「それ征(ゆ)け殺喜ちゃん!」熊ノ翁氏著
「それ征け殺喜ちゃん!」熊ノ翁 氏著(連載中)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889996370
熊さんはツイッターでも色々呟いてますが、ツイの短い文面の中でもユーモア溢れるオチやブラックな例えを引用したり、私も、これを小説に昇華させたら面白いだろうと思いつつ、たまにコントみたいな会話を楽しませて頂いてます。
で、小説も一見ブラックユーモアっぽいんですが、実はなかなか真面目で奥が深かったり。
殺喜ちゃんは小4の女の子で、主人公・灯のクラスに転校生としてやってきます。
名前の通り、殺し屋の娘。
力も強い。りょうりと聞いたら「拷問」と変換する。
「仲良くしてね」は「ブチ殺すぞ」と同義。
殺し屋の常識は一般人の非常識。
と、明らかにすれ違った会話が、小学4年生同士でなされている姿は、シュールというよりむしろほのぼのさを感じます。
そのノリのまま繰り広げられる、殺し屋小学生と一般児童たちの物語。
少年誌に掲載されていそうだけどドラマなら深夜枠、という感じでしょうか。
1話ごとの区切りは長めですが、文章は読みやすいです。
斜にかまえた子供時代を送った方に、オススメかも。
(更新頻度が少ないのが残念)