大晦日
「お」わり良ければ全て良し。誰かがそう言った
「お」わり良くても全て良くねぇ。誰かもそう言った
「み」かんの皮を剥きながら紅白歌合戦を楽しむ
往年の演歌歌手が姿を消し、今やすっかり若者向けな
内容になってしまっていた。そうなるとどうなるか
睡魔に襲われ瞼の重さに耐えられなくなり知らぬ間に
眠りについてしまう。こたつの暖かさが心地よい
ぬくぬくと身体を暖めてくれる
「そ」っと毛布を掛けてくれる孫。これを幸せと
言わず何と表わす
「か」ねが聴こえてくる。除夜の鐘だ。除夜の鐘の
108回の鐘は煩悩の数を表現してるという
また新しい年が始まる。健康で元気に過ごせれば良い
みな初詣は同じ願いを祈るのではないだろうか。
大晦日アップ作品、初めてかもしれません。