表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
105/385

第103話 何やってるんですか、本当に何やってるんですか、信用していたんですよ

 何やかんやあり、

 マリーちゃんに怒ってしまった私は、

 ロナルド君を回収し、

 現在、また、

 今日何度目が分らないが、

 皇族が待っている部屋の前に立っていた。


(これ、何回目だよ、

 はぁあ、寝ないように頑張ろう、

 ていうか、マリーちゃん大丈夫かな)

 私はそう思い

「あの、大丈夫ですか、二人とも」

 こう問いかけた。


(マリーちゃんに直接聞くのは気まずいんだよ、

 しょうが無いだろう、

 皆も気まずいと思うだろ、

 だって、さっき結構ちゃんと怒っちゃったんだよ)

 心の中でそう言い訳するかのように呟くと

「僕は大丈夫ですか・・・」

 ロナルド君はこう帰してきて

「私も大丈夫です」

 先程よりも元気そうな声でマリーちゃんは返してきた。


(これは、大丈夫かな、

 声音的に大丈夫そうだけどな、

 演技じゃ無ければ)

 私がそう思いながらも

「そうですか、分りました、

 それじゃあ、行きますね、

 いいですね、開けますね」

 と何度も確認を取るように言うと

「早く開けないといけませんよ」

 マリーちゃんが、そう言ってきた。


(マリーちゃんに言われちゃったし、

 早く開けないとな、はぁあ、

 よし、やるか、やるっきゃないよな、

 選択肢は無いよね)

 と心の中で覚悟を決めるために呟いた。


(地味に、これ、

 何回目なんだ、今日、

 覚悟決めすぎだろ)

 と心の中で呟きつつも私は、

『コンコンコン』

 こう今までで一番綺麗な音で扉を叩くことに成功した。


(やった、これ、

 今日一じゃね、マジで、

 何か少しだけ響き方が違う気がする、

 気のせいかも知れないけど、

 でも、多分、気のせいじゃ無いよね、

 これ、よく分らないけど)

 と意味の分からない事を心の中で呟いていると

「入れ」

 そう偉そうに言う声が聞こえてきた。


「失礼します」

 私はそう格好付けるように、

 冷静に、今日の中で一番、

 冷淡な声を出して言うと、

 マリーちゃんが扉を開けてくれた。


(ありがとうございます、

 後で御礼をあげよう、

 その御礼の内容は、

 私がマリーちゃんのお願いを何でもかなえてあげるって言う奴だ)

 と心の中で呟いた後に

「遅くなって申し訳ありません」

 こう言いながら一応、

 跪いて置いた。


(これって跪いた方が良いのかな、

 よく分らないな、う~ん、

 やっぱ、跪いた方が良いよな)

 と心の中で呟きつつも下を向いていると

「よい、座れ」

 そう私に着席を促す発言をしてきた。


(そういえば、この人達って何時から此処にいるんだろう、

 1時間かな、それとも数十分くらい、

 よく分らないな、私、どれだけ放置してたんだっけ)

 と思いながらも

「失礼します」

 こう感情を声音に出さないようにしながら皇族様の目の前の席に座った。


(何か、眠いな、

 お茶を眠気覚ましに飲みたいな)

 そう思っていると丁度よく

「どうぞ、お嬢様」

 と私に言うよく知っている声と共に私の目の前にお茶が置かれた。


(はっ、可笑しくね、

 今の声って、さっきの2人のメイドじゃ無いよな、

 えっ、どうして、何故、何故に、

 どうして、お母様の声が聞こえてきたんだ、

 あの人、こんな所でふざける人じゃ無いでしょ)

 私がそう思いながら置いてくれた人の方を見ると、

 まぁ、案の定、お母様だった。


(はぁああ、

 何やってんの、お母様本当に何やってんの

 そんな事する人、お父様だけだと思ってたんだけど)

 そうお母様の正気を疑い心の中で呟いた後に、

「申し訳ありません殿下、

 少しだけ、お時間を貰っても構わないでしょうか」

 と確認を取る。


「あぁ、構わない」

 少しだけ、コショコショと小さい声で話す声が聞こえた後に、

 殿下は私に対してこう返答をしてきた。


「ありがとうございます」

 こう御礼を礼儀として一応言った後に、

 お母様を手招きして、

 スッゴい小さい声で

「何をやってるんですか、お母様」

 そう怒ったように問いかける。


 すると、

「ふふふ、ごめんなさいね、

 私もメイドさんをやって見たかったのよ」

 楽しそうに、何処か嬉しそうにそう言ってきた。


(馬鹿なのか、

 本当に馬鹿なのか、どうして今やるんだよ、

 何考えてるんだよ、へっ、ハッ)

 と心の中で呟きながら

「どうして今やるんですか、今」

 私が結構怒ったように問いかけると

「今やった方が楽しそうじゃない」

 馬鹿みたいなことを平然と言ってきた。


(本当に何考えてんの、

 マジで正気じゃ無いでしょ、

 寝不足の私よりも正気じゃ無いよ、

 本当に大丈夫か)

 と私は何故か心配心を抱いてしまった。


「お母様・・・

 楽しそうだなんて理由だけで、

 今しないで下さいよ、

 せめて、殿下達が帰ってからにして下さいよ、

 お願いしますよ」

 私がそう頼むと

「ふふふ、もう遅いわよ」

 笑って反省の色を一切見せずにそう言ってきた。


(この人、

 わざとだな、絶対にわざとだな、

 これは確信できる、わざとだ)

 そう心の中で呟き

「もぅ、反省して下さいよ、

 反省をするつもりがないのでしたら、

 せめて、少しでも色を見せて下さいよ」

 私がそう言うと

「ふっ、じゃなかったわね、

 ごめんなさい、エミリー」

 と顔は笑顔なのにも関わらず、

 凄く反省しているような声を出してきた。


(それどうやってんの、

 怖、なにそれ、どうなってんの)

 そう思いつつも私は、

「反省してるのなら、笑顔もやめて下さいよ」

 と驚きを見せないように言うと

「ふふ、それよりも、

 私が淹れたお茶を飲んでくれないかしら、

 久しぶりに淹れたのよ」

 こうお願いをするようにお茶目な感じで言ってきた。


(えぇ、それよりもって、

 お母様、お茶の方が大事なの)

 と思いつつも私は、

「分りました」

 こう返してお茶に口を付けた。

総合評価が多分2増えました。

ありがとうございます。

2ですよね?私、覚えられないんですよね、はい。

それと、明日から本格的に勉強しないとテストとかテストとかテストがヤバいんで、

文字数を少なくします。7日後までは今の字数で進んでいくと思います、多分。

私が勉強から逃げたら文字数は変わらず続くと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] メイドさんは可愛いと思う [気になる点] ここまで読みました んーなんというか主人公含めた登場キャラの中で不快な作りしてるキャラがちらほら居て、不快じゃないキャラも『なんだコイツ…』な感じ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ