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友達

作者: 安岡 憙弘

友達  

                                      安岡 憙弘

 わたしと其の友達とは一緒にコーヒーを飲むていどの仲だった。友達はブラックに角砂糖1つ。わたしはミルクをまぜて砂糖ぬきと決めていた。友人は私の目の前で雑誌を読みふけっていた。私は外の通りをながめたり隣のテーブルのゲームをしている男の子をぼんやりと見ながら時をすごしていた。3時になっておやつを食べに入って来た客で喫茶店はにぎわってきた。私は友人にことわってから手洗いに立った。化粧室の鏡のまえでわたしは身なりの乱れをととのえた。

 戻ってくると友人は笑って「いこうか。」とひと声わたしにかけ席から立ち上がって私のまえを先に立ってスタスタと急がしげにレジへ向かってあるいていった。友人とはこれだけのつまらない幸福な仲であった。

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