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スーパーの店員の水野さん  作者: 開墾路花壇
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1 独りぼっち

1 独りぼっち


 二〇一八年六月十八日 月曜日


「あーあ」

 何の変哲もない日常だった。わたしは友達がいない。今日は誰と会話しただろう。昼は屋上で食べる。部活は帰宅部。文化祭や体育祭は関わりたくないからメンバーを決める日は休む。いつからわたしはこんなにも臆病になってしまったのか。それは多分幼少期のトラウマ。小学校三年生の夏休みにわたしはこの町に引っ越してきた。どうしてもなじめなくて、気づけば引っ込み思案な性格になっていた。人と話すことが怖い。話しかけることが怖い。人と関わることが怖い。直したいと思うのだけどどうしようもない。だからわたしは、あるとき・・・・・・人生をあきらめた。・・・・・・もっと友達と和気あいあいとSNSの話をしたり好きな男子の話で花が咲いたり、そんな人生もあっただろうに。そのような一切合切をわたしは全てあきらめた。だってわたしは、恋愛小説の中のヒロインではなくしょせん、登場人物Aなのだから。

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