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第五話 狼事件

文部大臣 田中耕太郎

「総理!総理!重大な出来事が発覚しました!」


安岡「なんだね田中君…私は疲れていると言うのに。」


田中「都の調査した小学校調査で…一校教職員が生徒に淫らな行為をしていることが摘発しました。」


安岡「なにっ!?すぐに調査委員会を作り調べ上げろ!」


田中「は、はい!」


安岡「誰か、大塚君を呼んでくれ!会見の準備だ!」


首相官邸 記者官邸室


安岡「本日、都の調査した小学校調査により、ある学校で教師が女子生徒複数人に対して集団性行為をしていた事が発覚いたしました。現在、現地へ調査チームを派遣しており…ん?……なに!?えー、新しい情報をお伝えします。先程の女子生徒複数人及び教師が行方不明が発覚しました。何かご質問をあればどうぞ。」


記者「その学校にはどの様な対処を?」


安岡「そういったことに関しましては、後にお知らせします。」


記者「行方不明と言うことですが、どの様な対処を?」


安岡「全国の党員、また警察や自衛隊を派遣させ、全国規模で探します。」


記者「女子生徒達に何か起きれば、一大事だが、どうするのですか?」


安岡「諸々の事は後に決めます。失礼します。」


調査委員会


安岡「いいか。都には戒厳令をしけ。誰一人都民を外に出すな。諸々の支援金の用意をするんだ。」


党員「しかし…どうやって探すのですか。」


安岡「都の学校とはいえ、山間部だ。山は徹底的に貼る。」


党員「軍の特別チームはどうするのですか。」


安岡「裏方で使え。公には出せん。」


大塚「犯人は恐らく生徒たちと一緒にいる。彼女たちが本心でついて行ったのならかなり面倒だ。」


安岡「洗脳機の充電をつけておくとしよう…」


大塚「では各自、取り掛かれ!」


党員「はっ!」


東京都 あきる野市

私立神露禹小学校


調査委員長 金森徳次郎

「校長先生…今回の容疑者に関する全ての情報を渡していただきたい。」


校長「は、はい…!」


金森「貴方たちに関する処分は検査の後文部省から送る。覚悟する事です。」


校長「はい…」


調査員「委員長。被告が来たときの出席管理所です…今回の女子生徒全員が同日同時刻に…」


金森「…被告が来た日にちから今日までの全てのデータと、今回の生徒のデータをお預かりする。意義はないな。」


首相官邸 調査委員会


安岡「何かわかったのか?」


金森「こちらです。これでも一部ですが…」


安岡「これは本当なのか?」


金森「全てが本当です。」


安岡「分かった。ありがとう。」


党員「地元の農家が、事件後に山に入っていく様子を見たとの連絡が入りました。」


大塚「総理、地元の狩猟メンバーが容疑者と思われし人物と共に行動。さらに彼女たちに襲われたと。」


安岡「…自衛隊を派遣し、総力戦で探せ!山を集中的に!」


午後10時 あきる野市

弁天山


自衛隊員「狼の声だ…」


隊長「臆するな。行くぞ。」


隊員「…隊長!あれを!」


隊長「間違いない。彼女たちだ。」


隊員「寝ています。そっと運びましょう。」


麓の本部にて


金森「…一人たらん!」


隊員「ですが、あの場にいたのは…」


安岡「連れ去られたと考えるしかない。自衛隊員の皆様は安全を考え完全武装でお願いします。」


大塚「我々も行くとしよう。」


6合目


隊員「容疑者と思わしき人物を発見!」


金森「犯人よ!貴様の足掻きはここまでだ!大人しく降参しろ!」


???「やめて!先生に手を出さないで!」


大塚「君の気持ちも分かるが何よりも君の親御さんが心配しているんだ!」


隊員「うわああっ!犯人がおおか…!」


安岡「発砲を許可!犯人を捕まえろ!」


党員「女子生徒を保護!」


隊員「犯人確保!」


安岡「やれやれ…終わったか。」


翌日


キャスター「続いてのニュースです。昨日行方不明だった女子小学生らが無事保護されましたが、全員妊娠、うち一人は狼の耳の様なものが確認されたと、政府が発表。また容疑者は全ての取り調べを受け、早ければこの後判決が言い渡されます…速報です。犯人の死刑が確定…犯人の死刑が…」


安岡「彼は狼人間だそうだ。」


大塚「彼は子孫繁栄のために、小学生たちを…」


安岡「学校長には関係者全員に免許無効を言い渡した。彼女たちも関する全ての記憶を消した。」


大塚「これでよかったのか?」


安岡「少なくとも、少しは我々に美味しいものが来るだろうな…」

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