら、眠り・・・
少し違うな、えと、意識を取り戻した。
(あれれ~昨日、私何してたっけな、
何か、スッゴい頭が痛いぞ~、何でだろうな~
それに、私はベットに入った記憶がないぞ)
私は昨日の事が微妙に、思い出せるような、出せないような状況なのでそう心の中で呟いた。
(本当に何してたっけ、
え、と、確か、探索して、外に出て、
土を掘って、部屋に帰ってから、
埋まってた日記の解読をして、それから・・・
あっ、思い出した、私の記憶力って最強)
思い出すことが出来た私は、心の中でそう呟いた。
(そういえば、あれ、杖とかってどうなったん)
途中で何故か意識を失ってしまったから、
杖がどうなったのか分らなかった私は、
心中でそう呟き、ベッドから起き上がった。
「やぁ、おはよう」
私がベッドから起き上がると、
そう挨拶をしてくる先生の声が聞こえてきた。
「おはようございます、
あの、質問宜しいでしょうか」
私がそう少しだけ、靄の掛かった頭を回しながらそう問いかけると
「答えられる質問なら良いよ」
先生はこう答えてくれた。
「えと、まず、一個目です、
今は何時ですか」
私がそう問いかけると
「夜の2時だよ」
こう返答が返ってきた。
(そんな時間なのか、
私、何時間気を失ってたんだ、
もう一度、寝れるか)
こう心の中で呟き、
「それじゃあ、どうして、
私は気を失っていたんですか」
問いかけを投げかけると
「魔力切れだね、
どうやら、あの杖を使う以前の問題だったみたいだよ」
先生は私にそう言ってきた。
「えぇ、私、案外魔力多いと思うんですけど、
それでも駄目なんですか」
私がそう言うと
「結果的に駄目だったんだろうね、
作った人間が君に比べて多かったんだろうさ、
明日からは魔力を増やすのを頑張ろうか」
先生はそう言った。
「えっ、嫌なんですけど、
頭痛いじゃないですか」
私がそう言うと
「君は馬鹿なのかい」
こう馬鹿にされるだけだった。
「分りましたよ、やりますよ、
それと、私は馬鹿じゃありませんよ」
私はこう返した後に、周りを見渡し、
「そういえば、先生、杖とかどうしたんですか」
こう問いかけると
「僕の魔法でしまってる」
先生は言った。
「返してください」
私は取り敢えず、自分が努力し手に入れた物のため、そう言うと
「まぁ、良いけど、杖は勝手に使わない方が良いよ」
先生はそう承諾と注意を言ってきた。
(まぁ、何となく分るけど、一応問いかけておくか)
私は心の中で呟き、
先生がよく分らない魔法で浮かして渡してきた杖とかを受け取りながら、
「どうしてですか」
こう問いかけると
「君のことだから、
勝手に使って気絶して貰っては困るからね」
馬鹿にしているのかそう言ってきた。
杖とかをしまった後に、
「馬鹿にしています」
私が思った事を先生に問いかけると、
「さぁ」
と言って来やがった。
(これ、馬鹿にしているな、まぁまぁまぁ、寛容で尊大、
これは違うな、私は尊大じゃない、えと、何て言おうかな、
えと、寛容で・・・偉大な私は、その程度で怒ることなど無いのだよ)
心の中でそう呟いた後に、
「私はその程度で怒ることなどないのですよ」
先生にそう言うと
「そうなのかい、君は僕の経験則では、
沸点が低くて、さっきの事でも切れるはずだったんだけどな」
馬鹿にしてきたよな、これ、絶対に。
(まぁ、まぁ、ね、
私は、ね、この程度ね、怒るわけがないんだよ、
ピキる訳がないのですよ、何たって私はこの世で一番寛容な自負があるからね)
そう心の中で呟いた後に、
「それじゃあ、私は寝ます。眠いので」
と言いながら、不貞寝をしようとした。
すると、
「魔法の練習はしないのかい」
問いかけられた。
(どうしようかな、まぁ、した方が良いよな、
でもなぁ、どうしようかな、う~ん、するかあぁ)
心の中で一頻り考えた後にやることにした私は、
「やります」
そう短く返答を返した。
「先生、聞きたいのですが、
もっと効率的に魔力を減らす方法はないのですか」
問いかけると
「出来るけど、ミスをしたら死んじゃうよ」
怖いことを言ってきた。
(死ぬのか、それじゃあ、嫌だな)
こう思った私は、
「じゃあ良いです」
と返し、魔法を展開した。
どんな魔法を展開したのか、
そう気になる民もいるだろうから、言うぞ、
まず1個目、闇の球体を生み出す奴、
次、槍を生み出す奴、
次、闇を創り出し奴この3つだよ、
他にも使えるけど、危ない奴も多いからね、しょうがないよね。
私は、3つの魔法を大量に、創れるだけ創り出し、
気絶してしまった、あっ、頭痛い。
でっ、また翌日、昨日食べることの出来なかった、ご飯を食べ、
また、魔法の練習をし、気絶し、
新しい魔法を習い、気絶し、気絶し、気絶し、気絶し続けた。
でっ、まぁ、結局、そんな練習を続け、数ヶ月間も経ってしまった訳なのだが、
その数ヶ月間で私にもだいぶ変化があった。
例えばだが、魔力の総量が多分、
私の感覚では凄い伸びた思う。多分。
でっ、他には、嬉しいことに、弟が生まれました。
嬉しいですね。本当に嬉しいです。今世でも一人っ子のまま人生をゴールすると思っておりました。
まぁ、一応だが、本当に一応だが、悪いこともあった。
何かって、そんなの魔力を増やす原因となったこと、
魔導具の使用者登録をしなければいけないことだよ。
嫌だよ。何か、嫌なんだよ。
気絶することには何時もと変わらんけど、
自分の意思で気絶しているわけじゃないから色々と不快なんだよ。
まぁ、私がどんな事を心の中で呟こうと、
結局行うことが変わることなどないのです。
「先生、本当にやるんですか」
私は先生に問いかける。
「当然やるに決まってるよ、
君も馬鹿じゃないから分るだろう、
それとも、君はこの程度の事も出来ないのかい」
馬鹿にしてきた。
「そりゃあ、もう出来ますとも」
私は馬鹿にされたために、反射的にそう言ってしまうのだった。
《とある日の会話》
「そういえば先生、メダル返して貰ってないんですがどうしたんですか」
こう問いかけると先生は、
「何時か返してあげよう」
そう言いながら逃げていった。




