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ベッドタイムシンキング

作者: 黒川瑞希

眩しすぎる液晶画面を見つめて

あなたも同じことを考えているのがわかる。

だから敢えて言葉にしない。


恐らくたった10キロ程度の距離しかないのだ。

大人になった私なら、TAXIに乗ってしまえばすぐにそこへ行ける。

大人になってしまったから、行ってはいけないこともわかる。


ルールやしがらみを忘れてしまいたい。

夢で会えるなんて言い聞かせて眠るのはもう飽き飽きしてるのに。

夢の中でさえ思い通りにならないんだ、


こんなことなら大人になんてなりたくなかった。


退屈な夜におやすみなさい。

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