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生きて生きる  作者: ファンセバスチャンなおき
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辞める

結局俺は仕事を辞めた。辞めることに後悔はなかったが、上司の増田が

「辞めるとは思っとったけど、実際、そう言われると寂しいもんやな」

と力無さげに言った。

「何か次の仕事考えとるんか?」

「仕事は決めてないですけど、やりたいことは見つかりました」

「そら、ええこっちゃ。誰しもな、お前みたいにやりたいことやりたいねん。でもな、色んなこと言い訳にしてやらへんのよ。年齢がどうだの、体力がどうだの、家族がどうだのと。だから大滝、そのやりたいこと、誰になんて言われても自分で納得できるまでやりきってこい。俺にできることがあればなんでも言ってくれてええで」

増田は俺の背中をしっかりと押してくれた。


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