第108話 やったー!やった!私はやっと眠れる、眠れるんだー!
今日と昨日だけで総合ポイントが24ポイント増えました。
ありがとうございます、本当に嬉しく、
発狂して喜びたいくらいには嬉しいですが、
喉を壊しそうなのでやめておきます。
色々あり恥ずかしさで、
マリーちゃんを追い出した私は、
椅子にだいぶ深く腰掛けていた。
(あぁ、眠い、
死ぬ~、寝よう、
さぁ、寝よう
もう眠っても許されるはずだ)
私はそう思いながら、
目を閉じると、
直ぐに嫌~な予感がしてきた。
(ああぁぁ、
何か、何かな~
駄目な気がするな~
こりゃあ、駄目だ、
本当に駄目だな、
ガチで嫌な予感がする)
私はそう思い始めていると
「エ~ミ~リ~」
と私の事を呼びかける、
違うな、呼びかけてねーわ、
何て言うんだろうな、そうだな、あれだ、あれ、
えぇ、そう叫ぶ声が聞こえてきた。
(五月蠅い、本当に五月蠅い、
マジで五月蠅い、頭がガンガンする、
気持ちが悪いな~)
私がそう思いながら目を開けると、
私にジャンプするようにして飛び込んでくるお父様がいた。
(はっ、なに、意味分らん、
はっ、私、はっ、はあっ)
私が纏まらない思考でそう考えていると、
『ボン』
的な音共に私の体に衝撃が走った。
何故か、お父様の体ほどの質量の物がぶつかったと考えると、
比較的、衝撃が少ないように感じた。
まぁ、少しだけ痛かったけど。
「何やってるんですか、
やめて下さい、痛いです、
叩きますよ、離れて下さい」
私はジャンプしながら抱きついてきたお父様にそう文句を言うように叫ぶと、
鼻につく匂いを感じた。
鼻にツーンと言おうか、
言葉で言い表せ、
そう言われると難しいのだが、
まぁ、何て言おうかな、えと、
そうだな、もういいや、
えと、アルコール臭、
まぁ、酒の臭いがしてきた。
「臭いです、どいてください、
離れて下さい、叩きますよ、
蹴りますよ、良いんですか」
私がそう問いかける
「やめてくれよ~」
と腑の抜けた、
間抜けな声が返ってきた。
(あっ、これ、酔ってるな、
よし、蹴るか、何処を蹴ろうな、
急所をやるか、いや、
やめておこう、流石にやめておこう、
弁慶の泣き所を蹴るか)
そう思い決定した私は、
早速、脛に渾身の力を込め、
足を叩き込んだ。
すると、
「ぐふ」
と呻く声と共に包容の力が落ち、
お父様は倒れていった。
(あっ、やべ、やり過ぎた)
私がそう思いながら焦っていると
「おい、大丈夫か」
そう安否を確認する声と共に、
私の部屋の扉が
『バン』
と言う大きなを立て、開かれた。
「あっ、その、
私じゃ有りませんよ」
私は、そう、咄嗟に、
部屋に入ってきたお師匠様に言い訳をした。
「おぉ、そうか、
それじゃあ、どうしてこいつは潰れているんだ」
お師匠様は私の嘘を信じたのかそう疑問を持っていた。
(よかった~
嘘通じたよ、あはは、
良かった)
と心の中で呟いていると
「まぁ、いいか、
それじゃあ、この馬鹿つれて行くわ」
お師匠様はそう言いながらお父様の首根っこを持って引きずっていった。
(あれ、死なないかな、
大丈夫なのかな)
そう思いつつも私は
面倒くさいので関わらないことにして、
体に残っている体力を全て使ってベットにダイブした。
ベットに入ると、直ぐに、
私は睡魔にやられて、
気絶するようにして眠りについた。
私が眠りにつくと、
直ぐに悪夢を見始めた。
それは、もう、ものすっごい悪夢だ。
内容は酒をたらふく飲んだ次の日みたいな感じの頭痛がある状態でベットに横たわっている夢だ。
(なんだろうな、これ、何か、既視感があるな、
前世の記憶なのかな、これ)
私がその悪夢にそう思っていると、
「お・・よ」
段々意識が目覚めていく感覚と共に、
その声が聞こえてきた。
(黙れよ、もうちょっと寝たいんだよ、
それにこの夢のことも知りたいし)
私がそう思っていると、
強くは無いが、
叩かれるような感覚があった。
(まだ、もうちょっと待って、
もうすぐで思い出せそうなんですよ、
もうちょっと、ほんのもうちょっと)
私がそう制止するように心中で呟くと
テレビだろうか、
よく分らないが、そのような音が何処からともなくなり出してきた。
(これ、何か、ガチで悪夢っぽいな、
風邪引いてるときとかの)
私はそう思いながらも、
そのテレビの音に耳を澄ませた。
「*********」
まぁ、何て言うんだろうな、
えぇ、と、そうだな、
簡単に言おう、
私にはそれが何を言っているのかが分らなかった。
まぁ、だが、一応、
この記憶を取り戻すことは成功した。
この記憶は、
多分、私の記憶通りなら、
たしか、転生する前だったはずだ。
(でもなぁ、
私、此処で死んだ記憶無いんだよな、
ていうか、この後の記憶がそもそも無い、
何かしていたような、誰かに会ったような気がするんだけどな)
私がそう思って考えていると、
もう、本当に抗えないくらいに、
私の精神は夢から現実へと浮上していた。
「・・・・」
私は眠たい眼を擦った。
(まぁ、思い出せないなら、
多分重要な事じゃ無かったんだろうな、
転生前ってのも気のせい、
それか、別の記憶と勘違いしている可能性もあるし)
私はそう思うことによって、
夢のことを考えないことにした。
(まぁ、思い出せそうにないし、しょうが無いよね)
私はそう心の中で呟きつつも、
怒っていた、何に怒っているか、
それは至って簡単だ。
(皆も嫌だと思うんだよ、
気持ちよく、
違うなこれは、
えと、うん、あぁ、
寝ていたところを起こされるのは嫌だと思うんだ)
と心の中で文句を言うように呟きながら、
私を起こしたであろう、
犯人に視線を向けた。
私がその犯人に
『ジトー』
とした視線を向けていると
「いやあ、おはよう、
間違えた、こんばんは」
こう陽気そうに挨拶をしてきた。
少しご報告です。
この『皇子殿下襲来編』が終わりますと、
実験のために無駄話が入ります。
今はどう言った実験をするかは秘密ですが、
終わったら後書きに書き込む事にします。
それと、この作品の章が分かり易いように
『転生少女編』だけだったところに『皇子殿下襲来編』
を追加しました。




