僕の気持ち
青空は僕の気持ちを表してくれる。
悲しい時には泣き、嬉しい時には明るくなる。
毎日の当たり前の事が表れる。
僕は毎日泣いていた。
来る日も来る日も――
僕はいじめられた。
僕は何も出来ない。
皆がいじめてくる。
止めなさいって言ってくれる人は居るけどほんの少ししか居ない。
止めなさいって言った本人もいじめてくる。
だから僕は毎日泣いている。
そうすれば僕をいじめる人に少しは罰を与えられると思うから。
皆は笑えって言う。
けど僕は笑いたくない。
いじめる人が居る限り僕は笑わない。
永遠に泣き続けてやる。
毎日皆は僕の服を破いたり。
僕にごみをかけたり。
そんな人たちがいるんだ。
だから笑わない。
強情と言われたって構うもんか。
僕をいじめる人が悪いんだ。
今日も僕は泣いていた。
でも、そんな時にある人が僕に言った。
「僕が世界を変えてあげる。だから君の笑顔を見せて。君が笑えば皆が笑う。僕が皆を変えてみせるから。きっといつか皆も本当の笑顔で笑ってくれるはずだから。まず君が笑ってくれるかな」
そう言った。
でも僕は騙されない。
そう言う人は今まで何人も居た。
けど変わらなかった。
でもある日いじめがなくなった。
どうしてだろう。
泣くのは止めた。でも笑わない。きっと僕を騙そうとして一時的にいじめを止めているだけなんだ。
何年も経った。いじめは起きない。
どうして? あんなに僕をいじめてたのに。
そう思ってたらあの日僕に声をかけた人が来た。
「ね? 言ったでしょ? 僕が世界を変えるって。今度は君の番だよ? ほら、笑って」
その時の名も分からない人の顔は優しく、とても穏やかだった。
今度は信じても良いかな……。
そして僕はニッコリと笑った。
地上には明るい光が差し込んだ。
皆で考えましょう。
この世界の、この地球の未来を。