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人は誰かを好きになり過ぎると? もうどうなってもいいと思うようだ!

作者: 七瀬






”人は誰かを好きになり過ぎると? もうどうなってもいいと思うようだ!“




私はもう自分がどうなってもいいと思うぐらい大好きな男性が

出来てしまった!

しかも? その男性は遊び人。

女好きで、”本命の彼女が居ても平気で浮気する男性らしい!“

それでも私はその男性がスキだ。



・・・だから今私は、”その男性のセフレになったの!“

”体だけの関係。“

彼が私の事をもう好きになる事はないのだろう。

それが分かっていても、彼との関係がやめられない!



【プルルルル プルルルル プルルルル】

『”もしもし? 今から来れる?“』

『うん。』

『じゃあ、家に直ぐに着て! 待ってるから。』

『うん。』




 *




私が彼の部屋の前でチャイムを鳴らすと? 

彼の部屋のドアが開き、彼が私の手を掴んで部屋の中に入れる。

そして直ぐに彼が私の体を貪るように私をそのままベットに押し倒して、

体の関係が始まるの。

その時、彼の目には私は一切映っていない!

ただただ彼の瞳に映っている自分を見て凄く虚しくなるの。

それでも私が彼の事がスキだからどうしようもないのだけど、

この関係もやめる事が出来ないし......。

”私はいつか彼の本命になれるのだろうか?“

そう信じて! ”今日も彼に呼ばれるがまま、私は彼の家に行き

体だけの関係を続けている。“




【プルルルル プルルルル プルルルル】

『もしもし? 今から来れる?』

『ゴホッ、ゴホッゴホッ、ご、ごめん、今日は熱があるから無理、かな、』

『”あぁ、そうなんだ! じゃあ、もう来なくていいから!“』

『えぇ!? ちょ、ちょっと待って、』

【プープープープープー】

『・・・た、拓海? あの? えぇ!?』




・・・この日から、私は彼からの電話をずっと待っているのだけど?

もう電話がかかって来なくなった。

私から彼に連絡しても、彼は私をブロックをしており一切繋がらない!

でも? どうしても私は彼に会いたくて彼の家に勝手に行くと?

彼の部屋の前に知らない女が立っていて、私が彼女に声をかけようと

した時、部屋のドアが開く。

彼が彼女の手を引っ張って自分の部屋に入れるところを目にした!

私が彼の部屋に来た時に、よく彼が私にしていた事を他の女にして

いるのを見て、呆然と私は立ち尽くしていた。

涙が勝手に出てきて止まらなくなった!


・・・こんなにも悲しい事があるのか?

私は彼の家から近いコンビニで、果物ナイフを買ってまた彼の部屋の

前に立って部屋のチャイムを鳴らす。



【ピーポーン】

『は-い! 誰?』

『”はぁ!? 何、勝手に俺の家の前に来てんだよ、早く帰れ!“』

『”この女性ひと誰? 浮気相手なの?“』

『ちげーよ! 俺の知らない女だ! 早く帰れよ!』

【グサッ】

【キャー―――――アアア!】

【カラン】




私は思わず、”大好きだった彼を刺してしまう。“

私は頭が真っ白になり、そのまま彼を刺したナイフをその場に落としたまま、

逃げてしまった。



その後、そこに居た女が、直ぐに警察に連絡をしてパトカーが数台止まって、

救急車も着ていた。

彼はなんとか? 死なずに命を取り留めた。

ただ数時間後、私は警察に自首したわ。





 *




警察に彼が、”男女の縺れからこうなった事だから、自業自得だし

彼女には罪はないと言ってくれたらしい。“

私は音沙汰なく、警察に掴まる事無く私は今まで通りの日常生活を

送っている。

それからは、”もう彼に会うという事はやめた!“

彼の事はもう諦める事にしたのだ。

二度と会わないと決めてからは? ”自然と彼の事は忘れていった。“




・・・今では、いいなと想える男性ひとはいるのだけど?

付き合うまではいかない!

そんな普通の日常生活に今は満足しているからだ。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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