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不穏な空

「どりゃぁぁ~!!!」」

コクトがゴブリンを倒す。

「いや~。コクトすげえな。またコクト一人でやっちゃったよ。10いや20は居たぞ。」

そういったのはリーダーだ。

リーダーの名はカエデ。強気の女性だ。

彼女の装備は、両手剣。

リーダーだが、あまり強くない。まとめる力があるのだ。

コクトは短刀使いだ。

この中で一番強い。このグループを集めたのもコクトだ。

「もうちょい奥行くか…おっとあぶねえぞカエデ」

後ろにゴブリンがいたらしい。

カエデが10秒くらいで倒すものを、コンマ1秒がで倒してしまう。

「まったく頼りないリーダーもいたものだ。」

「なんだよノーラその口縫ってやろうか?あ”!?」

顔の色が一気に変わる。さっきまでのニコニコから一気に般若のような顔になった。

「いやぁー本当にねぇ〜」

「まだ私達のほうが」

「「強いわよ」」

「ヤヨイとノヴまで!!」

攻略中なのにまたこんなことになる。

「そこまで言う必要ないだろ!なぁ!コクト……コクト?」

こっちを見てみんなが心配している。

「ああ、ごめんごめん。ちょっとな…」

あぁ。なんで今思い出したんだろう。思い出したくもない、家族のこと。

なんでだろうあんなに優しかったのに。いつからだろう。

あんなに怖くなったのは。あんなに暴力を振るってくるようになったのは。

怖かった。だから逃げるために強くなった。逃げるために仲間を作った。逃げるためにこの汚れた力を振るっている。

逃げるために。逃げるために。逃げるために。逃げるために…


「「大丈夫かな?」」

「コクト」

「また周りの声聞こえてない」

双子の二人はそういった。

「どうだろうな。そっとしとく。ってわけにもいかないからなぁ。」

とカエデ。

「これから克服してくれればいいんだが」

とノーラ。

こんなことが3日目にして、もう5回も起きている。

事情も聞いていた。

まあ言葉を濁した所もあったが。

コクトは虐待を受けていたらしい。

そこまでしか聞き出せなかったのだが。

何にしろ心配だな。

と全員が思った。


はっと気づいたときにはグループホームにいた。

また思い出してしまった。

今回は気を失ってしまったらしい。

ベットから起きて、光が差し込むドアへ向かう。

「おっ、起きたかコクト!おつかれ様!」

笑顔で迎えてくれる。

「あの…ありがとう。」

「いやいや別になんてことないよ!なぁ皆。」

ノーラは優しい。

「「ええ。もちろん。」」

とヤヨイとノヴ。

ヤヨイは笑顔で和ませてくれる。

ノヴはたまに短気になって怒るヤヨイを止めてくれるし、ほわほわしてて不思議な生き物みたいで可愛いし優しいんだ。

「なんだよ水臭いなぁコクト!」

カエデはこんな強気だが可愛いとこもある。

ほら。カッコつけるとドジをする。今も水をこぼした。

皆優しいんだ。優しすぎるからふと思い出してしまうんだな。

「ありがと。」

そしてみんなの輪の中へ加わる。

「よし明日も攻略だ!次は洞窟行くぞ!」

そうして明日も攻略をする。

のんびり気ままに…

なはずだったんだけど…


読んでくれてるとうれしいです。

書き出したばかりですが。よろしくお願いします

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