こたつぎぶみー
こたつがすきなの
ふゆはさむい。からだのしんまでこおりつきそうだ。
そとにはでたくない。そとにはでたくない。だってさむいんだもの。みてみなよ、そとはゆきだらけ、いっぽでもそとにでたらいっしゅんでこおりのぞうになってしまうよ。
こんなひは、こたつであったかねむるひだ。こたつのなかはぬくぬくあったか、おきてからねるまでずっとこたつのなかにいられる。もうこたつからでたくない。ふああ……ねむいおやすみなさい──。
──こまった、ずっとこたつにはいってたからのどがかわいた。でもこたつのそとはさむい、できるかぎりでたくない。どこかにのみものをとどけてくれるやさしいひとはいないのかな?
……いるわけないか。ならばよろしい。せんそうだ。こたつをだすんだ……ごほん、じょうだんだ。
こたつをからだにくっつけられたらさむくないのに。こたつにあしをつけたらいきたいとこにじどうにはしってくれるようにならないかしら。めいめい“こたつせんしゃ”。でもじょうはんしんむきだしじゃさむいから、ばりあがほしいな。
こたつはしこう。こたつはさいこう。もうこたつなしではいきてけないからだになってしまった。どうしてくれるんだこたつさん。
せかいをこたつでつつみたいな、そうすればみんなあったかしあわせ、ぽかぽかはっぴーだよね。
こたつにもぐってはいけないよ、こたつはねるところだから。こたつはしんしょくともにするばしょ。いわばわがや、いっつごーとぅーまいほーむ。
だれだ、わたしをこたつからだそうと、かくさくするごくあくにんは。そとはすごくさむいのに、でろなんて、ありえない。
わたしはぜったいでないから、こらっ、ひっぱるなっ、やだやだでたくないー──
──わたしをこたつからだそうなど、ひゃくねんはやいわっ。
こたつからでられないの