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入学式から数週間後初めての学校行事ようは遠足って奴
今年は
「〇×市県立自然公園」に行くらしい
その前に問題なのは
バスの席決めだ私は桐島君とが良い!私は清水君と!始まったよ女子共!って私も数カ月前までしていたが
「わがまま言わないでくれよ!」
学級委員の宮内君が困っている
「おい!清水〜お前のファンなんだからお前で何とかしろよ!」
たまらず宮内君はこの騒ぎの張本人の一人清水君に助けを求める
「!?しっしらねぇよ…」
清水君は机に伏せている
あんまり乗り気じゃないようだ
「じゃぁっクジにしたら?」
桐島君が提案をだす
「そっそれ貰い!」
桐島君と清水君をバスの1番後ろに固定して後の座席に番号を振る
これでなんとかバスの席決めはうまくいった私は宮内君に頼んで先に美優ちゃんと隣にしてもらった
数週間後 遠足当日
「〇×市県立自然公園」とは高校からバスで40分くらいの場所にある公園 なかなか大きく 軽い登山も楽しめる公園だ
私は公園に着くと美優ちゃんと二人で植物園に行ったり動物ランドで小動物と遊んだり楽しんだ
お昼は美優ちゃんの彼氏高杉君と合流し三人でお弁当を食べた!高杉君と美優ちゃんは中学からずっと付き合っている
食べ終わった後美優ちゃん達は二人でどこかに行ってしまったため私はハイキングコース(初心者コース)を上り始めた
20分くらいでかなり開けた所にきた
なかなか傾斜もきつく女の子には上級者くらいの感じだ
うんっあそこに誰かねっころがってる?同じ高校だな?
私は気付かれない用に離れた所に座りスケッチブックに下書きを始めた
「なんで離れた所に座るの?」
私はハッとした後ろを見るとさっき寝そべっていた男の子が後ろにたっていた
「べつに横に来てくれても良かったのに!」
「しっ清水君!?なんでここに?」
私は急いでスケッチブックをたたんだ
「なんで?っておかしい?おれがここにいるの?」
清水君は私の横に座った
「だってさっきまで他のクラスの女子とか同じクラスの女子とかとバスの中にいたから…」
「あっあれ!巻いて来た!腹痛いって言って」
清水君はクスッと笑った
なかなか小悪魔だなこいつは?
「ああ言うの苦手なんだよ俺!」「えっなんで?」
「話すなら外にしない?って言っても暑いとか汗かくとか疲れるとか意味が分かんない!」
清水君はまた草村に寝そべった
「そっそうなんだ…」
「そう言えば宮崎さんとちゃんと話すの初めてだよね!」
「えっあっそうだね…」
「なんか避けてる?俺の事?」
「いやぁべつにそんな…ただ機会が無かっただけ…」
「そっか…なら良いんだけど!」
ガバッ清水は勢い良く起き上がった
「ずっと言おうと思ってたんだけどさ…」
「なっなに…?」
清水君は私の顔を覗き込む…やめてぇ〜恥ずかしい
「ちょちょうど清水君顔近い…」
「あっごめん…やっぱり宮崎さん眼鏡外した方が良いと思うよ!」
えっ私は意外な答えにびっくりした
「またまた…冗談上手いんだから!みんなにそう言ってるんでしょ!」
私は少し清水君から離れた
「それどう言う事?」
「えっ?」
「みんなに言ってるって?宮崎さんには俺そんな風に写ってんの?」
「いやそうじゃないけど…」
「そうだよな…あんだけ女に囲まれてたら俺女の子苦手なんだ…」
「またまた…」
「本当だよ!」
ピィピィピィピィ
ちょうど良い所にアラームが
「あっもうこんな時間だ…下りなきゃ!」
私は立ち上がった
「まだ平気でしよ?」
「私歩くの遅いから!じゃ先行くね!」
私は降り口の方に歩き始めた
「あっちょうと俺も!」
私は清水君と二人で歩き始めた 途中滑り安いところが多々あったが清水君が手を貸してくれてなんとか降りれた さすがチャラ男は優しい!
「若葉〜こっち!」
「あっ美優ちゃん!」
私は美優ちゃんの所に歩き始めた
「またあの中に帰らなきゃいけないのね…」
清水君はトボトボ清水君の帰りを待つ女の子の輪の中にはいった