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生きて生きる  作者: ファンセバスチャンなおき
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病院へ

長野の病院へ入院して1週間ほど経った。容態も若干落ち着いたこともあり、元々の東京の病院へ戻ることになった。

意識も若干回復したものの、会話の受け答えをするのが精一杯な状況だった。

東京の病院に着くと精密検査を行った。すると脳への転移が確認された。堤から絶望的な話をされた。

「脳への転移はレナさんから会話を奪うことになるでしょう。思ったよりも大きい。ご家族の方には大変申し上げにくいですが、心の準備をしてください」

「あとどれくらいでしょうか?」

「もって1週間だと思います」

ただ受け止めるこもできず、手汗をびっしょりかいているにも関わらず、自分のなぜか体温が下がっているのを感じた。

「わかりました」

一言返すのが精一杯だった。


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