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色々と。  作者: 時雨氷水
6/7

▲会話形式だけで頑張ってみたシリーズ (1)

このシリーズは某作者様の真似をして書いてみたものです。

正直言って本家の方が百倍面白いです。


興味がある方はどうぞ:

http://blog.livedoor.jp/minnanohimatubushi/archives/1729852.html


男「勇者に選ばれてしまいました」


村娘「なんと」


勇者「魔王を倒しに行ってこいと言われたので、倒しに行きます」


村娘「私も行きます」


勇者「待っててください、危ないです」


村娘「道中で誰かと恋中になって帰ってこないパターンですか」


勇者「そんな事はありません」


村娘「信じられません、ついていきます」


勇者「ダメです、許しません」





勇者「マジでついてくる気ですか」


村娘「はい」


勇者「今からでも帰る事はできますが」


村娘「イヤです、どこまでもついていきます」


勇者「どこまでもってどこまでですか」


村娘「具体的にはトイレの中にもついていきます」


勇者「変態ですか」


村娘「違います」






勇者「最初の大きい街につきました」


村娘「人が多いです」


勇者「その分治安も悪いです」


村娘「そうですか」


ヤンキーs「お、可愛いねぇちゃんだなぁ、俺らと一緒に遊ばねぇ?」


勇者「ほら言わんこっちゃない」


村娘「大丈夫です」


勇者「何が大丈夫なんですか」


村娘「だってほら」


兵士s「こらー、またおまえらかー!」


村娘「後ろに兵士さん達がいますから」


勇者「なんと」





勇者「今日は野宿です」


村娘「初野宿です」


勇者「寒いでしょう、こちらに来てください」


村娘「温めてくれるのですか」


勇者「あたりまえでしょう」


村娘「大好きです」


勇者「ありがとうございます」


村娘「という訳でしっぽりとしけこみましょう」


勇者「青姦はイヤです」


村娘「なんと」






勇者「二番目の街につきました」


村娘「ここは治安が良さそうです」


勇者「それ以前に人々の目に光がありません」


村娘「そもそも喧騒すらありません」


勇者「どういう事でしょうね」


村娘「どういう事でしょうか」


???「魔王が街に呪いを掛けたからです。」


勇者「えっ」


村娘「えっ」


女賢者「申し遅れました、私は女賢者と申します。 勇者様を…貴方様を、お待ち申し上げておりました。 世界に仇成す魔王を倒すため、どうか貴方様の仲間にして頂きたいのです。」


勇者「可愛いです」


村娘「浮気は許しません」


勇者「思っただけです、ヤキモチですか」


村娘「ヤキモチではありません」


勇者「可愛いですね」


村娘「黄色い救急車に乗る事をおすすめします」





女賢者「あのね、村娘さん。 私だってこんな事言いたくないんだけど、あなた勇者様のお荷物になってるって事自覚してる?」


村娘「」


女賢者「いつも後ろに庇われるだけで、何もしないで。 というか、あなた程度の人間に勇者様ほどの人が本気で惚れてくれてるとマジで思ってるの? バッカじゃない?」


村娘「」


女賢者「勇者様は優しいからあなたみたいなのでも邪険にできないんでしょうけど、私は出来るわ。 勇者様は世界を救うお方。 対してあなたはわがまま三昧のなんの取り柄もない村娘。 釣り合おうとする事自体がおこがましいのよ。 だから、さっさとおうちに帰りなさい。 さもなくば、私が相手になるわ。」


村娘「」


女賢者「ちょっと、あなた聞いてるの? それとも返事すらできないぐらい馬鹿なの? …ねえ!」


村娘「」


女賢者「え、ちょっと触っただけなのに、倒れ…?!」


村娘「身代わりの術だ」


女賢者「くっ、いつの間に後ろに…杖撃!」


村娘「あたりません」


女賢者「杖撃!」


村娘「ひょいひょーい」


女賢者「杖撃!」


村娘「そのうちハエでも止まりそうなスピードですね」


女賢者「…ベギラマ!」


村娘「カキーン 効果がないようだ」


女賢者「あたりなさいよ! なんで避けれるのよ!」


村娘「なんとなく歩いてたらこんなんなってました」


女賢者「はぁ?!」



勇者「あいつら仲いいなぁ…やっぱりコカトリスは美味いなモグモグ」









続く…かも?

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