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生きて生きる  作者: ファンセバスチャンなおき
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俺とアイツの5年間①

2003年夏アイツとの交際がスタートした。といってもお洒落なデートを重ねたわけではなかった。今思えばただずっと一緒に過ごすことが多かったのかもしれない。大学の練習場、ライブハウス、アイツの住む登戸のアパート。お互い授業にも出ず、一緒に時間を過ごすことがただ幸せだったのだろう。アイツはどう思っていたのかはわからないが、俺にとってはそれだけで十分だった。1つだけ文句をつけるなら、アイツの異様な散歩好きかもしれない。大学のある四ツ谷から新宿までよく歩いたことを覚えてる。電車に乗りたくなかったわけではないのだろうが、約3キロの道のりを黙々と歩き

、俺はそれに付き合ったのを覚えてる。

今考えてみれば、大学時代付き合った3年間を考えると累計100キロ以上だろう。いつも同じ道を歩き、その日に起きたこと、思ったこと、たわいも無い会話をしていた。そう、ただアイツと俺はずっと一緒にいた。きっと未来永劫この関係が続くと思ってたんだ。

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