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第119話 ごめんなさい、お父様、私が悪かったです

投稿遅れてしまい申し訳ありませんでした。

本当にすいません。

 量が多い豪華なお昼ご飯を食べ終わった私は、

 お父様の執務室に侵入し、本を何冊かがめた後に、

 私は殆ど自分の部屋とかしている図書室に来ていた。


 何の本をがめてきたんだ、

 それが気になる人もいるだろう、

 えっ、そんな事より、

 勝手に持ってきて大丈夫なのかって、

 ・・・・・・そんなの知らないよ・・・多分大丈夫なはず、うん。


 って、そんな事よりも、

 私が持ってきた本だ、

 そっちの方が私にとっては大事だ、

 怒られるなんて事は怖くない、

 怒られないはずだしね、うん、多分。


 ごほん、戻すよ、

 怒られるなんて事は無いんだ、本当だ、

 きっと、多分、おおかた、十中八九。


 え~と、でっ、

 私が持ってきた本第一は、

『聖書』私が殿下と会う前に読んでいた奴だね、

 でっ、第二は、

『ブランドー騎士家』『ブランドー男爵家』『ブランドー侯爵家』

 この3つの帳簿、当主、領地とかを纏めた資料だ。


 ・・・・えっ、そんな物勝手に持ち出して大丈夫なのかって、

 ・・・・・・・・・大丈夫なはずだよ、うん、きっと、はい、

 帳簿が入ってるから少しだけ怪しいけど、多分、うん、本当に多分大丈夫なはず、

 まっ、まぁ、私の事を信用してくれよ、

 これでも、言い逃れでは右に出る物はいないって前世では言われていたんだ、

 まぁ、悪い意味だけど、

 えっ、あっ、すいませんね、

 声に出ていましたか、まぁ、喋ってないけどね。


 あっ、えっ、何、

 悪い意味ってどう言う事だって、

 何のことでしょうか、私はそんな事を言った記憶はありませんね、

 本当ですよ、あなた方の気のせいではないのですか、

 なぜなら私は本当に言っていないのですから。


 えと、それでは、

 第三、第四のがめてきた本も教えてあげよう。


 私が心の中で、上記のことを呟いていると、

『コンコンコン』

 と扉を叩く音が聞こえてきた。


「どうぞ」

 私がそう返すと、

「エミリー、

 家の資料を持ち出すときは一言言ってくれないかな」

 こう言いながらお父様が部屋の中に入ってきた。


(何でバレてんの、

 可笑しくね、私誰も近くに付けずに盗んだは、

 違う間違えた、借りたはずなのに)

 私がこう心の中で呟きつつも

「なっ、申し訳ありません、お父様」

 と謝ることにした。


(えっ、言い逃れとかしないのか、

 って言いたいのか、

 まぁ、まぁ、まぁ、落ち着いてくだせぇ、

 無理ですよ、だって、もうバレているんですもん、

 これで言い逃れできる人間いるんですか、

 いるんだとしたら本当にその人、討論、暴論の天才じゃ無いんですか)

 私がこう心の中で言い訳するように呟いていると

「それで、エミリー、どうして資料を持ち出したんだ、

 正直に話しなさい、怒りはしないから」

 お父様がそう諭すような声で言ってきた。


「えっ、と、

 それはですね、その、何て言いましょうか・・・」

 私がそう言い淀んでいると

「早く言いなさい、怒ることは無いから」

 お父様は私にそうまた諭すように言ってきた。


(この人、何時もとキャラちがくね、

 それ程この資料が重要なのか)

 私はそう思い、がめてきた理由を話すことにした。


「えと、それはですね、

 私は、この家、ブランドー家の事、

 特に歴史と領地のことを何も知らないのです、

 だから、・・・その、勉強の為に持ってきてしまいました」

 私がそう言うと

「そうか、勉強の為か、

 それなら、僕に言ってくれれば直ぐに用意したのに、

 どうして、僕に言わなかったの」

 お父様は私にそう聞いてきた。


「それは、そうですね、

 お父様は執務に忙しいでしょうし、

 その、迷惑かと思いまして」

 私がそう言うと

「そうか、エミリー、

 僕の事を考えてくれたんだねー、

 本当に良い子だ、でも、

 僕はエミリーのお父さんなんだ、

 だから、僕はエミリーに頼って貰いたいんだ、

 迷惑なんて考えなくて良い、

 幾らでも頼ってくれて良いんだ」

 お父様は私にそう言ってきた。


「そうですか、・・・分りました」

 私がそう言うと

「そうか、ありがとう」

 お父様はこう言った後に、

「それで、資料以外には何を持っていったんだい、エミリー」

 こう問い詰めるように言ってきた。


「えっ、あっ、何のことですか」

 私が言い訳できるかも、

 と思いながらそう言うと

「エミリー、

 僕は君に嘘を吐いて欲しくないんだ」

 また諭すように言ってきた。


「分りました、言います、言いますから、

 何時ものお父様に戻して下さい」

 私は、少しだけ、恐怖というか、

 私のせいではあるが、何時もと違いすぎ、違和感に耐えられなかった。


「あぁ、わかったよ、それじゃあ」

 と言った後に、軽く咳払いをし、

「エミリ~~~、何を持っていたんだい」

 こう言いながら私に抱きついてきた。


「何のことですか」

 私が言い訳をするように言うと

「うぅ、そんな、

 エミリーが僕に嘘を吐くなんて」

 そう嘘泣きをしながら言ってきた。


「嘘泣きしないで下さいよ、言いますから」

 流石に私が悪いので、

 ふざけずにそう言うと

「そうか、ありがとう、エミリー、

 それじゃあ、早速教えてくれ」

 お父様は私にそう要求しながら抱擁をやめ、長椅子に腰を下ろした。


「分りました、

 えと、まずは、先程、お父様の言っていた資料です」

 私がそこで区切ると

「それは分ってるよ、

 一気に言ってくれエミリー」

 お父様は私にそう言ってきた。


「分りました」

 私はこう言い、がめてきた本を持ってきて、

 題名を読み上げていった。

一応注釈です。

主人公の発言の『言い逃れでは右に出る物はいない、悪い意味で』

は悪い意味、えと、何て言いましょうかね、

言い逃れが出来なさすぎて右に出てる人間がいないという意味です。

それと、私の定期試験が終わったら、

カクヨムとかに投稿しようかな〜と思います。

重複はいいはずですよね?

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