日本までの途中で
前回の続き。
最初の移送先である
海外の研究機関。
ここから、その国の空港まで輸送された際の、
具体的な経路、日時、輸送方法、輸送担当者等についての情報は、
その国ではいっさい公表されていません。
詳細を連絡させたのはWHO で、
その内容が日本政府に転送されています。
途中での積み換え、つまり、
日本へ向かう途中で、どこかの空港にいったん降ろし、
別の輸送機に移すことは、行われていません。
日本までの直行便でした。
防弾仕様のアタッシュケースが日本の空港に到着後、
これも公表されてはいませんが、
厚労省が手配した「特殊なクルマ」によって、某研究機関へ輸送。
もちろん、前後には護衛の車両が。
それらに乗っている人たちは、武装していました。
研究機関に検体が到着して、直ちに、
所定の場所、所定の取り扱いで、
「ウィルスが繁殖している」とされる検体を検査。
本来は、「曲がったヒモ」が検出されるところですが・・
見つかったのは、エボラウィルスより先輩格の雑菌。
WHO と2つの研究機関は、各国の政府を通じて協議しました。
正確には、まだ協議中。
ウィルスを再度日本に送ること自体は可能かもしれませんが、
またしても「アクシデント」が発生すると大問題に。
現状では、行方不明のエボラウィルスがどこかで故意に拡散させられると・・
お手上げ。
日本としては、
海外の研究機関から日本の空港に到着するまでの経緯について、
海外からの情報の裏付けを、精緻にとれるかと言われると・・
ある程度の「隙」があるのは事実で、
そのすべてを埋めるのは至難です。
WHO と、2か国の研究機関。
エボラウィルスの不可解な拡散がないことを祈るしかないのが現状。
どこの、どのような人たちが「すり替え」に加担したのか・・
行方不明の病原体は、どこで、どのように扱われているのか・・
すべては闇の中。
生物化学兵器の開発に、かなりの影響をもたらしていることを、
「そんなことはありえない」と断言できる人は、
いるでしょうか?
「ある日、あるところで突然」が現実になると、
どんなホラー映画にも描かれていない、
想像を絶する地獄がもたらされます。