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最終章 物語の終わりと始まり
数年後──辺境の村に新しい学校が建てられた。
看板にはこう書かれている。
シャルル・スクール
全ての子供達へ希望を
その前で白髪の女性が立っていた。
「……物語は終わりじゃない。終わりが始まりになる事もある……」
風が彼女の髪をなでる。
遠くで子供達の笑い声が聞こえていた。
彼女の影がふと動き、そこから小さな少女の声がする。
『……次は私の番?』
「ええ。今度こそ私が悪役令嬢になるわ。でもきっと……また誰かを救えるわよね?」
ジュリエットは微笑んだ。
『そうね。だって、悪役令嬢だってヒロインになれるんだから』
THE END