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プロローグ

初投稿です、、まだまだ文章が拙い箇所が多いと思いますが、どうぞよろしくお願いします~

 「職種」この国、アルフレルト王国では「身分」に次いで人を縛りつける要因だ。

特に、魔法分野の職種ではその縛りはより強固なものになる。 剣士を親に持つ子供は剣士に、魔術師の親を持つものは、魔術師。

 そして錬金術師の親をもつ、アルム・デヴァルも例外ではなかった。

僕は幼いころから、劣等感に駆られていた。古くから何度も発生してる、「帝国」との戦争の最前線で、剣士、魔術師、僧侶、騎士、竜騎士、などの役職は猛威を振るっていたのにもかかわらず、歩兵以下の戦果しか挙げられない、錬金術師を職にしている親の元に生まれたからだ。

 しかし、勘違いしないでほしいが親は決して怨んではいない。17になるまで僕を大切に養育し、教養も、娯楽も欠かさず与えてくれて、むしろ感謝している。

 だがしかし、魔法職種専用学校では毎日のようにさげすまれ、見下され、自分の立場に理不尽を感じざるを得なかった。

 剣士の生徒は魔力が低くとも、僕を「最低」のボーダーラインにして安心する材料に扱われ、魔術師からは、「錬金術は魔術の出来損ない」と職種までも否定してきたものだ。

 

 この劣等感を打開する方法はただ一つ。「魔力以外の共通分野で、他を圧倒すること」である。

 魔法系職種で第一に問われるのはやはり「魔力」。しかし、その運用をするにおいて、魔法の原理、原則、の「魔法科学」を理解することも必須である。

 僕は、魔法科学の勉学は欠かせなかった。テストの際も筆記、魔法具、魔力物質を扱った実技では常に高得点を取り続け、魔法科学において、盤石の「首位」を勝ち取ったのだ。

 あの時の、他職種生徒の顔は今でも忘れられない。まさに「驚愕」という顔をしていた。


 そして時は経ち、その首位の座は王国にも認められ、晴れて「王室魔法科学技術院」に入院することになった。

「王室魔法科学研究院」とは、王国の英才たちが集い、軍事技術などの魔法科学技術を研究し、国家防衛の根幹となる、最重要機関のうちの一つだ。そして、魔力量の低い錬金術師の唯一の出世コースでもある。

その最重要機関の「探査研究員」として、スカウトされたのだ。

これは、またとない錬金術という職種の名誉挽回の機会である、そう確信した。


そして決心した。この機関で国家に尽力し、今までに見たこともないような、時代を変えてしまうような新技術を生み出し、錬金術師という役職が二度と、「最弱職種」と()()()()()ように、この世界を変えてやる技術を生み出すと。



しかし、この無垢な野望が、本当に世界を変えてしまうということは、まだ誰も予期していなかった。


 


まだまだ作品はこれから、ということで、今後ともよろしくお願いします、、

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