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第126話 報告をするよそれと探索もするよ

新編突入です。編の名前の伏せ字はいつか剥がれます。多分。

あっ、それと、前回の実験会に出てきたお方は本編に登場する可能性が微レ存です。

あっ、そう言えば余談ですが総合ユニーク数5,000人超えてました。ありがとうございます。

 魔法の練習に乗り気になり、それを始め、

 続けた結果、数ヶ月経ってしまい、

 私は、八歳になりました。


 その数ヶ月で何か変わりが無いのか、

 そう聞かれたら、結構色々変わった点がありました。

 驚きでしょう。


 例えば、

 マリーちゃんの精神状態が良くなり、更にロナルド君との仲が良くなった、

 私を仲間はずれにして。

 酷くないかな、もうちょっと私を仲間に入れてくれよ~、

 と言う嘆きは置いて置いて、

 他には、お母様のお腹が大きくなりました、

 まぁ、端的に言うと、ご懐妊です。

 お父様、凄いですね・・・色々と。


 でっ、他には、

 何だろうな、えと、

 例の子爵領崩壊事件は、

 まぁ、何やかんや落ち着き、

 色々と分ったことがあったよ、

 例えば、領主それと、領主の奥さんが亡くなったことと、

 領主の子供さんが何処かに消えていることとか、

 領主が住んでいた街は、

 信じられないほどに崩壊していたり、

 生存者がいなかったりしたっぽい。


 暗い話ばかりだと、

 話している方も辛いんで、

 他の変わったことも報告していくぞ、

 え~と、例えば、

 私は懐中時計を手に入れることに成功したぞ、

 ハンターケースのタイプで機械式だぞ。

 羨ましいだろう、しかも、

 案外装飾が凝ってて、蓋に薔薇の模様が彫ってあるよ。


 あと、他には、

 お父様が殆ど料理人を雇わない理由も分った、

 どうやら理由は、料理人の知り合いがいなかったからだそうだ、

 学院にいた頃に、ぼっち過ぎて、

 料理人との伝手が殆ど無かったみたい。

 悲しいね、私はこうならないようにしたいよ。


 他に変わったことは・・・・・

 何かあったのかな、あっ、思い出した、

 えと、今まで使っていた魔法以外も結構使えるようになったぞ、

 頑張ったから褒めてくれた前よ、

 ハッハッハッハッハ。


 もう一個あった、

 どうやら、お父様達は更に忙しくなったみたい、

 お母様も身重だというのに仕事を頑張っている、

 大丈夫なのかと心配でしかない。


 そんなこんなで、報告会を終わる、

 あっ、待って、最後に一個だけ報告することがあったよ、

 そう、それは私の髪の毛が元の長さに戻ったんだ、

 凄い嬉しいよね、

 えーと、はい、これで、

 本当に、本当に終わりだよ、

 他にも些細な変化とかもあるけど、

 もう君達も飽きてると思うから終わりです。はい。


「あっ、えっ、

 先生、出てきてください」

 私は、何て言うのだろうか・・・・

 まぁ、間を持たせられる方法を思い付くことが出来ず、

 そう先生を呼ぶ声を上げた。


「何、五月蠅いよ、

 僕は今、仕事をしているんだよ」

 何処からともなく声が聞こえてきた。


「えっ、あっ、

 えと、その、何て言いましょうかね」

 私はそう言いながらも思考を回らせた、

(さて、どうしたものか、

 どう言い訳をしようか)


「えと、そうですね、

 取り敢えず、えと、

 そうですね、考えていませんでした」

 私が結局思い付くことはなく、そう言うと、

「君ねー、考えてから話しなよ、

 まだ、魔法の時間でもないだろう、

 それじゃあ、僕は仕事に戻るから」

 こう言う声が返され、

 その後は、まぁ、声が聞こえることはなかった。


(さて、どうしたものかな、

 どうやれば、君達の暇を紛らわせるかな)

 私はそう思いながら、

「う~ん」

 と低い唸り声を上げ、

 部屋の中を回るように歩き回っていた。


(これ、この部屋にいても変わらないな、

 せや、思い付いたわ、

 この数ヶ月やりたくても、

 迷っても語れないために断念していた、

 屋敷の探索会を行おう)

 そう決定した私は早速

『バン』

 と大きな音を開け、

 廊下をスキップで走っていくのだった。

 …………

 まぁ、まぁ、皆さんご存じの展開ですよ。

 もう天丼ネタですね。はい。

 まぁ、分らなかった皆さんも分ったのではないでしょうか、

 まぁ、まぁ、しつこいんじゃと思うかも知れませんね、

 私もそう思います、ですが、

 ですがね、私のせいではないんですよ。

 迷ってしまったのは私のせいではないんですよ。


 覚えようと思いながら歩き続けていても、

 何故か本当に何故か、いつの間にか、

 私が知らない道に出てしまっているのです。


 なので、私のせいではないのです、

 強いて言うのなら、この運命を創った奴、

 そう神様のせいなのです。


 と、まぁ、ふざけるのは一端置いて置いて、

 本当に迷ってしまったために、

 しかも今回は一人で。


(さて、どうした物かね、

 皆さんも考えてくださいな、

 私も、頑張りはしないけど、

 考えるので)

 そう心の中で呟きつつも私は歩いた。


 沢山歩き続けた、

 具体的には、思い付かんわ、

 でも、まあ、沢山歩いた。


 でっ、結局な話し、

 私は更に迷うことに成功してしまった。


(なっ、なんだよ、

 馬鹿にしているのか、

 私は馬鹿じゃないんだぞ、

 本当だよ、本当だからね)

 私はそう言い訳をしつつも、

 道を真っ直ぐ歩いていた。

 まぁ、横道がないからしょうがないよね。


 現在、私がどんな道を歩いているのか、

 それを問いかけられたら、

 私はこう返答を返すだろう、

 坑道のような、

 下水道のような薄暗い道を歩いていると。


 廊下を歩いて、適当な部屋に入って、

 色々探索をしていたらね、

 面白い事に、重そうな鉄の扉があったんだよ。

 しょうがないじゃん、私は、悪くないんだ。

 そう、私は言い訳をしながら薄暗い、何処に続いているのかも分らない道を歩き続けるのだった。

補足説明

重い鉄の扉は、一応ちゃんと隠されていました

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