表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/42

第11話 葛城くんのいとこの葵

 クリスマス前後に旅行の予定を入れられた(強制)ので、その分バイトがキツくなった。

 ま、バイトの友達に無理を言って交換してもらったし、私が悪いんだけど。

 いや、天野くんたちが悪い。

 どこにも行く予定無かったのに・・・

 葛城くんの田舎までは新幹線と電車を乗り継いで行く。

 私も雪国に行くのは初めてで、万優子と二人で外の景色を見ながらキャーキャーしていた。

 一日の半分くらいを移動に費やして、やっと辿り着いたところは、辺り一面銀世界の温泉町だった。

「いつも孫がお世話になっております」

 葛城くんのおばあ様が私たちを見て、深々と挨拶をした。

「飛行機があれば早いんだけどね~、近くに空港もないしね~。疲れたろう?」

「いえ。外の景色を見ながら、電車に揺られるのも面白かったですよ」

 にこりと言うと、おばあ様は優しく微笑んでくれた。

「さあさ。お部屋にどうぞ」

 昔ながらの純和風。

 初めて見た囲炉裏に万優子と興奮した。

 部屋は男部屋と女部屋の二つ。

 お風呂は近くの温泉に行くことに決まった。

「そうそう。ご飯の支度を少し手伝ってくれるとありがたいんだけどね~」

「良いですよ。お世話になるんだし、それくらいやらせてください」

「おばあちゃん、咲希は料理得意なんですよ~」

 万優子の言葉におばあ様はあら、と言い

「それなら全部任せたいくらいだわね~」

 と、ホホと笑う。

 私はハハと乾いた声で笑うしかなかった。

 全部任されたら・・・何しに来たって感じだし。

 温泉町だけあって、至るところから湯気が上がっている。

 観光がてら、遅めのお昼を外で済まし、夕飯までスノボでも行くかという流れになった。

「あ~・・・じゃあ、私はおばあちゃんのお手伝いするから」

「え~?!」

 声を上げたのは万優子だった。

「今から手伝い?早めに帰って、ちょっとすればいいんじゃないの?ゲレンデが待ってるわよ~!咲希!」

「う~ん・・・でもおばあちゃん一人なんでしょ?大変だよ・・・」

「それは大丈夫だよ」

 葛城くんがにこっと笑った。

「僕のいとこのあおいが手伝う予定だから」

「でも・・・」

 尚も渋る私に、天野くんはため息を吐いた。

「そんなに気になるんならばーさんとこにいたらいーじゃねーか。お前の好きにしろよ」

 珍しく私の意見を聞いてくれた。

 なんかちょっと感激。

「うん。じゃあ、やっぱりおばあちゃんとご飯作ってる。万優子はどうする?」

「しょーがないなー。明日は朝からゲレンデだからね?」

 渋々頷く万優子。

「ごめんね」と言うと、「あいつらと行ってもナンパするの見るだけになりそうだから」と笑った。

 確かに・・・

 このメンツだと・・・おそらくおもてになるだろう・・・

「じゃ、葛城くん。二人の監視よろしくお願いします」

「ほぉ~・・・俺も監視されるんだ?お前、いつから偉くなった?」

 天野くんにじろりと睨まれ、私はくるりと後ろを向いた。

「さ、万優子、帰ろう」

「ちょっと!んもぉ~!!じゃ、またね」

 万優子を引っ張るようにして帰った私たちは、すぐにおばあちゃんと夕飯の支度にかかった。

 葵ちゃんという葛城くんのいとこがどんな人か、ちょっと楽しみでもあった。




「こんにちは~」

「は~い」

 ご飯の準備で手が離せないおばあちゃんに代わり、私が玄関に出た。

 そこには同い年くらいの青年が驚いた表情で立っていた。

「あの・・・どちら様ですか?」

「あんたこそ・・・誰だ?」

 じろりと睨まれ、私は一歩後ろに下がった。

「わ、私は葛城くんの友達で、ここにお世話になっている清原咲希です・・・」

 気迫に負け、私は自己紹介をする。

 青年は「なんだ」と呟き、

「オレは崇のいとこの葵。よろしく」

「えっ?葵・・・って女の子じゃなかったの?!」

「はぁ?」

 青年は目を丸くした。

「崇から聞いてたろ?ばーちゃんの手伝いに来るって・・・」

「いとこの葵、ってだけで・・・。ごめん、てっきり女の子かと思ってて・・・」

「・・・よくあるから、別にいいよ」

 青年はあどけなく笑った。

 その時、台所からおばあ様が出てきた。

「あぁ、葵。こちら清原さん。今、お手伝いしていただいてるのよ」

「うん。今さっき、聞いた」

 葵くんは返事をしながら、ずかずかと台所へ移動していく。

 ニット帽とダウンジャケットをおばあ様に手渡すと、

「じゃ、あとはオレらでするから。ばーちゃんは座ってて良いから」

 と、腰にエプロンを装着する。

 うわ。なんか様になってる!

 ちょっと茶色がかった短めの髪。

 お姉様好みなまだあどけなさの残る顔。

 でも、瞳はキリッとしていて男らしい部分もある。

「あら、じゃあ、葵、よろしくね」

 おばあ様は言うと、自室へ籠ってしまった。

「え~っと・・・あんた、何つったっけ?」

「へ?」

 いきなり声を掛けられ、私は変な声を出した。

「名前。何だっけ?」

「あ・・・清原咲希、よ?で、奥でこっちを見てるのが酒井万優子」

 万優子はもう葵くんを穴が開くほどガン見していた。

 しかも柱の陰から。怖いって。

「じゃあ、咲希と万優、だな。さ、始めるぞ」

 葵くんは両手をパンと合わせて、気合いを入れたようだった。

 本当に料理なんて出来るのかな?

 この疑惑は2分後には払拭されることになった。



「咲希、醤油取って」

「咲希、玉子三個、卵黄だけ取り出しといて」

「咲希、盛り付けよろしく」

「咲希ーー!!」

 あ~~~!!

 なんじゃこの人使いの荒さはっ!

 天野くんを上回るんじゃないか?

 万優子は料理が苦手ってことで、食器を洗ったり片付けたり出したり・・・を繰り返してるんだけど・・・

 私、さっきから走り回ってますけど?

「咲希!」

「は~い!今度は何―――――」

 振り向かずに返事をしたら、むぎゅっと抱きしめられた。

 あぁ、この感じは・・・ 

「天野くん、お帰り。早かったね?」

「・・・まぁな。吹雪いてきたしな」

 耳元で囁く天野くん。

 その頬は確かに氷のように冷たかった。

「暖かい・・・」

 抱き締める腕にさらに力が込められた、その時、

「ちょっと、お前。料理のジャマ」

 葵くんが果敢にも声を掛けた。

「あぁ?!」

 天野くんがゆっくりと声の主のほうへ振り返る。

 めっちゃ不機嫌そうなんですけど・・・

「どっちがジャマしてんだよ、ガキが」

「咲希はまだ料理中なんだ。そんな格好でキッチンに入って来られたら迷惑なんだけど?」

「咲希・・・・だって・・・?」

 私を背中に回し、天野くんは葵くんを正面から見据えた。

 まずい!

 非常にまずいですよ、旦那!

 私は天野くんの腕を握り、

「葵くんはね、葛城くんのいとこでね、お料理の勉強中なんだって」

「だから?」

 うあ~~!

 不機嫌だぞ、このドラゴン!

 私はわたわたしながら、葛城くんと佐伯くんに助けを求めた。

「ほら、天野。清原はダイジョーブだったろ?」

「夕飯できるまでは、部屋で待っとこうよ。清原さんも料理出来ないしさ」

 チラリと二人を見てから、天野くんは私を見下ろした。

「・・・咲希、後で覚悟しとけよ」

「な、なんでよ?」

「ムカつくから」

 八つ当たりじゃん!!

「じゃあな」

 固まってしまった私を残し、天野くんたちは部屋に帰っていった。

 万優子が大袈裟にため息を吐き出す。

「んも~、葵くん。天野くんを怒らしたらダメよ~。咲希ラブなんだから」

「万優子!」

 万優子はペロッと舌を出す。

「ふ~ん」

 葵くんは、天野くんたちが去った方を見たまま、ぽつりと言った。

「受けて立ってやる」

 その声は沸騰したヤカンの笛にかき消され、私には聞こえなかった。



 夕飯の時間になり、男子たちは部屋から出てきた。

 ずらりと食卓にお料理が並べられている。

 そのほとんどを葵くんが一人で作っていた。

 その葵くんは厨房でまだ何やらしてるけど。

「うわっ。すっげ~」

 感嘆の声を上げたのは佐伯くん。

「清原たちも作ったのか?どれ?」

「えーっとね・・・」

 私が教えようとしたその時、声は私の隣からした。

「当てたらキスな」

「えっ・・待っ・・・」

 私が答えるより早く、天野くんは「これとこれとこれ」と指差した。

 当たってやがる・・・

「当たり、だよな?」

 ニヤリと笑う天野くん。

「すご~い!なんで分かったの?」

 万優子が拍手した。

 いや、拍手するとこじゃないし!

「ん?咲希の匂いがしてるから」

 犬かよっ!

 って前にもやったような気が・・・

「凄いな、天野。それだけ清原の料理は食べ慣れてるって?」

 佐伯くんがケラケラと笑っている。

「咲希」

 ギクッ!

 天野くんの甘い低音ボイス。

「覚悟しとけって言ったよな?」

 言いましたよ。

 先ほど仰っていましたよ。

「こっち向け」

 命令キターーー!!

 拒否権ナッシング!

 私はぎこちなく、天野くんの方を向いた。

 いや、向かざるを得なかった。

「おっ。マジでやんのか」

 佐伯くんの声が聞こえる。

「キャー!どーしよー!」

 これは万優子だ。

「き、清原さん・・・」

 葛城くんの心配げな声もする。

「咲希」

 優しく名を呼ぶ天野くん。

 やっぱ、この人、見た目はイケメンかもしれないけど、中身は悪魔だよ!

 いや、ドラゴンなんだけども!

 私は意を決して目を閉じた。

 天野くんがふっと笑った気配がした。

 さあ、来るなら来い!

 来ないなら来ない方が良いけど・・・

 左頬に温かく大きな手が添えられた。

 それだけで身体が跳ねたのが分かった。

 いよいよくる!

 ぎゅっと閉じている目に力を入れた。

チュッ

 音をたて、それは離れた。

 私のおでこから。

 驚きと戸惑いで目を開けると、天野くんは困った顔をしていた。

「なんて顔してんだ」

 事態がよく飲み込めていない私はただただじっと天野くんを見つめていた。

「なんか期待してた?」

 期待・・・?

 ううん。期待なんてしてない。

 でも天野くんのことだから、きっとみんなの前でだってするはずと思って・・・

 これって・・・期待なのかな・・・

 ポロリと目から涙がこぼれた。

 天野くんが息を飲んだのが分かった。

 泣きたいわけでも悲いわけでもない。

 意味不明な涙が頬を伝っていく。

「天野~。なにやってんだよ」

 佐伯くんは呆れているらしい。

「ご・・ごめん。先、食べてて」

 私は天野くんから逃げるように席を立った。

「咲希!」

 天野くんも皆になにか言ってから私の後を追ってきた。

「咲希」

 肩を捕まれ、そのまま抱き締められる。

「ごめん」

 違うと言いたいのに、声が出なかった。

「嫌な思い・・・させた」

「ちがっ・・・。わたし・・勝手に・・・」

「泣くなよ」

 力強い包容。

 でもそれが嫌ではない自分がいる。

 すっぽりと包み込まれることに、安心感すら覚えている。

 私・・きっと、天野くんが好きなんだ・・・

 今更ながらに自分の気持ちに気が付いて、さらに涙が溢れてきた。

 私は『半身』ではない。

 だから、好きになっても仕方がない。

 たぶん、それは天野くんも分かっているはずのことで、だから私をからかうだけにしているんだと思う。

 私のお風呂場に出入口がある以上、帰るのも私の所から。

 この関係を壊してしまったら、きっと天野くんは帰られなくなるとでも思っているのかもしれない。

 私が部屋の扉を開かなければ済むことだから。

「咲希、泣くな」

 言うと、天野くんは私の顎を持ち上げた。そして、

チュッ

 涙で濡れた瞼に口づけを落とす。

「泣くなよ」

 両の瞼に口づけをすると、今度は軽く唇が重ねられた。

「っ!!」

 驚きで涙が引っ込んだ。

「ごめんな」

 そして再び抱き締められる。

 こんなにも天野くんが謝ってるなんて、信じられなかった。

 だから、私はこう言うしかなかった。

「天野くんは・・・謝らないでいい」

 声はくぐもっていて、天野くんに聞こえたかは分からなかったけど、私はそのまま続けた。

「天野くんのせいじゃないから・・・。勝手に涙が出ただけだから・・・」

「・・・了解」

 耳元で聞こえた彼の声はどこか嬉しそうで、私は堪らなくくすぐったくなった。

 少し身をよじると、面白がってか天野くんは耳元に口を寄せる。

 私が再び身をよじった、その時、

「邪魔」

 聞き覚えのある声がした。

「料理が運べないだろ」

 葵くんはどうやら料理を運ぶ途中だったらしい。

 そういえば、あのお食事の部屋から逃げて来たけど・・・ここって、廊下・・・しかも台所に通じてるし・・・

「・・・あんた、場所わきまえたら?」

「負け惜しみか?」

 くっと笑う天野くん。

「だっ・・!良いから退けよ!」

「はいはい」

 言うと、天野くんは私を壁に押し付けた。

 そこに天野くんがぺたりとくっつく。

 な・・何も見えん・・・

「おい!咲希を離せよ!」

「却下」

 出ました。

 俺様発言。

 葵くん、絶対ムカついてるだろうな。

 気の毒になってくるわ。

「ほら、通れるだろ。さ、行った行った」

「・・・・」

 恐らく、天野くんは片手でしっしっと犬でも追い払うようにしているのだろう。

 しばらくすると、葵くんのスリッパの音は聴こえなくなった。

「・・・天野くん?」

「ん?」

 頭の上で声がする。

 私は顔を上げることも出来ない。

 ・・・低い鼻がよけいに低くなる・・・

「もういいんじゃない?」

「なんで?」

 絶対からかっている。

 だって声が楽しそうだし。

「もう泣いてないし」

「だから?」

「押し潰されて壁と一体化したら困るでしょ?」

「そしたら、壁から掘り出してやるよ」

 くつくつと笑う悪魔。

 何を言っても、この人には敵わないんだよな~。

 私はため息混じりに言った。

「分かった。もう好きにしてていいから」

 ひくりと天野くんの肩が揺れた。

 ん?どうしたんだろう・・・?

「咲希・・・ほんとに俺の好きにしていい、のか?」

「え?」

 今度は私が固まる番だった。

 そんなこと言ってないけど?!

「好きにしていいって・・・言ったよな?」

「ち、違う違う!好きにしてていいからって言ったの!」

「・・・似たようなもんだろ」 

 チュッと頭にキスが落とされた。

 あ~~~!

 本気で何をしようとしてるんだ?!このエロドラゴンはっ!

「こら、暴れるな」

 もがくこともできんのかいっ!

「ちょっ・・ちょっと!天野くん!」

「柔らかいな、ほんと」

 頭の上に顎をのせ、天野くんはのんびりと言う。

「一緒の部屋じゃないのが残念だな?」

 疑問形?

 私に同意を求めてるの~?

 いや、でもこの状況で首は縦にも横にも振れませんけど?!

「お前!いい加減、離れろ!」

 声と同時に天野くんが私から離れた。

 とたんに視界が開ける。

 あ~・・・明るい。

 目の前にはからのお盆を持った葵くんが、怒った顔をして立っていた。 

 しかし、私を見ると、一瞬にして顔色が変わる。

「・・・咲希、泣かされたのか?」

「えっ?」

 そういえば、泣いてたっけ・・・

 私は未だに濡れている頬を撫でた。

「お前が泣かせたんだな!」

「さあね」

 しれっという天野くん。

 そのまま「じゃ、お先に」と言うと、皆のいる部屋に行ってしまった。

「咲希・・・無理してないか?」

「え?」

 葵くんの言葉に私は首を傾げた。

「嫌なこと、されてないか?」

「あ~・・・まぁ、ダイジョーブよ」

 曖昧に答えると、葵くんは「本当に?」とずずいと寄ってきた。

 近っ!

 私は半歩後ろに下がる。

 って言っても背中に壁が当たっててこれ以上行けないけど。

「あいつのこと・・・ほんとに好きなの?」

 おぉ!直球!

 まさか、ここまでストレートに聞いてくるとはっ!

 つーか、なんだ?

 葵くん・・・やけに天野くんにつっかかってる気がする・・・

 私にもなんかだし・・・

 これは・・・もしかして・・・

「葵くん、もしかしてさ・・・もしかしてなんだけど私のこと・・・」

 葵くんは、何故か真っ赤になった。

 構わず私は続ける。

「DV受けてる彼女とかって、思ってない?全然違うから。天野くんはそーゆーことしないし。ただ怖いだけ。あ、怖いっても顔とかじゃないし、脅される――――とはちょっと違うかもだけど、ほんとは優しくてかなりエロいけどってフォローになってないかな。で、つまり、天野くんは――――」

スコーン

 私の頭に何かが当たって、カランと床に落ちた。

 見ると、そこにはスプーンがひとつ。

「早く来い!」

 投げたのはどうやら天野くんらしかった。

 ちょっと怒ってる?

「あ、じゃ、そういうことで」

 私は茫然とする葵くんを廊下に残し、やっと夕飯にありついたのだった。



やっと自覚した咲希ちゃん。

進展は・・・あるのかないのか・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ