表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生きて生きる  作者: ファンセバスチャンなおき
29/68

「レナ、もし自分が病気じゃなかったら、って想像して、叶えたい夢ってある?」俺はあまり夢って言葉が好きじゃない。なぜなら叶わないことのほうが多いからだ。小学校の卒業アルバムに書かれてた夢がどれほど叶えられてるだろう。もしかしたら凄く残酷なことをレナに聞いているかもしれない。

「そうね〜」少し考えて、そして明るく答えた。

「一つ目は長野の満天の星空を歩と見ること。歩はずっと東京にいるでしょ。星の名前はたくさん知ってるくせに田舎の綺麗な星空を知らないと思うの。歩、絶対感動するはずよ。

2つ目は中途半端になっちゃったウエディングプランナーだね。どの結婚式も幸せそうだったんだけど、まだやりたりないかな。準備は凄く大変なんだけど、良い結婚式披露宴ができると達成感があるの。だからもっと続けたかった。

3つ目は翔の結婚式に出ることかしら。お姉ちゃんは結婚もしないで子供だけ産んじゃったのよ。だからね、家族の結婚式に出てみたい。せっかくウエディングプランナーだから私が最高の結婚式をプロデュースしたいわね」

残された時間はあとどれくらいあるだろう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ