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第二話〜政権獲得〜

吉田「…えっ?」


安岡「だから、この国を私に譲ってくれと言うのだ。」


吉田「何をおっしゃられますか。いくら先生であっても党員でも国会議員でもないのに総理大臣職を与えられるわけがないでしょう。」


安岡「ならどうすればいいんだ?」


吉田「まあ例えば、与党内で次の党の総裁になってそこから更に総理になるとか…あとは、自分で党を作るとかでしょうかね?」


安岡「なるほど…わかった。ありがとう。」


数日後 首相官邸


大村「しゅしゅ首相!たた大変です!」


吉田「大村内務大臣。どうしたんだ慌てて。」


大村「我々自由党と日本民主党、共産党を除く全ての党が合体してしまいました!」


吉田「なんだって!?」


大村「合体して出来た党の名前は…未来党だとか。」


未来党 党本部

総裁執務室


安岡「ふう…これでひとまず…安心か。しかし、まだまだだな。」


党員「総裁、吉田首相が訪問なされました。」


安岡「なにっ?ひとまずお通ししたまえ。」


吉田「安岡先生!一体どうなさったのですか!?」


安岡「君の言った通りだよ吉田くん。こうした方が手っ取り早い。」


吉田「た、確かにそうですが一体どうやって…」


安岡「まあ、かけてくれ。今日呼んだのは他でもない。政権交代についてだ。」


吉田「はあ…」


安岡「それでは…ここにサインを。」


吉田「…ってええ!?」


安岡「では明日の国会に持っていくとしよう。」


吉田「し、してやられた…」


翌日 衆議院議場


国会議長「よって、賛成派が3分の2を得ましたので現内閣に10日以内の解散を命じます。」


自由党議員「なんたることだ!」


日本民主党議員「こんなことがあるとでも言うのか!?」


共産党「***************!!!!!!」


安岡「いやあ、ありがとう。ありがとう。これもみんなのおかげだよ。」


議員「何をおっしゃられますか!先生が挫けず頑張ってきたからですよ!」


議員「そうですよ!」


安岡「ははは…」


翌日


キャスター「昨日、衆議院にて現吉田内閣の総辞職が発布させられました。内閣が国会による総辞職を行うことは初めてで歴史上稀にみないケースだと専門家は語ります。また、次の内閣総理大臣には未来党の安岡正篤氏が行う予定であり…」


未来党東京本部


安岡「これからまず47都道府県全てに支部の設置を行おう。それが出来たら次の統一地方選で勝つことが我々の次の目的だ。」


???「しかし、国会で先に統帥権を欲するのが良いのでは?」


安岡「国民の支持を得られてないのにそれをするのはまずい。まずは国民に会うことだ。」


???「まあ確かに。我々がまず国民に何をしてあげたら良いのかが重大ですね。」


安岡「よし、日本再構築計画開始だ!」




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