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第132話 メモ、それと杖

「読み終わりましたか、先生」

 私はメモを読み終わったのか、

 顔を上げた先生に問いかけると

「うん、終わったよ、

 それと、君、字汚いね」

 そう返答を返してきた。


「字が汚いのは、

 しょうがないじゃないですか、

 直ぐにメモを書いて記憶を風化させないようにしていたんですから、

 それと、今はその話しは関係ないです」

 私は先生にそう怒るように言った後に、

「でっ、どう思いますか」

 こう問いかけると

「まぁ、君のことを表していそうな内容だけど、微妙じゃないかな、

 もしかしたら、隠し子、

 それか、君の祖先の可能性もあるだろう」

 先生は私に返答をしてきた。


「隠し子は、お父様も男ですし、

 あるかも知れませんが、

 祖先の可能性は低いと思います」

 私が先生の返答から気になったところを指摘すると

「どうしてだい、僕はその線も結構あると思うけど」

 こう言われてしまった。


「そうですね、理由は、

 手紙の中では『ブランドー侯爵令嬢』

 と明言されていますが、

 ブランドー家、私の家は、

 最近まで男爵家だったところ、

 お父様が1代でのし上がっていったはずなので、

 祖先の可能性も低いのではないかと思うのです」

 私がそう訳を話すと

「君の祖先で侯爵家に嫁いだ者がいれば、

 日記に示されている人物に当てはまるんじゃないか」

 先生はそう言ってきた。


「嫁いだのだとしたら、

『ブランドー侯爵令嬢』ではなく嫁いだ家の侯爵夫人になりますよ」

 私が先生の発言にそう言うと

「そうだったけ、それじゃあ、これは本当に君を表しているのかも知れないね、

 でも、君って、僕の配下だったけ」

 こう質問で返された。


「まぁ、先生の配下だったことは、

 生まれてから一度もないのですが、

 そう勘違いされている可能性もありますし、

 それ以前に、どうして、

 私が先生と知り合っていると言うことが分っているんですかね、

 この日記を書いた人は」

 私がそう気になった事などを発言していると

「さぁ、人知を超えた力か、

 それを魔法を作ったのか、

 この2つのどっちかなんじゃないかな、

 まぁ、僕も分らないけどね」

 先生はそう言った。


「人知を超えた力って何ですか」

 私が気になったので問いかけると

「時々、希に魔族にも人間にも、

 人知、時には神の知恵さえも及ばない、

 よく分らない、力を持って生まれる者がいるんだよ」

 先生はそう説明してきた。


「例えば、どんな力があるんですか」

 未だに気になり問いかけると

「どうしてそんな事が気になるんだい、

 君は持っていないのだから知る必要性ないだろう」

 先生は言ってきた。


(持ってるかも知れないだろう、

 それに、知りたいと思うだろう、誰でも)

 そう心で呟いた後に

「気になる物は気になるんですよ」

 私が先生そう言うと

「えぇ、と、何があったかな」

 先生は納得してくれたのか、

 そう考えるように呟いていた。


「あっ、見つけた、

 例えば、時を止めたり、異空間を創り出したり、

 未来が見えたりとか、以上に高い知能とかだね」

 先生は私に例を教えてくれた。


(最後の奴だけ、前の3つよりしょぼすぎないか)

 そう思いつつも、

「そうなんですね、それじゃあ、

 先生はそんな人と会ったことがあるんですか」

 聞くと

「教えないよ、君に僕の交友関係を教えるわけないだろう、馬鹿じゃないのか」

 そう言われてしまった。


 私が反論しよう、

 そう思い、口を開けようとすると

「それで、話をメモのことに戻すけど、

 君はそのメモが指し示している人物が自分だと確定して、

 杖を自分の物にするかい」

 先生は私に問いかけるように言ってきた。


(どうしようかな、私からしたら、

 どっちでも良いけどな、

 う~ん、さて、まぁ、貰えそうだから貰うか)

 そう考え、返答を決めた私は、

「どっちでも良いですけど、

 貰うことが出来るのなら、貰うことにします」

 そう返すと

「それじゃあ、メモに書いていた通りに、

 使用者登録だっけ、それをやって、

 一度練習をしてみよう、魔導具の操作は難しいよ」

 こう先生は楽しそうな声でそう言ってきた。


(なんで楽しそうなんだろう、

 まさか、そんな難しいのか、

 えっ、嫌なんだけど、くっそ難しいのなら嫌なんだけど)

 そう思いつつも、私は、

「どうして、そんな楽しそうなんですか、

 そこまで、難しいんですか」

 こう言うと

「ハハハ、それじゃあ、やって見ようか」

 と笑いながら言って教えてくれなかった。


(えっ、マジで、

 そんな難しいの、怖いんだけど、

 本当に怖いんだけど)

 そう心の中で恐怖心が積もり始めていると、

 先生は、私が少しだけずらしていた杖を、

 机の中央に置き、

「さぁ、やって見よう」

 楽しそうな声で言われてしまった。


「えっ、あのせんせっ・・・」

「さぁ、やってみよう」

「あの、そっ」

「早く持つんだ」

「えっ、s」

「早く握るんだ」

「そっ」

 私が喰い気味の先生に反論をしようとすると、

「早くしなよ、3,2,1」

 カウントダウンをし始めた。


(えっ、怖い、

 何、これ、何のカウントダウンなの、

 もしかして、これが終わったら何かされるのか)

 そう思ってしまった私は、

 先生が0と言うまえに、

 杖を握った。


「それじゃあ、早速、

 流してみよう」

 先生は私に言った。


「これ、流しても大丈夫なんですよね」

 私がそう言うと

「大丈夫大丈夫、

 例え、爆発しようとも、

 僕が直してあげよう」

 先生は私に言ってきた。


(怖い、本当に怖い、

 でも、やらない方が、先生に何をやられるか分らないから怖い、

 やるしかねぇ、ふぅ、ふぅぅうっぅ、

 よし、よし、やったるで)

 私はこう心の中で呟いた後に、

 杖に魔力を流した。


 魔力を流すと、直ぐに、

 私の視界は黒色に染まるのだった。

お願い

あの、お願いです、その、誤字報告を下さい。マジでお願いします。

私の国語力は、ミジンコくらいですし、自分の作品を見返すと、恥ずかしくなって蒸発しそうになって真面に読めないので、本当に誤字報告をお願いします。

あっ、それと良ければ★と感想も下さい、お願いします。

あっ、それと出来るなら、感想は、駄目なところ、辛口で教えてください、そっちの方が私が楽しいので。

最後にもう一個、辛口だからって暴言は駄目ですよ。それ以外はいいですけど。

あっ、もう一個ありました。ブックマークしてくれた人、ありがとー!

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