尾道の海 二
夕方の4時前、俺は体育館の裏に行ってみた。この高校は山の中腹にあり、建物が坂の途中に無理矢理建てられているため、グラウンド、校舎、体育館などが段々畑のように造成された平地に造られている。
一番低い所がグラウンドで二番目が校舎。正面門も校舎と同じ高さにある。校舎群も三段の平地に分かれて建っており、体育館が一番上の段にあった。
(なるほど)
深町君の言った『段々広場』と言う意味がわかった。最上段にある体育館の裏手から裏門まで真直ぐに階段が続き、その両側に段々畑のように花壇が並んでいる。そして階段の踊り場ごとに、花壇の間を縫う歩道が垂直に交わっている。その遊歩道の所々にベンチが設置されており、尾道の街が一望できる絶景ポイントだ。
何と素晴らしい設計だろう。高校生には勿体ないくらい愛を語るに絶好の場所だ。既に半分くらいのベンチが生徒たちで埋まっている。カップルも大勢いる。
(青春してるなあ)
恵まれた彼らを羨ましく思っているところへ、背の高い男子生徒がひとりでやってきた。何となく、彼が真奈美の告白相手であることを直感した。彼は野球部だと言っていたから、短髪で日焼けした容姿からもそう推測出来る。
良く見ると俺よりも背が高い。しかもイケメンときた。悔しい。
(こんなガキのどこが良いの?)
俺は真奈美が高校生であることも忘れて嫉妬した。イケメンは空いているベンチに座って一度周囲を見渡してから、足を組んで街並みをぼんやりと見つめている。もう4時になったから真奈美が現れるだろう。そう思ってイケメンと一緒に待ってみたが来ない。10分経っても真奈美は来ない。
(ビビッたのか?)
更に5分。俺のほうが焦ってくる。時間を間違えているのか。俺がイライラしながら体育館の方を見上げると、やっと真奈美が現れた。彼女はゆっくりと階段を下りてくる。
(急げよ……)
真奈美の姿に気づいたイケメンは彼女の姿をチラリと見たが、あまりにのんびりと歩く彼女の姿に、待合わせに遅れてきた女子とは思えないのかすぐに視線を戻して風景を見つめた。
そして真奈美が階段から遊歩道に足を踏み入れイケメンの方へと歩み始めた時、彼は怪訝そうな表情を浮かべて彼女の方を振り返った。
(二人は面識があるのかな?)
基本的な疑問が浮かんでくる。彼に近寄りながら真奈美が胸元で可愛く手を振り少し首を傾けて愛らしく微笑んだ。それに応えるイケメンは、不器用に愛想笑いを浮かべて軽く会釈してからゆっくりと立上った。
「初めまして。私、真奈美と言います」
(初対面かよ)
初対面の相手を呼出しておいて遅刻し、急ぐ素振りも見せずに馴れ馴れしく手を振る真奈美の性格が計り知れない。
「松山です」
イケメン男も自己紹介した。そんな風変わりなふたりの出会い場面だが、俺が異様に感じたのは周囲の生徒たちの目だ。遠目に二人を見つめるどの目にも驚愕と不安の色が浮かんでいる。
不思議に思った俺は、一段上の遊歩道のベンチに腰掛けて真奈美たちを見つめながらおしゃべりをしている二人の女子生徒のそばへ寄ってみた。
「あの人、松山さんじゃない?」
やや太めの女子が小柄な女子に確認している。
「そうよ。やっぱり格好良いわね」
胸元の校章から判断して一年生のようだ。
「そんなことより、あの人、松山さんと二人きりでいるなんて、勇気あるわね」
どうやら太め女子の方が情報通らしい。
「どういうこと?」
俺は小柄女子と並んで聞き耳を立てた。
「お嬢様が松山さんのことを好きだからよ」
「お嬢様って青山若菜さんのこと?」
即座に、今朝真奈美に絡んでいた大柄の委員長を思い浮かべた。
「他に誰がいるのよ」
太め女子は、事情を知らな過ぎる小柄女子を心配そうに見つめている。小柄女子は少々慌て気味に、
「尾道産業のひとり娘よね?」
と、自分の無知を補おうと努めている。
「そうよ」
太め女子がしたり顔で頷いてから、
「この辺りの人は、多かれ少なかれ尾道産業の世話になっているからね。みんな若菜さんの言うことには逆らえないの。あなたのお父さんだって尾道産業の関連会社に勤めているんでしょう?気をつけなさいよ」
と、大人口調で小柄女子を諭した。
(へえ。未だにこんな世界があるんや)
太め女子のアドバイスに、小柄女子と俺は同時に頷いたが、あの平たい顔女子たちが従っている理由を想像して何だか可哀そうに思えてきた。
「じゃあ、もしこの状況がお嬢様にばれたら、あの人はどうなるの?」
小柄女子の質問に俺も同乗する。
「当然若菜さんに激怒される。そうなると、この学校の生徒全員に無視されることになるでしょうね」
「まあ、ひどい」
「もし、あの人を無視するようにお触れが出たら、素直に従わないとあなたも同様に扱われるわよ」
太め女子の警告に、小柄女子は少し青ざめた顔で頷く。
(オオ、コワ)
俺は情報通の太め女子に礼を言ってから真奈美の方へ踵を返した。
(真奈美ちゃん、そいつとつき合ったらひどい目に遭うよ、止めておいたら?)
真奈美に向かって訴えてみる。だが、車掌の言ったとおり聞こえるはずもない。それどころか、ことは性急に進んでいるようだ。自己紹介を終えたばかりのふたりは、どちらからともなくベンチに腰を下ろすや否や、
「私とつき合ってください」
突然、真奈美が澄んだ声で言葉を投げつけた。
(いきなりかよ)
真奈美は、隣に腰掛けている松山君の瞳をやや見上げるようにしてじっと見つめている。
(初対面でいきなりコクルとは、大した度胸や)
さすがに松山君も面食らった様子で、しばらくはポカンと真奈美を見つめていたが、
「良いですよ」
と、すんなり承諾した。
(良いのか?彼女のこと全然知らんやろう)
だが俺の忠告など届く訳がない。
「良かった」
真奈美は素直な笑顔を夕陽に輝かせた。
「俺は君のことを何も知らないから、とりあえずつき合ってみる。どちらか一方が嫌いになったらすぐに別れよう。約束してくれ」
(ほう。なかなかのクールガイやね)
「わかりました」
微笑んだ真奈美は、少しだけ彼の方に擦り寄り、身体が触れ合うくらいの距離に近づく。
(おいおい、そんなことして良いのか?)
この先に起きるであろう、お嬢様からの醜い虐めを想像して戦慄を覚えた。
「ところで、俺は君とつき合っても問題ないけど、君は大丈夫なのか?」
「お嬢様のこと?」
真奈美がまるで他人事のように言った。
(知ってて、なんで?)
「うん。お嬢様は、俺のことを彼氏だと勝手に言い触らしている」
松山君は困惑顔で愚痴を零す。
「まあ、お気の毒に。そんなことされたら誰もあなたに近づいて来ないでしょう?」
真奈美が心配そうに彼を見つめた。
「そう。だからこの二年間、誰にも告白されたことがない」
「ご愁傷さま」
彼女はそう言った後、白い歯を見せて愛らしく笑った。
「じゃなくて。俺のことは良いんだ。君の心配をしている。お嬢様に嫌われると大変だぞ」
「私は大丈夫よ。毎朝お嬢様の方から私に挨拶してくれるもの」
(え?)
俺は思わず彼女の瞳を見つめた。冗談で言っているのか?それとも本気でそう思っているのか?彼女の飄々とした態度からはどちらとも判別がつかない。
「毎朝、お嬢様から挨拶を?」
松山君は信じられないと言った風に彼女を見つめながらアドバイスする。
「もしかして、それは君の方からお嬢様に挨拶に来いと言う脅しじゃないのか?」
「へえ、脅しているようには見えないけどな」
真奈美はお嬢様のことなどまるで眼中にない風だ。そんな彼女の態度に松山君は少し好意を持ったようだ。
(良かったね)
「松山さんこそ大丈夫ですか?彼氏だと思い込まれているんでしょう?私と付き合ったりしたら大変じゃない?」
「俺がお嬢様を好きでないことは、彼女が一番わかっているよ」
「だったらどうしてお嬢様は……」
真奈美は、不可思議な表情を浮かべてそこまで口にしたが、
「お父さんの仕事は大丈夫?」
と、話を変えた。
「俺の父は公務員だから。あまり影響は無いと思う」
夕陽が傾いてきて、西の空が紅く染まり始めている。
「真奈美さんのお父さんの仕事は大丈夫なのか?」
横に並んでいる松山君が、見下ろし加減に優しく尋ねた。
「真奈美と呼んで」
真奈美は上目づかいで愛らしい声を漏らす。
(いきなりか!)
松山君と俺は一緒に目を丸くして驚いている。
「うちの父は。と言っても本当の父じゃないけど、外資系に勤めているから大丈夫です」
(本当の父ではない?松山君、突っ込んで聞いてくれ)
「そう。なら、安心だ。これからよろしく」
(おいおい、追求してくれよ)
松山君は柔らかい笑みを浮かべて手を差し伸べた。真奈美も手を伸ばして握手する。
「大きな手」
真奈美が思わず感嘆する。
「小さな手」
彼も驚いている。そして二人は見つめ合った。
(ここまで!これ以上はダメよ!)
二人の瞳には夕陽が切なく輝いている。そして、息を合わせたように同時に立上ったかと思うと、真奈美が背伸びをして大あくびをした。
(オイ!)
二人の若者は夕暮れ時の長い影を引きずって階段を下り始める。
「正門はお嬢様が待っているかも知れないから裏門から出よう」
松山君が提案して、広場の階段をそのまま下り始めた。
(明日からどうするの?)
そんな先のことを考えて悩むのは、大人だけが持つ悲哀なのかも知れない。若い二人は今を楽しむのに精一杯のようで、俺は淡い想いに染まった二人のそばにいるのがバカバカしくなり、ひと足先に裏門へ向かって階段を下りて行った。だが、そんな俺の視界に、世にも恐ろしい表情をした鬼が入り込んできた。
(お、お嬢!何でここにいるの?)
誰か密告したのだろうか。携帯もない時代に素早い伝達能力だ。飛脚でもいるのか?忍者か?そんな疑問を持った俺の視線は、彼女の手に収まったキーホルダー、いやポケベルを発見した。
(懐かしい)
おっと、そんなことに感動してる場合じゃない。早く二人に知らせねば。俺は階段を駆け上り両手を広げて叫んだ。
(行っちゃダメだ!鬼がいるぞ!お嬢がいるぞ!)
「何か言った?」
真奈美が彼を見上げる。
「何も」
彼はキョトンとしている。俺は両手で二人を押返したが、俺は空気のような存在みたいで二人は難なく素通りしていく。そして、しばらく歩いた後二人の足音が止まった。
(だから言ったのに)
俺は二人に背中を向けたままで頭をうな垂れた。これからが修羅場だ。
「真奈美ちゃん!あなた、自分が何をしているかわかってるの?」
お嬢の頬は紅く上気し、目尻が吊上がっている。
(まさに鬼)
「はい、わかっていますよ。別に悪いことはしていないでしょ?」
こんな時でも真奈美は微笑んでいる。
「まあ、図々しい!」
お嬢は更に目尻を上げて、
「盗人猛々しいとはこのことね。他人の彼氏に手を出しておいて!」
と、大声で叫んだ。
「俺は君の彼氏じゃない!」
松山君が断言する。
(いいぞ!男前!)
「あら、もう真奈美ちゃんのミニスカに誘惑されたの?」
松山君は言葉に詰まった。
(そこで詰まるなよ)
「ここの姉妹はね、超ミニスカで街を歩き回って、この街の風紀を乱しているのよ」
お嬢が真奈美に向かって吐き捨てるように言った。
「姉のお下がりしか持っていないから……」
真奈美は少し寂しい表情を浮かべている。
「だから貧乏人は嫌いなのよ!」
お嬢がそう叫んだ瞬間、松山君が真奈美の右手をつかんで強引に歩き始めた。真奈美は一瞬躊躇したが、彼の肩に頭をもたげて歩き始める。
(やるなあ)
夕陽に溶込んでゆく若い二人の後姿を、心温まる思いで俺は静かに見送った。
(おっと!隣でお嬢が仁王立ちしている!)
俺は仁王立ちのお嬢様から逃げるようにして裏門を飛び出した。仲良く歩く二人は先を歩いている。俺は少し距離を置いて付いていった。お嬢がどんな仕打ちに出てくるのか不安に思いながらも、二人から漂ってくる幸福な香りに自然と顔がほころんだ。
(真奈美ちゃん、良かったね)
二人は石畳の狭い路地を抜けてゆく。野良猫が丸まって眠っている。とても長閑だ。毎朝混雑した通勤電車で職場に通う生活からは考えられない世界だ。
二人がどんなにゆっくりと歩んでいても、別れの時間は必ずやってくる。二人は、左折して神社に続く石階段と、真直ぐに伸びている石畳の路地との交差点で歩みを止め、向い合い、真奈美が悔しい程に可愛い笑顔を彼にプレゼントした。
そして真奈美は石段をひとりで上り始める。十段ほど上った所で松山君を振り返るが、彼は背中を向けたまま歩いてゆく。彼女は少し寂しそうな瞳を浮かべてから再び階段を上り始めた。
(青春やなあ)
そんな感嘆を漏らしながら階段の下まで辿りついた俺は、真奈美の後ろ姿を見上げた。ミニスカが際どくヤバイ。思わず目を凝らしてしまう。と、その時小学生の悪ガキが二人、俺の横を走って追い抜いてゆき、真奈美のやや後ろで立ち止るや、さっとスカートを捲り上げた。
「水色!」
俺は思わず叫んでしまった。
「こら!」
咄嗟に両手でスカートを押さえた真奈美が叫ぶ。悪ガキはケラケラ笑いながら階段を走り下りて来る。
「good job!」
通り過ぎる彼らの背中に言葉を投げてみる。
「いつもやってるよ!」
大声で叫んだ少年たちは元気良く走り去った。
(え?あいつら、俺の声が聞こえたのか)
不思議な気分に包まれて、少年から真奈美の後ろ姿に視線を戻すと先ほどの水色の光景が蘇る。
(いかん、いかん)
俺は頭を振って想像を振り払った。
真奈美の家は、二階建ての慎ましい一軒家だった。手入れされた小さな庭もある。俺は庭まで入ることは出来たが、車掌の言ったとおり建物には入れなかった。
ガラガラ、と二階の扉が開くと、制服を着たままの真奈美がベランダに出てきた。俺もヒョイとベランダに飛び上がる。彼女はハンカチのような物を物干し竿から外して手に取ってから、
「お母さん、やっと王子様に巡り会えたわ」
と、ハンカチに向かって語り掛けた後、丁寧に折り畳んだ。
(お母さんの形見か?)
白いハンカチが少し黄ばんで黄色いハンカチみたいになっている。
(『幸せの黄色いハンカチ』か。え?そんな映画知らないって?)
真奈美に色々と問い掛けてみるが、当然何の反応も無く部屋に戻ってしまった。
(寂しいなあ)
俺は深町君に事情を聞いてみようと考えて、もう一度学校に戻ることにした。深町君は野球部の二年生だから今頃は練習をしているはずだ。
俺が学校に戻ると、野球部は練習を終えたところだった。部室に入ってみる。
(臭い!汚い!)
男子の部室なんて入るものじゃない。
「おい、聞いたか?真奈美ちゃんが松山先輩に告白したらしいぞ」
(もう知ってるのか。ポケベル時代に大した情報網だ)
「本当か?」
「勇気あるなあ。お嬢様が黙っちゃいないぞ」
「これから何が起きるやら」
部員たちがそんな会話を始めた。
「真奈美ちゃんは、親戚のうちで厄介になっているって本当か?」
キャッチミットを持った男子が深町君に尋ねている。
「両親が亡くなって、父親の兄さんのうちで暮らしている。中学一年の時に越してきた」
深町君は淡々と答えた。
「事故か?」
「さあ、詳しいことは知らない」
「あの家のおじさんは優しそうだけど、おばさんはきつそうだぜ」
のっぽの部員が情報提供する。
「特にあの姉貴が怖そうだよ。大学生だったな」
「派手な格好で、夜遅くまで遊び歩いているとか、余り良い噂は聞かないよな」
部員たちが噂レベルの情報交換を始めた。
「どうなんだよ、深町」
深町君はポカンとしている。
「お前は隣に住んでいるんだから色々知ってるだろう?」
だが、深町君は少々面倒臭そうに、
「よその家庭内のことは知らないよ」
とだけ言った後、しばらく沈黙してから思い切ったように、
「真奈美は、中学の時からバイトをしているけど、バイト代のほとんどは家に入れているそうだ」
と、付け足した。
「じゃあ、姉のお下がりしか着る物がないて言うのは本当か?」
「確かに、あの短いスカートは姉貴のだろうな」
キャッチミットが推論した。
「真奈美ちゃんも、派手な普段着を着ているからな」
深町君は、そんな会話を聞きながら手早く着替えている。
「だろう?深町」
キャッチミットがしつこく問い掛ける。
「そんなに興味があるのなら、直接聞けよ」
そう言った深町君は更に、
「休憩時間も真奈美はひとりだぞ。話し掛けるチャンスはいくらでもある」
と言って、無愛想なまま部室を出て行った。
「そんなこと出来る訳ないよ」
「真奈美ちゃんは、お嬢に嫌われているしな」
残った部員たちは、口々にお嬢の威圧感を言葉にした。
「でも、真奈美ちゃんは可愛いよな」
誰かが思い切ったように言い放った。
「美脚だしな」
「あのミニスカはやばいよな」
「見る度にドキドキする」
「階段でパンティが見えたことあるよ」
「俺もある!うちまで我慢するの大変だったよ」
(こいつら、きっと毎晩のように使ってるな……)
「しかし、ひとりでお嬢に歯向かう根性も凄い」
「て言うか、天然な所があるよな。お嬢様がひとりで苛ついている感じ」
部員たちが好き勝手に考えを語り始める。
「きっとあれが作戦だよ」
「なるほどな」
「深町の言うように、俺たちももっと真奈美ちゃんを応援すべきじゃないのか?皆、陰では応援しているんだろう?」
のっぽの部員が周囲を見渡しながら強い語気で言った。一瞬、沈黙が続いたが、全員が顔を見合わせてから、
「無理、無理」
と、頭を振って否定した。
「親父に叱られるよ」
「野球すら出来なくなる」
皆は肩を落としてしまった。
(お嬢の家は、そんなに力を持ってるのか?)
俺はお嬢の力に驚きつつも、若い彼らの不甲斐なさに深い溜息を吐いて出て行った。




