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生きて生きる  作者: ファンセバスチャンなおき
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友達

その手紙を俺は紙袋いっぱいに詰めて持って帰ることにした。翔は内容がだいぶ気になったようだが、香澄が2人のことだからそっとしておきなさいと窘めた。

このアパートもだいぶ老朽しているのだろう、隙間風が冬の厳しさを教えてくれていた。

片付けも終わり、ではまたと香澄に伝えた。香澄から

「時々、この子の面倒見てくれる?私も色々と仕事があるものだから、暇な時で良いから」

「もちろんですよ。レナとの約束ですから」

「何の約束?」

翔が不思議そうな顔でこっちを見る。

「レナちゃんが翔のこと、宜しくって言うからさ」

「宜しくってどう言うこと?」

だいぶ難しい質問だが、

「ちょうどいい具合の友達になってくれってことだよ」

「そっか、じぁマブダチだね」

そうだと返した。

翔の父親にはなれないが、決して離れる事のない友であり続ける事を心に誓った。


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