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ある中小企業  作者: ろし
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彼の日常(1)

現在に生きる彼の日常と気持ちを彼が第三者的に表現します。

58歳の男がいた。

からは還暦を前にして無職であった。


ついこの前までスタンドマンをしていたが、事情があって辞めたばかりであった。


生命保険を解約したので、当座の金はあった。


世間で言う豪遊したのかな?


兄からこっぴどく怒られ、かれは行動しだした。

ハローワークに通い、複数の仕事を物色した。いのししのようであった。車で小一時間離れた都市のハローワークにも通った。必死であったのだ。


結局、ある会社が経営するコンビニと決まった。そこも二つ隣の町であった。なぜなのか電車と徒歩で向かっていった。

彼は北の町にある無人駅の直ぐ先の道路で事故に遭遇した。

年末、二つ隣の町で妻の実家で過ごす兄に会いに行った。

その家の外で兄弟二人だけで話した。

話したことは

「俺、再婚しようと思っている。」

「生活が落ち着くからいいんじゃない。」

兄の賛同得た彼は、兄嫁の実家へのお土産である某ハンバーガーの袋を兄に渡し、義父母に宜しくお願いして車に乗り込み北へ向かった。

北へ向かう車はいくつかの街を通りすぎた。

北の街は年末で人通りはなく、夜の静かさと時々家々に飾られたイルミネーション、信号の色だけであった。

数日前、北の街の先にはスーパー、ファミレスなどが集積した場所で軽い食事とお茶をした記憶があり、そこに車は向かっていた。


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