第八話 プロジェクト保護の危機!?
東京都港区赤坂 地下スタジオ
警視庁刑事課 刑事課主任警部補
佐々木 宏
「あ〜…こりゃひどいな。拉致した側が襲われるなんて。」
刑事課刑事巡査 高坂莉緒
「この場合、どちらか加害者で被害者なのか…わかりませんね。」
佐々木「ああ。まあここから先は政府のお偉いさんにバトンタッチだ。行くぞ。」
司法省 大臣執務室
鈴木「やれやれ…これまた厄介な事件だな。」
公務員「大臣。今回の事件はなぜ我々が担当するのでしょうか?」
鈴木「さあな。私自身総理からこの事件について聞かされたから総理なら知ってるかもしれない。」
首相官邸
正明「この事件をなぜ我々が担当するかだって?」
鈴木「はい。司法省の職員達もそのことについて疑問を持ってましたので…」
正明「まあ確かにな。君には話すが…今回の事件は…我々政府の極秘プロジェクトが絡んでいるからだ。」
鈴木「なっ…政府極秘の…!?」
正明「声が大きいなあ…まあ君には話してないが…このプロジェクトを知っているのは我々内閣の一員のみだ。」
鈴木「なぜ私はそれを知らないのでしょうか…」
正明「まあともかく。このプロジェクトが国民を知るのはまだ早すぎる。君を信頼しているよ」
首相官邸 官邸地下壕
???「はあ〜…やっちゃったな〜…」
???「お疲れ〜団長さん。少しマッスルしすぎじゃないですかあ〜♪」
???「にしても少しやりすぎだよ〜…いくら母性スプラッシュしたとはいえ…」
???「仕方ないじゃんっ!あんなことされたら!」
正明「お。もう来てたのか御三方。」
???「総理っ!私あそこまでやるなんて聞いてませんよ!」
正明「あ…あはは。まあ君たちのことはまだバレないようにしてあるから…」
???「えへへ…♪お疲れ様です総理っ♪」
???「あっ!船長がそんなことしていいの!?」
正明「わわっ…おいおいっ…」
???「あれ?そういえば私。船隠したっけ?」
横浜港 未来軍海軍大本営
岡田「ん?この木造海賊船はここで合ってるのか?」
海兵隊「いえ。私どももよくわからないので大臣にひとまずお伝えしようと…」
岡田「ふむ…まあとりあえず放っておけ。」
海兵隊「はあ…」
未来党 総裁室
岡田「総理。この木造船はなんなのでしょうか?私達もよくわからず…」
正明「ん…?なっ…!?」
岡田「どうかなされましたか?」
正明「この船を今すぐかくせ!人目のつかない倉庫に!」
岡田「は、はっ!」
正明「くっそお…マリ〜っ!!!」
芦田「どうかなされましたか。総理。」
正明「ああ…芦田君か。いや例のプロジェクトでね…」
芦田「まさか。情報漏洩が?」
正明「いや…そうなりかけただけだ…」