表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生きて生きる  作者: ファンセバスチャンなおき
46/68

天体観測③

星が降る。その表現が正しいのだろう。数個の星たちがこちらに向かって降ってくる。西へ東へと。しぶんぎ座流星群だ。

「凄い、凄い。歩、これはどういうこと?」

「これが流れ星だよ。レナ、願い事しなきゃ!」

俺の首にかかっていた両腕を離し、俺の顔の前で手のひらを合わせてレナは願った。

「歩むの分も祈るから、願い事は何ですか?」

「今この時、この瞬間が永遠に続きますように」

「オッケー」

か細い声でレナが返事をした。

1つ星が流れた。レナは小さい声で俺の願いを唱えた。

「レナ、双子座の話してもよい?」

「うん、歩のオタクっぽいところ結構好きだよ」

「あのね、一般常識レベルです。ほら、あそこを見てごらん。冬の大三角の右の方。2つ明るい星があるのわかる?」

「うん、わかる、わかる」

「あの2つの星がカストルとポルックスっていうんだ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ