武漢肺炎と台湾唯一の国家防疫成功に考えて
2010年、昨年一年に人類は大きな転換期を迎えた。
これはたぶん読者が考えている規模をはるかに超えた変革だと考えられる。
場合によっては科学水準が後退してもおかしくない事態だ。
それだけではなく民主主義という社会制度そのものがひび割れを見せている。
大袈裟なようだが流れている情報が正誤明確なものがないためどうしようもないのだ。
まず比較的わかりやすい経済関連を上げてみよう。
東京オリンピックの延期、そんなものは擦り傷にも入らない。在宅ワークの普及?それってなんの意味があるんですか。今回のコロナの最大の影響は大量生産の否定である。同時に少量多品種生産も否定される。じゃあ何を作ればいいのか、なんでそんな結果が起きるのか?
原因は店舗販売の衰退とネット通販の普及である。
当たり前だと思う人もいるだろうし、遅かれはやかれそうなるのでコロナは関係ない問う人に尋ねてみたい。
ちょっと考えてほしい。一年間生産活動をせずにいきなり職人技を発揮できる人間は存在するのか?。
私は見たことはない。
ではこれが生産機器の水平基準版の職人を考えてみよう。
CPUのプリント規格が9nmとすれば当然機械の動作誤差はその10分の1以下に抑え込まないといけない。その基準版を作るのは人間の職人です。
ガタガタの基準でほしい制作水準を満たすことは不可能です。
それらを生み出してきた職人技はこのコロナで裾野を失っています。
それらの職人が育つ土台なくしては旧式で安価なものを売る勢力に負けてしまいます。
日本は百均という分野で伝統工芸という分野を消失しました。
言いすぎかどうかは現状をちょっと考えて見ればわかることです。
必要な日用品に数千・数万円をかけて買う人がいますか?昔は割れた陶器ですら「鋳掛屋」といって釉を掛けて焼くことで使えるようにしたのです。
100均にそのような考え方は存在しません。
問題なのはここです、大量生産安価製品では技術開発まで資金が回らないのです。
ゆえに簡単で精度が緩く、多少の不具合も仕方がないかで済まされる分野が100均に並んでいます。
こればかりはどうしようもないことです。
いま引っ越しの時に食器を買い揃える人の方が稀でしょう。
使えて十分でプラスチックで長持ち、そして安い。
いいところだらけのようですが、いわば過去の遺産で食っているだけの前進性はありません。
前進性を与えるために必要なのが「お金」そして「見栄」というか、いいものには相当の代金を渡す文化でしょう。
それによりその業界に競争が起きることで技術の進歩と職人の維持が可能になると考えます。
少なくても最低限の職人が食べていけるように社会全体が余裕をもたないといけないのですが、
どうしても新興側は値段を大きな武器とせざるを得ません。
特に潤ってる業界とみれば鵜目鷹の目で狙ってきます。
正直いってここまでくると工業品の一律関税上昇くらいしか考えつかないのですが、問題は輸入代金を何で手に入れるかという難題がまっています。
その難題はとりあえずおいておきましょう。
とりあえず武漢肺炎による影響というものに話をもどしましょう。
一年生産活動を止めるとどうなるのか・・・それは1国ならその国の凋落。全世界なら文明レベルの退化になります。
例えば例えば一年間自動車生産をやめれば、それに伴う鉄鋼・金属やプラスチック製品の再生産を含め信じがたい労苦が待ち受けています。
今年の武漢肺炎はそれに匹敵するダメージを世界に与えています。
人々が目にするのは街中や店舗ですが工場やその機械を作る工場、その素材を掘り出す鉱山まで関係しています。
このへんは日本人は感覚で理解しているのですが「籠に乗る人、それを担ぐ人、そのまた草履を作る人」ということで江戸時代から生産連鎖に気付いている民族です。
現代の人々がそれに気付かないということはないでしょうが見落としがあれば大変なことです。
また、どのように補助していくかが重要なのですが。単なる金銭的補助では手も足も出ません。
金銭的補助は補助金を出した製品との鼬ごっこになるため効果が低すぎるでしょう。
むしろ最機密以外は国際機関で品質評価を行い、余剰部分に関しては中国に買わせる条約を世界で結ぶのがいいでしょう。
これなら世界の資金流動も大きくなり、ダメージも少なくなります。
中国が金がなくなる?その時は上海なり香港を競売して99年の借地権で出品すればいいのです。
そこまでのことをこの武漢肺炎の初期隠蔽で世界にダメージを与えたことを共産党につきつけなければなりません。
二度と武漢肺炎を起こさせないため、起こした首謀者は厳罰に処さなければならない。
人類に数万以上の死者を出させながら無傷でいるならば、イスラエルのモサドのような機関をつくっても狩りだす必要があります。
知らなかった・知られせなかったはこの件に関しては重罪です。
噂話を聞きつけた台湾が人民共和国の宣伝を無視して対策をとった結果唯一の防疫成功国になったようにWHOに正確な情報を渡さなかったことは殺人者の行動です。
200万人以上が死んでるんです。
それだけの責任をもって行動してもらいましょう。
アメリカ大統領選挙といい正直者が損をするいやな世界になっています。
そのうえで正直者が損をしない社会にしないと文明の発展はもはやできないレベルになっていることを自覚してほしいです。
これがこの一年での転換期が示した内容です。
悪い結果が出れば人類の最盛は2010だったとなりそうです。たぶん人類社会の崩壊は緩やかな衰退で2200ごろまでかかるでしょうが。
そうならないことを祈りつつ。